はじめに
今回は2025年春に訪れた、東京・成田空港第1ターミナル 国際線エリア(出国後)「ターキッシュエアラインズ ラウンジ (Turkish Airlines Lounge)」を紹介させていただきます。
2025年2月に開設されたばかりのターキッシュエアラインズが運営するラウンジです。コロナ禍前までANA SUITE LOUNGEとして運営されていた場所を改修して新設されました。第4サテライトに位置しています。
私の国内空港・ラウンジ訪問記 一覧はこちら↓
私の海外空港・ラウンジ訪問記 一覧はこちら↓
スポンサーリンク
入室基準
ターキッシュエアラインズ ラウンジ (Turkish Airlines Lounge)
運営時間 17:30~21:45
場所 成田空港第1ターミナル出国後エリア4階 第4サテライト ゲート47付近
ターキッシュエアラインズ ラウンジは、ターキッシュエアラインズの運営する航空会社ラウンジです。ターキッシュエアラインズ ラウンジに搭乗するステータス会員あるいはファーストクラス/ビジネスクラス搭乗者に対するサービスになります。
保安検査後・出国後の国際線エリアにあり、到着時や国内線利用時には利用できません。
第4サテライトの4階にあります。42~47ゲートがある建物からエスカレーターで4階に昇ると正面にあります。
利用条件
・ターキッシュエアラインズ運航便あるいはスターアライアンス運航便の国際線ファーストクラスで出発予定の方および同行者1名
・ターキッシュエアラインズ運航便あるいはスターアライアンス運航便の国際線ビジネスクラスで出発予定の方
・スターアライアンス運航便で出発予定のマイレス&スマイルズのエリートあるいはエリートプラス会員
・スターアライアンス運航便で出発予定のスターアライアンス・ゴールドメンバーおよび同行者1名
2歳未満は0名扱いになります。
ANAはスターアライアンス加盟航空会社なので、ANA便利用のステータス会員やビジネスクラス以上の搭乗客は利用可能です。第4サテライトではエバー航空などのスターアライアンス系航空会社が発着するので、これらのフライトの指定ラウンジになることもあります。
ただし、ANAの指定ラウンジではないので、ANAプレミアムエコノミー搭乗の資格だけで利用することはできませんし、有料利用することもできません(ANAラウンジなら利用可能です)。
ちなみに、成田空港第1ターミナルには下記のラウンジがあります。
成田空港 第1ターミナルのラウンジ(2025年春) PP:プライオリティ・パス
●国内線ラウンジ
・IASS EXECUTIVE LOUNGE1 保安検査前 中央ビル5階 カードラウンジ
・肉料理 やきすき やんま 保安検査前 中央ビル4階 PP対応レストラン
・ANA ARRIVAL LOUNGE 保安検査前 南ウイング1階 ANA運営
●国際線ラウンジ
・I.A.S.S SUPERIOR LOUNGE 希和 – NOA – 出国後3階 PP対応ラウンジ
・Japanese Grill & Craft Beer TATSU 出国後3階 PP対応レストラン
・ANA LOUNGE 出国後2階 第2サテライト ANA運営
・ANA LOUNGE 出国後4階 第5サテライト ANA運営
・ANA SUITE LOUNGE 出国後4階 第5サテライト ANA運営(first)
・ユナイテッドクラブ 出国後4階 中央ビル UA運営
・ターキッシュ エアラインズ ラウンジ 出国後4階 TK運営
・KAL LOUNGE 国際線4階 中央ビル 大韓航空運営
・NARITA PREMIER LOUNGE 国際線4階 第1サテライト 商用ラウンジ
内部の様子とサービス
ターキッシュエアラインズ ラウンジの様子です。今回の訪問は2025年のものです。
サービス内容としては以下のものがあります。
席数105席
・ビュッフェとソフトドリンク
・アルコール
・無線LAN
・トイレ
・シャワー(3室)
・祈祷室
・テレホンブース
ターキッシュエアラインズの模型がお出迎えです。
ラウンジのメインルームに向かう通路にはカラフルな世界地図が飾られています。
さて奥に入りましょう。
105席しかないので、広いとは言えません。訪問したのは13時ごろですが、利用者はあまり多くありませんでした。ANAラウンジに比べると静かで上品な雰囲気があります。
さらに利用者が減って、ほぼ貸し切り状態になりました。
駐機場に面していて、採光良く明るいスペースです。右手に会議室らしきエリアがありますが、利用不可でした。
仮眠に適したチェアもあります。
窓際に面した席は、ビジネスユースによさそうです。多くの席にコンセントとtype CのUSBポートが備わっています。
電話用ブース。
イスラム教系の航空会社なので、プレイヤールーム(祈祷室)もあります。シャワールームは後ほど紹介します。
フードプレゼンテーション
お食事の紹介です。広い区画が用意されているわけではありません。
カレーなどのホットミール類。
お蕎麦、スープなど。
サラダ、サンドイッチなど。
マフィンなどのベーカリー類。
果物やデトックスウォーター。
スナック類。
ワッフルメーカー。
おすすめは、こちらのピデ(ピザのようなトルコ料理)です。もちろん、ラウンジ内で作られているそうです。
飲み物の紹介に移ります。冷蔵庫にはソフトドリンク類。
ハイネケンの瓶ビールやワイン類。
ワイン類はちゃんと外に出してくれています。
各種スピリッツ、日本酒、焼酎などもあります。
アサヒビールのサーバー、ソフトドリンクサーバー、ネスプレッソマシン。
そして、ターキッシュコーヒー(トルコ珈琲)のコーナーです。本場のターキッシュコーヒーを楽しむことができます。
こんな感じでいただきました。やはりターキッシュコーヒーとピデは外せませんね。
外資系航空会社ラウンジですが、日本人好みの食べ物も多く用意されています。ピデをいただくだけでも訪問するメリット大です。
シャワールーム
シャワールームは受付から見てラウンジエリアの反対側にあります(祈祷室のさらに奥)。
受付でシャワーの利用を申し入れると、案内してもらえます。シャワールームのカードを手渡されるので、利用後に受付に返却します。
シャワールームは3部屋あります。ANA SUITE LOUNGEのころのシャワールームをそのまま転用しているようです。
シャワールーム内の様子です。トイレも併設されています。
スリッパ、歯ブラシ、クシ、タオルなどのアメニティが用意されています。残念ながらカミソリはありません。
洗面台下にはごみ箱、ラゲッジラック、椅子が収納されていました。
ドライヤーはSALAWITのドライヤーが設置されています。靴ベラもありました。
シャワーブースはドアで仕切られていません。シャワーはハンディタイプです。
アメニティはSARAYAのLACHEVERTです。ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートにも採用されているシャワーアメニティです。
まとめ
2025年春に訪問した成田国際空港第1ターミナルのターキッシュエアラインズ ラウンジ (Turkish Airlines Lounge) の紹介でした。2025年2月に開設されたばかりの新しいラウンジで、ターキッシュエアラインズの運営する航空会社ラウンジになります。
2025年現在、トルコ以外のターキッシュエアラインズ ラウンジはナイロビ、ブヌコボ(ロシア・モスクワ)、マイアミ、ダレス(ワシントン)、スワンナプーム(タイ・バンコク)、ジョン・F・ケネディ(ニューヨーク)の6つがあるそうで、成田は7つ目になります。
ターキッシュエアラインズ ラウンジの開設に伴い、2025年3月から成田ーイスタンブール便は1日1便に増便されました。ラウンジは今後拡張予定で、最終的に開設時の倍の広さになるそうです。トルコ国外では広さが最大になるようです。
1日1便の航空会社のラウンジとしてはかなり大型で、しかも運営時間が長く設定されています。第4サテライトはANAラウンジから距離があるので、第4サテライト発着便のスターアライアンスラウンジとしての役割をしているようです。あるいは、ターキッシュエアラインズはさらに増便予定なのかもしれません。
利用者が比較的少なく、本場のピデやターキッシュコーヒーをいただくことができるのがおすすめポイントです。
残念ながらプライオリティ・パスの対象ラウンジではありませんが、バンコク・スワンナプーム空港のターキッシュエアラインズ ラウンジは、2025年4月以降もプライオリティ・パスで利用可能です。そちらでもピデやターキッシュコーヒーが提供されているので、バンコク訪問の際は利用してみてはいかがでしょうか。
ANAラウンジはSFC会員で混雑しがちなので、シャワールーム難民が発生することもあります。どうしてもシャワーを浴びたいケースでは、第4サテライトまで足を伸ばすのもありでしょう。第1ターミナルは歩行距離が長くなりがちなので、フライトの時間に注意しながら利用することをお勧めします。