はじめに
2016年晩冬の鉄道旅。前回はJR札沼線、JR留萌本線と廃線の近い路線を観光しました。本当は日高本線も訪問したかったのですが、2015年に鵡川以遠が運休となっている状態であきらめました(2021年に正式に廃線)。
ということで別の場所へ。今回は札幌に戻ってきて、小樽方面に足を延ばします。
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余市蒸溜所を訪問
さて、仕切り直しでJR札幌駅から旅を再開です。
函館本線を朝8時42分発の普通列車で小樽方面へ向かいます。JR札幌駅からの小樽以遠への直行便はほとんどありません。
733系電車だと思われます。真冬ですから、厚着を着込んだ方々が列車に乗ろうと待っています。列車内はかなり混雑。
9時29分に小樽に到着です。今回は小樽で9時44分発倶知安ゆきに乗り換えます。さらに西へ。
たぶんキハ150形気動車でしょうか。10時7分余市で下車しました。
余市はアサヒグループのニッカウヰスキーが運営する余市蒸溜所が有名です。2015年8月にシングルモルトウイスキー「余市」の原酒が尽きたため、余市シリーズの販売終了がニュースになりました(ノンエイジだけ現在も販売されています)。
2014-2015年のNHKの連続ドラマ「マッサン」でも有名になった蒸溜所です。
JR余市駅から徒歩3分程度です。駅前をまっすぐ歩いて、信号をひとつ超えてすぐ左手にあります。
余市蒸溜所です。2021年7月現在、まん延防止等重点措置の影響で、見学することができません。
蒸溜所内では、ウイスキーの蒸溜過程を見学することができます。
敷地内はかなり広いです。雪が積もっていて迷いそう。
見学はガイドさんにつれられて案内していただけます。蒸溜作業の見学をできます。一通り見学後に、お酒の試飲もできますよ。
ドラマで出てきた「リタ」のお家でしょうか。
レストラン「樽」で昼食をいただくことにしました。
ウイスキー・ワイン・ラムしゃぶです。お値段は比較的リーズナブル。
観光を終えて余市駅に戻ります。
余市駅13時7分発普通列車で小樽駅へ。ちょっと吹雪いてきたので、寒い寒い。こんなに早くドアが開いてくれと願ったことはありません。
乗車余市ー小樽間は圧倒的にバスの便数が多いのですが、冬季は運休便もありました。
小樽駅に13時30分着。冬の小樽を観光します。
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雪の小樽を観光
小樽駅から街にでます。雪は小康状態になっていました。小樽運河方面に歩いていきます。いろいろなお店が並んでいて、食べ歩きも楽しいです。
鉄道好きならチェックポイントがあります。手宮線跡地。手宮線は1985年に廃線になった路線で、南小樽駅から手宮駅に延びていた路線です。現在でも線路が残されています。
ー写真は2005年の小樽交通記念館時代のものー
手宮駅は小樽市総合博物館として保存されています(2007年に小樽交通記念館が小樽市総合博物館にリニューアルオープンしています)。転車台などが現存しています。今回は訪問していません。
雪の小樽運河はいい味を出していますね。運河には観光用の船が走っています。散策を続けます。
小樽には大正浪漫な雰囲気を残している古い建物が残っています。旧百十三銀行小樽支店の建物を利用してアクセサリー類を販売している小樽浪漫館もそのうちの一つです。他にも旧ナントカ銀行という建物が多く残っています。門司港の街並みに少し似ていますね。
寒くて建物に避難しました。こちらの建物には喫茶店があり、寒さと歩きで疲れた体を癒すためにお邪魔しました。
ホットコーヒーをいただいて、ちょっと一服です。
さらに歩くと、六花亭 小樽運河亭がありました。こちらも観光客でいっぱいです。見ての通り雪が強くなってきたので、もう一度建物内に避難。お土産を見繕いました。
寒かったので「温泉に入りたい」とスマホで検索。路線バスで近くの温泉に向かいました。温泉に入ってゆっくりして、建物から出たら極寒です。一瞬で体が冷えてしまいました。北海道の冬をなめていましたね。温泉効果は全くなしです。
小樽観光を終えて、路線バスで小樽駅へ。そして札幌に帰りました。
翌日、余市訪問の興奮がまだまだ残っていました。札幌に戻った後、とにかく「余市」を飲んでみたいとの衝動が。でもねえ、シングルモルト「余市」は販売停止しているはずなので、どうやったらいただけるか。
ということで、夜になってから、札幌市内の「BAR PROOF」を邪魔しました。すすきの駅近くのビルの一角にあります。少し早めの時間帯で、お客さんは少なかったです。マスターは真摯で優しい方でした。一見さんの私ですが、会話の相手をしていただけました。
余市に観光に行ってきた話や、余市のウイスキーの話などをしたあと、「余市」があるか尋ねたところ在庫があるとのことでした。
ー写真は水割り?梅酒かな(笑)? あまりちゃんと覚えていませんー
いただいたのがシングルモルト余市15年です。2016年当時でも、市場からほぼ枯渇して希少価値のあるウイスキーです。在庫があるとのことで、水割りでいただきました(ばか舌なのでわかってないのですが、飲みやすいのに深い味わいが良かった記憶があります)。
ほろ酔い気分の中で、冬の札幌の夜がふけていきました。
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まとめ
2016年冬に訪問したJR北海道 函館本線 余市・小樽へのショートトリップをアップさせていただきました。今回のテーマは鉄道というより余市のウイスキーですね。小樽の雰囲気と言い、懐かしさを感じる北海道でした。
次回も、まだまだ、冬の札幌からの旅を続けます。
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