【国内鉄道旅】2010年上野から 乗り鉄旅(2) 津軽鉄道「走れメロス号」

はじめに

2010年の秋田・青森の旅の続きです。前回は上野から秋田まで寝台特急「あけぼの」に乗り、そのあと五能線を「リゾートしらかみ」で旅しています。今回は、五能線のウェスパ椿山から鉄道旅を再開します。

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五能線を「リゾートしらかみ」で北上

ーJR東日本公式ホームページより引用・改変ー

JRウェスパ椿山駅は屋根が無いので、炎天下ではかなりつらいです。駅の外で屋根があるところで待機して列車を待ちます。

こんどは橅(ぶな)編成のキハ40系気動車です。13時30分ごろ出発しました。

車窓から日本海の海を眺めながら、列車は海岸線を北上していきます。

14時ごろ、千畳敷駅に到着。

千畳敷駅はすぐ目の前に海岸が広がっています。停車時間が10分程度あるので、十分観光可能です。

特徴的な階段状の岩が広がっています。千畳敷と名の付く名勝は日本各地にありますが、広い平坦な断面を積み重ねたように見えるのが共通しています。

炎天下での散策はなかなかハードでした。せっかくの機会ですし、車内に残っているのはもったいないです。

千畳敷には記念碑があります。文豪「太宰治」の小説にも登場するようですね。太宰治は青森県の津軽地方出身です。

観光を終えて列車に戻ってきました。同じ列車に乗ってさらに北へ向かいます。

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津軽鉄道「走れメロス」

1時間近く乗車し、15時頃に五所川原駅に到着しました。太宰治の出身地、五所川原市の駅です。

JR駅の真横に、津軽五所川原駅があります。構内はJRと共用ですが、3番線が津軽鉄道専用になります。

津軽21形気動車「走れメロス」です。津軽地方は太宰治おしです。

車内には風鈴がぶら下がっていました。冬場はストーブがあったりするようです。

全線単線区間で、とちゅうで対向列車の行き違いもあります。

40分くらいで、終着駅の津軽中里駅が見えてきました。

津軽鉄道の終着駅「津軽中里駅」です。隣に併設されているスーパーは、私の訪問した当時(2010年)は閉店しており、駅前も含めてかなり閑散とした印象でした(その後、物産店のようなものがオープンしたらしい)。

みてのとおり、駅から先は線路がつづいていません(踏切内の歩道から撮影しています)。以前は青森駅まで延伸するプランもあったようですが、利用客も減少しており、今後の進展はありません。

この駅からは乗り換える路線もないので、折り返しは同じ列車になります。次の発車まで40分くらいあり、かなり手持無沙汰な状態です。唯一観光できそうな中里城跡まで2.5km、徒歩30分です。

それでもすることがないので、頑張って行ってきました。山をのぼることになるので、2.5kmといっても大変です。しかも、真夏。

訪問者は私以外誰もおらず、閑散とした様子。ざっと見て回りましたが、観光地として整備されているわけでは無さそうです。真夏の山の中なので、虫が大量に飛び交っていました。長袖のパーカーで全身を守ります。ということで、真夏に長袖パーカーで汗だくの状況・・・地獄絵図です。

帰りの電車の都合もあるので、駅まで必死に走ります。ああ、これこそ走れメロス。どちらも地獄です。観光は時間に余裕を持ってしましょう(笑)。

ちゃんと電車が待ってくれていました。

第3セクターを除けば、日本最北の私鉄で間違いないでしょう。2010年当時の看板なので、その後、さらに北に設立した第3セクターがあります。

帰りの切符を購入。今は珍しい、硬券の切符です。

16時40分ごろ出発。来た路線を引き返します。

芦野公園駅付近の写真です。サクラの季節にはにぎわうそうです。公園には太宰治の銅像があるらしいです。

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まとめ

2010年の上野駅からの鉄道旅です。今回は五能線を北上し、津軽鉄道を踏破しました。また五能線の五所川原駅まで戻ってきたので、次回は五能線で開始して帰路につきます。

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