【国内旅行】2016年札幌から 乗り鉄旅(2)留萌本線 増毛駅訪問

はじめに

コロナ禍が続く2021年。まだまだ通常日常にもどらない今日この頃。今回は2016年晩冬に訪問した、留萌本線への旅をアップさせていただきます。留萌本線は2016年末に部分廃線となっていて、2015年に公式発表されていたため、廃線が確定していた時期でした。

実はすでにアップしたJR札沼線訪問記事の続きです。前回の記事はこちら。

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JR深川駅から留萌本線へ

前回の記事はJR北海道の札幌駅から開始しました。JR札沼線(学園都市線)を北東へ、終点の新十津川駅で下車しました。

JR札沼線JR北海道の札沼線は、その名前の通り札幌~石狩沼田間の路線になりますが、新十津川~石狩沼田間は1972年に廃線になっています(石狩沼田駅は留萌本線の駅として存続)。そして、2020年4月17日をもって、北海道医療大学~新十津川間も廃線になりました。

新十津川駅から歩いてすぐの役場前にバス停があります。そこそこ本数もあるので、ここからバスに乗って函館本線の滝川駅に向かいます。新十津川駅は函館本線滝川駅との間は5kmもないので歩くことも可能です。

13時30分ごろ滝川駅に到着。雪のない場所で育った私にとっては異世界です。駅が雪に埋もれています。

滝川駅はバス交通の要衝でもあり、駅前には大きなバスターミナルがあります。

13時52分の特急スーパーカムイ17号を待ちます。滝川駅に限りませんが、ローカル地域の駅では、改札の時間帯に制限があります。改札開始待ちになります。

ようやく改札が始まったのでホームに向かいます。

滝川駅は札幌ー旭川を結ぶ函館本線の駅で、多くの特急列車が停車します。また、富良野方面への向かう根室本線の始発駅でもあり、構内は広いです。

スーパーカムイがやってきました。当時のスーパーカムイは旭川~札幌間だけでなく新千歳空港まで延伸して運行していました。札幌ー新千歳空港間は快速エアポートとして運用していましたが、2016年3月のダイヤ改正で直通運転が終了しています。

近距離乗車ですし、今回はフリーキップなんて持っていないので、自由席に乗車します。785系は、2021年現在はカムイの運用から外れ、数編成のみ特急「すずらん」として室蘭本線などで運用されているようです。

滝川駅から深川駅までの特急券と、そこから留萌本線方面へ向かう予定の乗車券です。普通の券売機で買った切符ですから「下車前途無効」と記載されています。このキップを購入したことで、あとで悲劇を生みます。

深川駅までは10分少々で到着。こちらで乗り換えて留萌本線に乗り継ぎます。

留萌本線は深川駅から増毛駅まで(2016年当時)の70km程度の路線です(2016年末に留萌~増毛間は廃線)。石狩地方の内陸部から日本海ほの海岸沿いに向かうルートです。本数は少なく、2-3時間に1本程度しかありません。

本数が少ないので乗り換え待ちになるのですが、ホームは極寒です。駅舎に入ると改札で切符が回収されてしまいます。改札前のスペースが駅構内と繋がっているので寒さはしのげますが、イスが無いので立っているしかありません。乗り継ぎ時間は1時間以上あります。・・・苦行でした。

ー写真は峠下駅で撮影ー

16時過ぎに列車が旭川方面からやってきました。キハ54形気動車で、函館本線から乗り入れで運用です。とにかく寒くて疲れたので、車内に乗って席を確保し座ります。心配しなくても、席はガラガラで、余裕で利用できました。疲れていたので、すぐに寝落ちしてしまいます。

気がつけば17時30分を回っていて、あたりはすっかり闇の中です。ローカル路線のワンマン列車なので、バスの整理券表示と同じような電光表示板があります。もう次は終着駅増毛です。

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闇と吹雪の増毛駅

増毛駅は「ましけ」と読みます。留萌本線の終着駅です。

盲端になっているので、この先は鉄道で乗り継ぐことはできません。乗客は私を含めて5人程度いらっしゃいましたが、ほとんどが鉄道マニアさんのようで、同じ列車で折り返していくことになります。

乗車してきた列車が増毛駅でたたずんでいます。1面1線の駅です。

この駅に来るまで雪は降り続いていて、ほぼ絶え間ない状況です。増毛駅は終着駅なので線路の車止めがあるのですが、線路も含めて雪に埋まっています。よく列車を走らせることができたなあ(実際、このあとしばらくして留萌ー増毛間は災害不通になり、2カ月以上不通状態になりました)。

せっかくですので、駅の外へ出てみました。落ち着いた昭和の雰囲気が薫る駅舎です。

駅の周辺の様子です。意外に(?)家や建物が多いです。人がいないわけではなく、車やバスを利用する方が多いのでしょう。高速バスも運行されており、札幌まで2時間程度で行けます(2021年現在、高速バスも運休中・・・厳しいなあ)。

ちょっと小腹がすいていたのですが、駅前にお店が全くなく断念です。

10分くらいで折り返し列車が出発しました。増毛滞在は短時間になってしまいましたが、次の列車を待つ余裕もなく(2時間待たなくてはならない)、今日中に札幌に戻りたかったので、いたしかたありません。

途中の峠下駅で対向列車の待ち合わせです。どうやら対向列車が遅れているようで、20分くらい待っていました(かなり吹雪いてましたしねえ)。することがないので、駅舎に遊びに行ってみました。

無人駅のはずですが、ロッカールームがあるみたいですね。

そのご列車は回復運転を頑張っていただき、それほど遅れなく19時30分より少し前くらいに深川駅に到着です。

遅延の影響で札幌行きの特急列車に乗り遅れたので、深川駅で1時間の待ち時間ができました。することが無いので、駅前のコンビニで買い出しをして、駅構内でほそぼそと夕食です。

予定より1時間遅れの21時30分過ぎに札幌駅に戻りました。

ちょうどそのとき、寝台急行「はまなす」が札幌駅のホームに入線してきました。2016年3月に運行終了予定の、日本最後のブルートレインです(ブルートレインではないという意見もありますが)。運行終了目前ですから、たまたまお目にかかれたので運がいいのでしょうか(留萌本線で列車が遅れたからなのですが)。

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まとめ

2016年冬に訪問したJR北海道 留萌本線 増毛駅への旅の模様をアップさせていただきました。近年、JR北海道の路線が廃線発表が続いています。廃線前に旅したいのですが、間に合わないことが多いですね。コロナの影響もありますし。

次回も冬の札幌からの旅を続けます。

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