目次
はじめに
今回の記事から、2025年夏の旅記録をアップさせていただきます。東南アジア~オーストラリアの周遊旅行です。私にとって珍しく弾丸旅行ではないので、今回は海外周遊旅行と標題させていただきました(カテゴリーは世界弾丸旅行2025に入れています)。世界一周航空券の旅2025以来の海外旅行です。
航空券代の高騰が著しい昨今、海外旅行のハードルがどんどん上がっています。コロナ禍以前と比べて、フライトや宿泊料金は2~3倍くらいでしょうか。日本人の海外旅行客が減少しているのもうなずけます。日本の航空会社も、日本人の海外旅行客よりインバウンド客のターゲットにシフトしつつあります。
航空券が購入できないなら特典航空券です。陸マイラーにはマイルがあります。JALマイルによる特典航空券は特典航空券PLUS導入の影響でかなりコスパが悪いですが、ANAの特典航空券ならコスパ良好です。ただし、予約枠が少ないのでなかなか席を確保できません。
今回、私はオーストラリアに行きたいと思いたちました。つい最近メルボルンに行ったばかりですが、シックな街並みが郷愁をそそるというか、いい感じだったんですよね。日本の夏が暑すぎるので、オーストラリアは冬だから避暑におすすめです。冬でも暖かいし。
特典航空券を検索していたのですが、直行便が全くヒットしません。日本は夏の繁忙期なので仕方ない面もあります。中距離路線だとエコノミークラスはしんどいので、ビジネスクラスにこだわったからでもありますが。
せっかくなので、途中で東南アジアにも立ち寄るコースを設定しました。往路はシンガポール経由です。シンガポール以遠はシンガポール航空のお世話になります。相変わらずシンガポール航空のビジネスクラスは特典航空券で確保するのが無理筋なので、そこはエコノミークラスで我慢ですね。
前置きが長くなりましたが、2025年2度目のオーストラリア旅行に出かけたいと思います。オーストラリアはETAS(電子渡航許可)の事前申請が必要ですが、前回のETASが有効期限内なのでそのままでOKです(宿泊情報などの更新も不要でした)。経由するシンガポールでは入国予定なのでSG入国カードの事前申請が必要です(入国3日前から記入可能)。電子入国カードは忘れそうになるので注意しましょう。
スポンサーリンク
羽田空港から第2ターミナル出発
今回の旅の始まりは羽田空港第2ターミナルからです。
相変わらず羽田空港の滑走路は混雑していて、大阪からの便は遅延して到着しました。ANAもJALも収益の少ない伊丹便の席を減らしていますが、それより便数を減らして混雑を解消する方が先決だと思います。
羽田便は30分~1時間くらいの遅延は常態化しているので、東海道新幹線の優位性がどんどん増しています。伊丹ー羽田便は所要時間が増大して平均80分くらいに設定されている(都市部からの移動時間を含めると2時間を超えてきています)ので、定時性が壊滅的な状況ですし、減便してでも定時性・速達性を回復してもいいような気がします。
それがだめなら、もう少し国際線(特にJAL、ANA便)の地域空港移管を進めてもいいでしょうね。福岡空港や千歳空港もパンク寸前のようですが、関西空港や中部空港は余裕がありそうです。
とりあえず愚痴はここまでにして、羽田空港第2ターミナル乗り継ぎでANA国際線に移動します。搭乗予定のシンガポール便は第2ターミナルから出発なので、ターミナル移動が不要で楽ですね。
当ブログではプライバシーに関して配慮しています。羽田空港と同様の規制をしていた日本野球機構は2025年9月1日に野球場内の静止画アップを解禁しました。羽田空港は2025年9月にセキュリティチェックで問題を起こしていますし、出発遅延も頻発しています。いろいろとしっかりしてほしいところです。
22時前の保安検査場はほぼ待ち時間なしで通過です。羽田空港第2ターミナル国際線の保安検査場前で搭乗券読み込み(プレチェックイン済みのQRコード)をするのですが、何度も利用していますが私はきちんと認証できたことがありません(逆に世界中のどこの空港でも失敗したことはありません)。いつも検査係の方に別途チェックしてもらっています。
昨今の羽田空港って、遅延するし、機械はいまいちだし、日本人は写真撮影不可だし、いいとこなしですね。そら、他国のハブ空港に勝てんわ。
ANA LOUNGE: ANA公式HP<https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/lounge/international/hnd>より引用
搭乗前にシャワーを浴びたかったのですが、POWER LOUNGE PREMIUMは3時間待ち、ANAラウンジは事前申込制で申し込みを忘れていたので利用できませんでした(ちなみに、予約なしだと4時間待ちでした・・・)。お食事を軽くいただいて、フライトに臨みます。
POWER LOUNGE PREMIUM:羽田空港公式HP<https://tokyo-haneda.com/service/facilities/lounge.html?tab=terminal2>より引用
搭乗時間が近づき、ゲートに向かいます。
NH843便 ANA ボーイングB787-9 ビジネスクラスに搭乗
NH843便ボーイングB787-9 ビジネスクラスに搭乗です。搭乗してからわかったのですが、ピカチュウジェットNHでした。2023年6月に運用開始したボーイング787-9(JA894A)で、50cmくらいのピカチュウ人形がお出迎えしてくれます。
ピカチュウジェットNH搭乗は3回目です。ビジネスクラスに1回、プレミアムエコノミーに1回搭乗したことがあります。ANA国際便に乗る機会は多くないのですが、ポケモン率が高いですね。2022年以降ANA国際線16便に搭乗し、そのうち3便がピカチュウジェット、1便がイーブイジェットです。
ピカチュウジェットNHだと、飲み物についてくる紙ナプキンがポケモン仕様です。
ピカチュウジェットNH搭乗証明書(2023年)
以前搭乗した際は、ピカチュウジェットNHの搭乗照明書が配布されましたが、今回はありませんでした。配布が終了したのかもしれません。
ANAカラーのブルーを基調とするシートです。最新ではありませんが、ANA主力のビジネスクラスシートで、スタッガードシートになります。
足元は前席のテーブル下に滑り込むようになっています。ディスプレイは18インチでタッチパネル式です。
就寝時はフルフラットになります。
シートの上には、スリッパ、アメニティポーチ、ヘッドホン、クッションなどが置かれています。
サイドテーブルにはユニバーサルタイプマルチプラグとUSB充電ポートが設置されていて、ミネラルウォーターが用意されています。
アメニティポーチはシンプルな和柄のきんちゃく袋です。最近のANAは、近中距離線ではアメニティセットが簡略化される傾向にあります。アイマスク、マスク、イヤープラグ、歯ブラシセットなどがはいっていました。
利用客は日本人と海外の方が半々くらいでしょうか。出発は羽田空港あるあるの滑走路混雑で遅延気味でした。
NH843便 ANA ボーイングB787-9 ビジネスクラスのお食事
定常飛行になってからしばらくすると、アミューズの提供がありました。
アミューズ
ANAオリジナルナッツチリパイスティック
砂肝 チーズとオリーブ
希望すれば、軽食の提供もあります。
軽いお食事
タンドリーチキンサンドイッチ
チキンとマッシュルームのカレー
スープ 茅乃舎 野菜スープ
麺 類 ANAオリジナル ~恵みの北海道~ 濃厚ねぎ味噌ラーメン
リフレッシュメント ハーゲンダッツ アイスクリーム
おつまみ
ミックスナッツ
黒糖風味米菓子
スナックミックス
フォンダンビスキュイ
ラウンジである程度食べてきているので、さっさと寝ることにしました。
フライトは7時間の設定です。シートをフラットにしてぐっすり眠りました。到着2時間くらい前に朝食の提供です。
和食
前菜
くらげ酢 土佐酢ジュレ のどぐろ小袖寿司 酒粕チーズカステラ 蓮根東寺揚げ
主菜 銀鰈幽庵焼き 俵御飯
味噌汁 香の物 フルーツ
洋食
メインディッシュ モッツァレラチーズのフリッタータ トマトソース
ブレッド クロワッサン ソフトトマトブレッド
フルーツ
和食と洋食から選択になります。しばらく海外生活で和食とおさらばですから、食べ納めの和食を選択しました。
やはり、ご飯・焼き魚・味噌汁は鉄板ですね。おいしくいただきました。
食事を終えてしばらくすると、マレー半島の上空に入りました。
シンガポール チャンギ空港に到着
シンガポールのチャンギ空港は、ロンドン・ヒースローに負けない過密スケジュールになっているので、到着前にはぐるぐる(着陸待ちの旋回)が発生します。しばらくシンガポール上空をぐるぐるしたあと、ほぼ定時に着陸となりました。
今回のフライトは第2ターミナルに到着でした。シンガポール航空のハブターミナルですが、同じスターアライアンス系のANAもこちらから発着します。
今回の旅では、シンガポールは経由するだけでなく滞在する予定です。チェックインまでかなり時間があるので、ラウンジでシャワーでも浴びて休憩しようと思ったのですが・・・。
チャンギ空港 第2ターミナル ラウンジ一覧(2025年夏)
・アンバサダートランジットラウンジ(Ambassador Transit Lounge) PP対応
・SATSプレミアラウンジ(STAS Premier Lounge) PP対応
・シルバークリスラウンジ(SilverKris Lounge)
・クリスフライヤーゴールドラウンジ(KrisFlyer Gold Lounge)
・DBSラウンジ(DBS Privete Acess Lounge)
・Jet Quay Quayside Lounge(有償・送迎サービスプラン)
・Asian Street Kitchen PP対応レストラン
・TGM PP対応レストラン
・Chutney Mary Indian Fast Food PP対応レストラン
・Kaveri Indian Vegetarian PP対応レストラン
・Hub & Spoke PP対応サービス<Hub & Spoke cafe関連施設>
・TranSpa PP対応サービス<Ambassador Transit Lounge関連施設>
到着便での利用なので、プライオリティ・パス対応施設の中から利用することにしました。アンバサダートランジットラウンジとSATSプレミアラウンジは、到着便で利用することができませんでした(プライオリティ・パス公式HPでは利用できないと書いていませんが、実際に訪問して断られました)。
レストラン店舗は到着便で利用可能みたいです。Asian Street Kitchenはプライオリティ・パスを普通に利用できました。
そのあと、Hub & Spokeでサイクリング&シャワーサービスを受けたかったのですが、レンタサイクルが10時以降しかオープンしないとのことで、2時間くらい待つ必要がありそうで断念しました(プライオリティ・パス公式HPには7:30~22:00となっていますが、これはレストラン店舗とシャワー施設の営業時間のようです)。到着便で利用は可能とのことでした。
JEWELのChangi Loungeはプライオリティ・パスで到着便でも利用可能です。プライオリティ・パスの場合、シャワーが無料利用できるルールに変更されていましたが、2時間以上の順番待ちになっていたので断念しました。
ちなみに、自動入国審査の機械ではスムーズに入れず、スタッフの方の確認の上での入国となりました。シンガポール出入国審査では2回に1回くらい引っかかるのですが、顔認証がうまくいかないのでしょうかねえ。すでに書きましたが、シンガポール入国にはSG入国カードの事前申請が必要です(入国3日前から記入可能)。電子入国カードは忘れそうになるので注意しましょう。
さて、シンガポール市街に向かいたいと思います。