はじめに
2021年夏に長野の旅行に行ってきました。前回は、軽井沢町内の観光をしました。今回は佐久地域から長野方面へ、信州の歴史を辿っていきます。
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小諸城址と小諸駅(しなの鉄道・JR小海線)
前回の記事では軽井沢町の追分宿を散策しました。そして、追分宿から国道19号線を西へ、小諸市に向かいました。
小諸駅にやってきました。小諸市街の中心地になります。
小諸駅はホームが5線あります。しなの鉄道だけでなく、JR小海線の終着駅でもあります。4・5番線は小海線のホームになります。
小諸駅前はビルが立ち並んでいます。新宿行きのバスもあります。
小諸駅の南側に小諸城址・懐古園があります。
小諸駅の西側に停車場ガーデンがあります。ここを抜けて、線路の下をくぐると懐古園です。
懐古園の三之門を通って、中に入っていきます。懐古園はほとんど建造物が残っておらず、大手門と三之門のみ現存し、国の重要文化財に指定されています。
小諸城は安土桃山時代、仙石氏の居城でした。センゴク権兵衛というコミックで連載されています。ちょうど2021年現在、コミックで主人公の仙石秀久は小諸城に赴任されたところです。全巻持ってます。大ファンです。
石垣は現存しています。二の丸跡です。
二の丸跡は緑溢れる光景です。徳川と真田の戦いである上田合戦において、徳川方の陣地として使用されたそうです。
城址の本丸跡は神社になっています。
さらに奥には天守台跡があります。やはり遺構のみです。
小諸城址内に小諸市動物園があります。
小諸城はそれほど高い城郭ではないので、緑も多く、ちょっと散策するにはいい感じです。広さも、ほどよい規模です。これからの季節は紅葉が見ごろです。懐古園の紅葉はかなり評価が高いので、一度見てみたいですね。
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上田城址と上田駅(しなの鉄道・長野新幹線)
さらに西へ。上田市にやってきました。上田市は大河ドラマの真田幸村で有名になった真田氏の本拠地だった街です。
上田駅は上田市の中心です。お城口側(北側)が街の中心地になります。真田氏の家紋である六文銭が描かれています。
駅前は巨大なロータリーになっています。小諸駅前より大きなビルが立ち並んでいます。長野新幹線、しなの鉄道、上田鉄道の3路線が乗り入れています。
上田城址までお城口側から1kmもないので、徒歩10分程度です。新幹線に乗っていると、上田城址を眺めることができます。
上田駅の新幹線入り口はお城口側の1階にあります。ここからホームのある2階に昇るかたちです。
しなの鉄道の駅舎は2階となる高架にあります。ホームへはここから降りるかたちになります。
上田鉄道の改札もしなの鉄道の隣に位置していて、橋上高架にあります。ただ、線路も高架になっているので、ホームに直結します。
お城口とは反対側の温泉口の様子です。別所温泉側ということで温泉口というそうです。東急インなどのホテルやロータリーもありますが、お城口側と比較すると閑散としています。
さあ上田城にやってきました。上田駅からみるとすこし小高い位置にあり、やや急な坂を登っていく必要があります。
残念ながら、上田城は石垣などの遺構しか現存していません。敷地は広いですが、ほとんどの建築物が再建したものです。
本丸跡は真田神社になっています。
真田神社の奥に西櫓があります。唯一現存する建築物だそうです。
西櫓前はフォトスポットになっています。真田氏推しの強い上田城ですが、小諸城から移転した仙石氏も居城にしたことがあります。実際のところ、江戸時代のほとんどの期間は松平氏が治めていました。真田氏が治めていたのはわずか40年くらいだそうです。松平氏が可哀想・・・。
城址の敷地は広いです。博物館を訪れたりすれば、観光に半日ぐらい時間がかかると思います。私は1時間くらいで回りました。早すぎますかね?
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川中島古戦場跡
上田市から上信越自動車道に乗って長野方面へ。長野ICで降りて、この日の宿泊予定地である白馬に向かいます。長野市と白馬村の間は、長野オリンピックを契機に整備された県道があり、通称オリンピック道路と呼ばれているようです。
長野ICで降りて県道35号線を北上すると、右手に川中島古戦場史跡公園があります。武田信玄と上杉謙信が戦った、第4次川中島の戦い(八幡原の戦い)の跡地です。
武田信玄と上杉謙信が直接戦った合戦と言われています。
歴史の教科書にも出てくる、激突のシーンを再現した銅像があります(激突はフィクションらしいですが)。
八幡社という神社があります。歴史に関わる史跡には、だいたい神社がありますね。
敷地内には佐久間象山の銅像もあります。長野市出身で江戸時代末期の開国前後に活躍した人物です。
博物館に立ち寄らなければ、15分くらいで散策が終わるかも。無料の駐車場があるのと、長野IC出口から長野市街方面に進めばすぐの場所にあるので、ちょっと立ち寄るにはいい観光地です。
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白馬駅(JR大糸線)
長野市からオリンピック道路で白馬村へ。国道19号線から日高トンネル(有料道)、県道31号線、県道33号線と進みます。2021年現在、国道19号線が土砂災害で復旧作業中のため、走行規制が発生していました。
オリンピック道路は信号も少なく、カーブも少ないので走りやすいです。長野市内から白馬村まで車で1時間程度かかります。
白馬駅に到着しました。JR大糸線の駅です。ホテルではお土産が売っていないので、ちょっと買い出しです。駅前には土産物屋がいくつか並んでいます
白馬駅は列車の運行が少ないので閑散とした雰囲気です。電化路線ですがローカル線なので、電車がくる直前に改札が始まります。新宿から特急列車が1日1往復運行されています。
JR線に多いパターンで、3線のホームがあります。ほとんどの列車が普通列車で、信濃大町と南小谷間を各駅停車します。せめて松本駅まで直通してくれると便利なんですけどねえ。
駅前ロータリーです。コミュニティーバスや路線バスの運行もあるようですが、あまり使い勝手は良く無さそうです。特に観光用の路線は週末しか運行していません。
長野から特急バスが運行されていて、比較的本数も多いです。白馬村へのアクセスとしてはもっともメインの路線だと思われます。新宿からの高速バスも運行しています。冬のスキーシーズンになると、旅行客が大挙して訪れますが、直接ホテルに向かうバスツアーがほとんどですね。
この日の宿泊はコートヤード・バイ・マリオット白馬でした。宿泊の記録はこちら。白馬駅から3kmくらいです。このあたりは車が無いと小回りが利かないので不便ですね。
翌日は松本空港へ向かい、FDA便で神戸空港に戻りました。これで今回の長野旅行は終了です。
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まとめ
2021年に訪問した、長野旅行も終了です。空港、駅、お城と、タビズキ流の観光の旅でした。こんな旅行はだれも付き合ってくれないので、だいたいひとり旅になってしまいます。
コロナ禍の影響もあり、ソーシャルディスタンスを考えると、どうしても屋外施設の観光が多くなってしまいます。ワクチンは接種ずみですが、できるだけリスクは避けたいところです。旅先もコロナの流行が落ち着いている地域を選んでいます。ひとり旅ですから会食も無し。寂しいけど。
まだまだ自由な旅行はできませんが、安全第一で楽しんでいきましょう。
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