【フライト記録】長崎アイランドホッピング(1) 福岡ー対馬 OC81便 ボンバルディアDHC8-Q400 2024 ANA塗装なのにORC? 変則的な九州離島便で対馬へ

はじめに

日本は島国なので離島が多く、それは北海道や鹿児島・沖縄に限りません。今回は長崎県の離島路線を多数運行するオリエンタルエアブリッジ運航便に搭乗しました。

オリエンタルエアブリッジ(ORC)の前身は長崎航空で、離島の多い長崎県の離島交通を支える航空会社です。長崎県やANAが株主になっています。

離島便は人口減少などの影響に伴う経営問題などが多いため、それらを解消すべく設置されている地域航空サービスアライアンス協議会のメンバーです(他に、JAL、ANA、天草エアライン、日本エアコミューター)。2019年以降、路線維持のため相互に運航協力がなされています。

就航路線は離島便のみでなく、多角化してきています。2018年の福岡・小松路線就航を皮切りに、2023年には中部国際空港路線も運航開始しました。

長崎空港・福岡空港がハブ空港になります(長崎空港が株主に名を連ねています)。2024年現在、長崎ー壱岐、対馬、五島福江、福岡ー小松、対馬、五島福江、宮崎、中部ー秋田、福岡、宮崎便が運航されています。

ORCの全便がANAと共同運航になっていて、一部路線がJALも名を連ねています。ANAとJALが共同運航便に名を並べるという、奇妙な状況になります。

JALの販売枠はあまり多く無いようで、JALで完売でもANA側で検索すると席が残っていたりします。株主優待枠は特に顕著で、特典航空券枠もANAの方が圧倒的に多いです。

ORCの機材の一部はANAウイングス(ANAの子会社)からレンタルしています。今回利用した便も、ANAウイングスからのレンタルのため、ANA塗装機でした。

2024年春の、福岡発対馬行OC81便の搭乗記録です。

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福岡空港から出発 ボンバルディアDHC8-Q400 ANA塗装機

出発は福岡空港国内線ターミナルです。福岡空港までピーチ航空を利用しました。

国内線ANA SUITE LOUNGEを訪問してから出発です。2023年に頑張ったので、ANAダイヤモンド会員になっていました。プレミアムクラスでもANA SUITE LOUNGEに入れませんが、ダイヤモンド会員なら入れます。

ちなみに、JALステータス会員がJAL便名で搭乗する場合、とてもややこしいことになります。

JAL便名でJALステータス会員がORC便に搭乗する場合
・ORCカウンターで発券(空港によってはANAカウンター)
※JALタッチ&ゴーサービスは利用不可
・ANAプレミアムチェックインで保安検査通過
※JALはJGCやサファイアでも同伴1名利用可能です。ANAの場合、SFCやプラチナでは同伴者は不可です。
・JALのラウンジを利用
※ANAラウンジは利用できません。
・優先搭乗あり。
※JALのステータスはコールされないので搭乗タイミングが不明(笑)。

私はANAで購入したので、チェックインはANAアプリで完結しますし、面倒な事態にはなりませんでした。ORC便をJAL便名で搭乗することはあまりおすすめしません。

福岡空港国内線バスラウンジ

フライトは沖止めで、バスラウンジから機体までバスで移動です。

優先搭乗もありますが、バスに早く乗れるだけです。みんな同じバスなので、お得感はあまりありません。

バスがやってきました。西鉄バスの運行のようです。

搭乗機まで連れて行ってもらいます。

定刻9時55分の出発のOC81便対馬行きに搭乗です。ORCの運航ですが、ボンバルディアDHC8-Q400はANAからのレンタル機材なのでANA塗装です。

DHC8-Q400はプロペラ機(ターボプロップ機)です。滑走路が短い離島空港の発着に活躍します(対馬空港はジェット機でも対応できますが)。

内装もANA機ですから、シートはブルーです。

1列2+2席です。

前席の後ろにはテーブルがあります。ANAの機内雑誌「翼の王国」は、希望すれば配布していただけます。機内WiFiや電源はありません。

機内は半数くらい空席がありました。対馬空港に向かって出発です。

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長崎・対馬空港へ OC81便

さて、離陸しました。福岡空港を北向きに離陸し、博多湾を北西に向かいます。

福岡空港から長崎・対馬空港まで35分の設定です(81マイル)。国内線の中ではかなり短い方です。

途中でシートベルトサインが消えましたが、すぐに着陸態勢に入りました。飲み物のサービスはありません。

対馬の陸地が見えてきました。南東から北西方向に着陸しました。

対馬空港に到着です。

対馬空港はボーディングブリッジもあり、DHC8-Q400は接続可能なはずですが、沖止めで歩いてターミナルビルに向かいます。

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まとめ

2024年に搭乗したORC便・福岡ー対馬の搭乗記録でした。福岡ー対馬路線は1日5便も運航していて、時間帯によっては満席のこともあります。離島路線とはいえ、搭乗率は高い印象です。対馬は観光地として人気がありますしね。

ANA機でORCのスタッフによるサービスという変則的な便です。さらに、JALが共同運航に名を連ねています。ANAのレンタル機を使っている路線は複数あり、ORCとしては珍しくはないようです。ORCは自前の機材が3機しかなく、レンタル機で補っています。

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