今回の記事では、世界一周ではなく弾丸旅行のいろはを紹介したいと思います。
2023年のANA特典航空券キャンペーンと併用して、お得に旅しましょう。
私だって、長い時間をかけて旅行したいし、長期滞在したいです。短時間滞在の旅行を数多くするより、1回の旅行で長い期間観光するほうがコスパもいいです。そして、平日に旅行するほうが交通費も宿泊費も安くなります。
でも、俗世のしがらみといいますか、生きていくにはお仕事をしなければいけません。職場で休みをいただかないと旅行に行けません。私のように、有休もとれない、週末以外に休みを取れない方も多いと思います。
私の場合、その週末すらきちんと休みをとれるか直前までわからない、そんな不安定な勤務状況です。週末の休みしか旅行できないから、どうしても弾丸旅行になってしまいます。現地滞在時間半日、24時間未満は当たりまえ、観光地を駆け回ってこそ弾丸旅行(?)です。
旅行は思い立ったが吉日。直前予約で週末の土日の休みだけを利用して旅の計画を練ってみましょう。今回の記事では交通手段に関してのみ触れています。
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国内弾丸旅行 ANAのトクたびマイルとLCCを有効利用
ご存知の通り、国内線航空券は早く購入するほどお得です。2カ月くらい前の割引率と1週間前くらいの価格では、かなり差があります。例えば、羽田ー那覇便だと、早期に購入すれば10,000円くらいになることもありますが、直前だと40,000円くらいになっていることも。週末だと特に価格が上昇します。
じゃあ、どうするか。とりあえず以下の方法を考えてみましょう。
・電車を使う
・株主優待券を利用する
・ANAのトクたびマイルを利用する
・LCC路線を検討する
・パック旅行を利用する
電車を使う 直前でも料金は変わらず
ときどき自分でも忘れちゃうんですが、私は飛行機より電車の方が好きです(いや本当に)。JRの特急券は一か月前からの販売で、正規料金だと直前でも値段が変わりません(最近では早期割引を導入している区間もあります)。
JR西日本では、前日から発売するJ-WESTチケットレスという格安チケットをはじめ、直前こそ安く購入できる方法があります。鉄道は直前購入でも高くならないのがうれしいです(満席になってるとだめなのですが)。
沖縄のように陸続きでない地域には行けませんが、線路が途切れない限り行けるのが鉄道です。飛行機にこだわりが無いなら鉄道を使って目的地を目指しましょう。
鉄道は直前でも高くない 国内なら電車でその日のうちにたどり着けます。
株主優待券を利用する キャンセル料がかなり安い
航空券は正規料金で購入する方はまれだと思います。多くの方は、早期割引のチケットを購入しますが、割引チケットはキャンセル時に高い手数料が発生するデメリットがあります。
JALやANAの場合、株主優待券を利用すると正規料金の半額で購入できます。小児はさらに半額になるのでかなりお得です(飛行機の小児料金は、多くの場合、大人と差があまりありません)。
株主優待券は株主に贈られてくるのが原則ですが、金券ショップなどで購入できます(コロナ禍も一段落して価格上昇傾向ですが、2,000~2,500円くらいで購入できます)。そして、キャンセルする場合の手数料も破格の安さですし(出発直前までキャンセル可能)、日時の変更は無料です。
株主優待券のデメリットは優待券用の販売数が限定されていることです。出発前になると、人気のある便では株主優待券用の販売枠が売り切れていることがあります。直前に安く購入するために利用するより、早めに購入して旅行がダメそうならキャンセルするというのがお得な使い道だと思います。
株主優待券はキャンセルや変更の負担が少なく、安く購入できる。
ただし、販売席数が限定されているので早めに購入するほうがおすすめ。
ANAのトクたびマイルを利用する 直前予約・割安マイルでお得
航空会社の発行するマイル利用して航空券を予約する特典航空券の中で、国内線でお得にマイルを利用するなら「トクたびマイル(ANA)」「どこかにマイル(JAL)」が挙げられます。どこかにマイルは旅先や便の時間帯の事前把握ができないため、弾丸旅行としては使いづらいです。
ANAのトクたびマイルは、毎週火曜日の正午に対象路線が公表され、翌日水曜日0時から発売開始となります。対象便はその週の木曜日~翌週水曜日です。通常より30~50%くらい少ないマイル数で予約可能で、1マイル3~5円くらいの価値で利用できます。
デメリットとしては、予約可能席数が限定されてる上に、予約開始時点ですでに満席になっている可能性もあります。
ANAのトクたびマイルは直前にお得に予約可能 対象路線も豊富
LCCを利用する
JALやANAより大幅に安い価格を実現するLCC(ローコストキャリア)。日本でもピーチやジェットスターなど、多くの会社が参入しています。
安いのはメリットですが、座席指定や預入荷物が有料だったり、機内ドリンクサービスが無かったり、マイルがたまらなかったりとデメリットもあります。直前予約や人気路線予約だと、FSC(フルサービスキャリア)と値段が変わらなくなったりするので、必ずしもLCCがお得とは限りません。
不人気路線だと直前予約でもかなり安く予約できることもありますが、そういった路線は航空会社側のコスパが悪いので、自然に廃線になってしまう傾向があります。結局のところ、直前はあまり安く利用できないことが多いので、値段をにらめっこしながらの利用になります。私のおすすめとして4番目になっているのはそういった理由からです。
LCCは直前だと高くなりやすいので、弾丸旅行での有用性は限定的
パック旅行を利用する 全国割やキャンセル料の安さが魅力
ANAトラベラーズダイナミックパッケージやJALパックなど、航空会社のパック旅行もおすすめです。直前予約でも航空券の値段が高くなっていない場合が多く、宿泊も込みで安い値段設定になっています。全国割の利用もできる場合があります。キャンセル料も抑えられていることが多いです。
宿泊の予約に自由度が落ちてしまうのは難点ですね。ホテル独自のお得なプランや、ホテル会員制度を利用できません。私のようにホテルの上級会員を維持している者にとっては、会員特典を享受できないためメリットが乏しい印象です。
パック旅行は直前でも航空券料金が抑えられていて、宿泊も込みでお得
ホテル会員特典が利用できないのは残念
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海外弾丸旅行 JAL片道特典航空券や海外発券を利用
2023年になり海外旅行のハードルがかなり低くなりましたが、円高と原油高の影響で、サーチャージ(燃油特別付加運賃)は高止まりになっています。サーチャージをなくす方法は下記の通り。
・LCC(ピーチ・ZIP AIR)を使う
・サーチャージ不要の特典航空券を利用する
・スカイチーム世界一周航空券を利用する
また、コロナ禍があけて有効期限が切れるマイルを利用して運賃を安くしたくても、なかなか往復の特典航空券が確保できないことも。特典航空券をうまく利用する方法として下記の通り。
・片道発券の特典航空券+片道LCC
・海外発券を利用する
・片道発券の特典航空券+片道有償航空券
国際線航空券の場合、大手航空会社の格安有償航空券は現地滞在時間が最低1日~2日必要という縛りがあります。私たちがよく利用するエコノミーの安いチケットでは、半日滞在や1日滞在などの弾丸旅行はできません。お得に上手に旅行する手段を探する必要があります。
特典航空券の有効利用 最低滞在時間に縛られない弾丸旅行におすすめ
特典航空券は航空会社のマイルを消費することによって利用できます。航空料金が不要(サーチャージなどの諸費用は必要)なのが最大のメリットです。さらに、隠れたメリットとして、キャンセル料が安いほか、特典航空券だと現地滞在時間が半日や2日くらいでも費用が変わりません。
先ほども書きましたが、大手航空会社の格安有償航空券は現地滞在時間が最低1日~2日必要という縛りがあります。正規運賃だと滞在期間の縛りがなくなるのですが、正規運賃のエコノミークラス料金は格安のビジネスクラス料金とあまり変わりません(むしろ高くなるケースもあります)。弾丸旅行こそ特典航空券を積極的に利用すべきです。
LCCを利用する 片道発券もおすすめ
勘違いされていることが多いのですが、全てのLCCがサーチャージ込料金というわけではなありません。ジンエアー、エアプサンなど、外資系のLCCはサーチャージが必要になります。日本のLCCであるZIP AIRやピーチはサーチャージなしの設定なのでお得。
JALの国際線特典航空券は(提携航空会社特典航空券も含め)、片道発券が可能です。ビジネスクラス以上の席を往復ともに確保するのは難しいので、片道はLCCにするのも選択肢だと思います。LCCは片道発券も可能ですし、現地滞在時間の縛りもありません。
サーチャ―ジ不要の特典航空券を利用する
カンタス航空やニュージーランド航空などの一部の航空会社を除き、国際線航空券はサーチャージが必要になります。ただし、特典航空券だとサーチャージが不要になることもあります。
JALマイルで発券する場合:アメリカン航空、カタール航空、マレーシア航空、スリランカ航空、エミレーツ航空
ANAマイルで発券する場合:エアカナダ
アメリカの航空会社のマイルで特典航空券を利用する場合、もっと多くの航空会社がでサーチャージを無料にできます。海外航空会社のマイルを貯めるのは大変ですが、マリオットホテルのクレジットカード会員の場合、マリオットポイントをさまざまな航空会社のマイルに交換することが可能なので検討してもいいでしょう。
スカイチーム世界一周航空券はサーチャージ不要
スカイチーム世界一周航空券はサーチャージが含まれています。原油高の影響は受けません。そもそも弾丸旅行ではなくなってしまうのがデメリットかもしれませんが、3路線だけのエコノミークラスで弾丸世界一周だと、35万円くらいで行けます。
特典航空券と有償航空券の組み合わせ
JALの場合、片道の特典航空券利用時に組み合わせ可能な片道有償航空券が販売されています。まあ、特典航空券が割高なのであまり有益とは言えませんが、一つの選択肢だと思います。
海外発券航空券を利用する
ANAのように特典航空券の片道発券ができない場合、帰路を海外発券航空券(出発点が海外の航空券)も選択肢です。もう一度、同じ場所に戻る必要があるのがデメリット(?)ですが、また訪問する楽しみがあると考えてもいいでしょう。
日本の航空会社の海外発券航空券は少し料金が安くなります。また、より安いチケットでも上位クラスにアップグレード可能だったりします。マイレージ修行で海外発券を混ぜるのは良く知られたおすすめの方法です。
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まとめ
国内線弾丸旅行はANAのトク旅マイルや株主優待券利用が中心になります。
海外弾丸旅行は最低滞在時間をクリアするために、LCCや特典航空券を利用して発券する必要があります。できればサーチャージを安くすませる方法も検討してみましょう。
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