【世界一周2025旅行記1】成田空港からニュージーランド・オークランドへ NZ90便 ボーイングB777-300 ビジネスクラス ニュージーランド航空便で世界一周旅行が始まります

今回の記事から、スターアライアンス世界一周運賃(世界一周航空券)ビジネスクラスの旅の記録を開始します。

私にとって5回目の世界一周旅行です。今回も相変わらずの一人旅です。旅の目的は、世界のクリスマスマーケットを鑑賞することです。

今回の旅は成田空港からはじまります。日本の玄関口である成田国際空港ですが、関西在住の私にとって、成田空港へのアクセスは「非常に面倒」です。

コロナ禍以前だと、伊丹ー成田便の便数も多かったですし、LCC系の関西ー成田便も多数運航していました。2025年現在、伊丹ー成田便はJAL、ANAともに1日1便のみ。関西ー成田便は比較的本数が多いですが、朝と夜に集中していて日中の便設定がほとんどありません。いっそ、福岡、千歳、那覇空港の方が楽にアクセスできて便利。

首都圏在住なら、仕事終わりに利用しやすい19時~21時頃発の成田便ですが、関西在住者にとってこれらに乗り継げる便が無いんです。めちゃくちゃ早い便で成田に着くか、羽田空港から移動するか。どっちも大変。

成田から大阪へ向かう便も、18時30分~20時の便設定がありません。成田の国際線は16時~17時到着便が集中するのですが、定時到着してスムーズに入国することを必死で祈りながら18時前後のフライトを予約するか、20時以降の便を待つか。こちらもなかなか不便です。

首都圏の方も成田は遠いと感じていると思いますが、関西在住者にはもっときついです。関西空港の国際線はほとんどが近距離東アジア路線なので、世界一周旅行のような長距離フライトは東京(羽田・成田)に向かわざるを得ないのですが、関西在住であえて成田発を選ぶ方はレアでしょうね。成田空港の地位向上を目指すなら、国内線成田路線を充足させる必要があると思います。

以上の状況を鑑みて、羽田空港からリムジンバスで成田空港に向かうことにしました。結果的に大失敗で、フライトは30分くらい遅延、首都高速の渋滞に嵌ってバスも40分以上の遅延です(2025年現在、羽田便の遅延はむしろ自然ですが)。これだけ遅れると、新幹線+スカイライナーの方が早かったりします(新幹線だと、梅田から空港へ移動して伊丹でフライト搭乗を待つという時間ロスがないですからね)。旅の始めがこれなので、幸先が悪いです。

前置きが長くなりましたが、成田空港からの旅の記録に移りたいと思います。

スポンサーリンク


成田空港第1ターミナルでシャワー難民に

2025年世界一周航空券の旅が始まります。某日18時30分ごろ、成田空港第1ターミナルに到着しました。

リムジンバスは国際線チェックインカウンターのフロアに到着するので楽ですね。国内線フライトや電車で到着した場合、上下のエスカレータ移動が荷物もあるのでそこそこ面倒です。

今回の初便はニュージーランド航空のオークランド行き、NZ90便です。事前にニュージーランド航空の公式HPでオンラインチェックインを試みたのですが、そもそも予約番号で旅程確認すらできず。不安・・・。

チェックインカウンター前の機械でセルフチェックインを試みたところ、こちらも機械に受け付けてもらえず。スタッフさんにチェックインカウンターでのチェックインを指示されて、さらに不安しかない状態でチェックインカウンターへ。

エコノミークラスのチェックンラインは長い列でしたが、私はビジネスクラスなので待ち列なしです。幸い、ちゃんとフライト予約されていて(当たり前か)、特に問題なくチェックイン終了しチケットが発券されました。なんだったんだろう・・・。

保安検査場は待ち列ができていませんでしたが、せっかくなのでスターアライアンスのGOLD TRACK(優先レーン)を利用して通過し、出国審査を終えて国際線出国後エリアへでました。ここまで10分もかかっていません、スムーズです。

写真は2022年

さて、ニュージーランド航空の指定ラウンジはANAラウンジです。第5サテライトのANAラウンジは初訪問です。まずはシャワーを浴びたかったのですが、衝撃の50人待ちでした。少しだけ料理をいただいて、シャワーを求めて移動します。

ちなみに、成田空港第1ターミナルには下記のラウンジがあります。

成田空港 第1ターミナルのラウンジ(2025年春) PP:プライオリティ・パス
●国内線ラウンジ
IASS EXECUTIVE LOUNGE1 保安検査前 中央ビル5階 カードラウンジ
肉料理 やきすき やんま 保安検査前 中央ビル4階 PP対応レストラン
ANA ARRIVAL LOUNGE 保安検査前 南ウイング1階 ANA運営
●国際線ラウンジ
I.A.S.S SUPERIOR LOUNGE 希和 – NOA – 出国後3階 PP対応ラウンジ
Japanese Grill & Craft Beer TATSU 出国後3階 PP対応レストラン
ANA LOUNGE 出国後2階 第2サテライト ANA運営
ANA LOUNGE 出国後4階 第5サテライト ANA運営
ANA SUITE LOUNGE 出国後4階 第5サテライト ANA運営(first)
ユナイテッドクラブ 出国後4階 中央ビル UA運営
ターキッシュ エアラインズ ラウンジ 出国後4階 TK運営
・KAL LOUNGE 国際線4階 中央ビル 大韓航空運営
・NARITA PREMIER LOUNGE 国際線4階 第1サテライト 商用ラウンジ

写真は2023年

シャワーを求めて第2サテライトのANAラウンジへ移動します。受付のスタッフさんに「シャワーの受付は終了しました」と悲しい通告を受けて、すごすごと退散です。

成田空港第1ターミナル出国後エリアには有料シャワーもあるのですが、有料サービスはもったいないと考えてしまう小市民なので、別のラウンジに向かいます。

写真は2025年春

ユナイテッドクラブでもよかったのですが、ゲートに近いターキッシュエアラインズラウンジへ(ニュージーランド航空はスターアライアンス所属なので、スターアライアンス系航空会社のラウンジならどこでも利用可能です)。こちらでも「シャワールームは20分待ちです」と言われ、出発時間が近づいていたので撃沈。フライトとバスの遅延が響きましたね。

シャワーを諦めてゲートに向かいます。第4サテライトからの出発でした。

外は夕暮れ時です。映り込みが激しい写真ですが、搭乗予定の機材です。

NZ90便 ニュージーランド航空 ボーイングB777‐300 ビジネスクラスに搭乗

ニュージーランド航空ビジネスクラスに搭乗です。ニュージーランド航空の機材を利用するのは約7年ぶりですね。機内はピンク色で照明されています。

前回利用した時も世界一周航空券の旅で、アルゼンチン・ブエノスアイレスからニュージーランド・オークランドへのフライトでニュージーランド航空便に搭乗しました。

ニュージーランド航空のビジネスクラス席は、通路の両側に斜めの座席が並んで配置しています。個室感はありません。

ディスプレイの隣に飲み物を置く場所があります。ディスプレイの下にはモニターのリモコン、収納があります。左側アームレストの下にミネラルウォーターのヘッドホンが収納されていました。

ディスプレイ下にUSB充電ポートが設置されています。

ディスプレイ下の収納内に、ユニバーサルタイプのプラグがあります。

アメニティポーチです。SDGsの影響でしょうか、以前と比べて簡素化されています。

歯ブラシ、歯磨き剤、ハンド&ボディクリーム、リップバウム、鉛筆、イアプラグ、靴下が入っていました。

ニュージーランド航空では、全クラスで機内無料WiFiが利用可能です。エコノミークラスでも利用できるのは太っ腹ですね。

ウェルカムドリンクです。シャンパンをいただきました。ニュージーランド航空に搭載されているシャンパンはLaurent-Perrier La Cuvée NVだそうです。

搭乗客は8割くらいが海外の方でした。日本人は少なかったですね。CAさんは日本の方が多く、言葉のハードルが低いのがうれしかったです。

となりに搭乗されていた方はどうやら有名?なYou Tuberのようでしたが、私は(あまり詳しくないので)存じ上げません。ビジネスクラスを含む一般客より先に搭乗していたので、VIPなのでしょう。収納の扉をバンバン大きな音を立てて開け閉めする方でした。

ゲートを離れてから離陸まで時間がかかっていました。機体は房総半島から海に出て進路を南西にとります。

NZ90便 ビジネスクラスのお食事

出発してすぐにお食事タイムです。

とりあえず、お飲み物とナッツが提供されました。飲み物はThe Wicksteadという、ニュージーランド航空オリジナルのジンベースシグニチャーカクテルです。甘口で、すっきり飲みやすくいただけました。

アミューズはきゅうり、ワサビクリーム、ジンジャーのピクルス添えサーモンタルタルでした。

ベーカリーです。3種類のパンがありましたが、ガーリックブレッドが私のおすすめです。

前菜は前菜プレートかサマーコーンスープの選択です。私は前菜プレートを選択しました。パセリ和えマグロのスモーク、ハーブチキン・ルーラード、コショウのきいたタコのマリネです。

メインは牛フィレ肉のソテー、鶏もも肉のグリル、和食セット(甘鯛の味噌幽庵焼きなど)から選択でした。私は牛フィレ肉のソテー(スイートポテト、アスパラガス、ピーマン、ブロッコリー、ペッパーソース添え)をいただきました。肉の噛み応えが良く、味付けも日本人好みでおいしくいただけました。

デザートはみそキャラメルのアイスクリームやフィナンシェの選択。私はアールグレイ風味フィナンシェ(マンダリンコンポートとキャラメリゼピスタチオ添え)を選択しました。チーズセットも希望すればいただけましたが、私は遠慮させていただきました。

ニュージーランド航空のビジネスクラスのお料理は、手が込んでいてかなり質が高いです。すべての料理が別のお皿でサーブされます。反面、やはり手がかかるためか、提供まで時間がかかるのが難点ですね。

最後にホットチョコレートを頼んだのですが、どうやら英語が通じなかったみたい(私の英語はお茶も注文できないくらいダメダメですからねえ)。仕方ないのでお水で我慢です。

お茶を頼んだらオレンジジュースが出てきた件について↓

フライト時間は10時間25分の設定です。ビジネスクラスなのでシートはフルフラットになります。

ビジネスクラスシートの場合、他の航空会社ではベッドメイキングを搭乗者地震でする必要がありますが、ニュージーランド航空はCAさんがセッティングしてくれます(ベッドメイキング方法が特殊なので、そもそも自分でするのは難しいです)。とってもきれいにセッティングしてくれるのでうれしいですね。

ニューカレドニア付近を通過するころ、地平線?の向こうに日の出を拝むことができました。朝食の時間です。

ミックスフルーツスムージー(マンゴー)をいただきます。

ベーカリーは4種類ありますが、マンゴーカスタードデニッシュとクロワッサンをチョイス。それとフルーツをいただきました(オートミールやシリアルの選択も可能でした)。

朝食は洋食(ポーチドエッグ・イングリッシュマフィン)とブレックファスト・ラップ、和食から選択でした。私は和食(グリルサーモン銀杏ソースがけ・玉子焼き・揚げ豆腐・野菜の煮つけ・ライス)をチョイス。サーモンはちょっとサバサバした感じですが、問題ありません。

オークランド空港が近づき、高度を下げます。

ニュージーランド・オークランド空港に到着

NZ90便はほぼ定刻の9:25ごろにゲート到着しました。

ニュージーランドの入国審査は、日本国籍の場合、電子渡航認証NZeTAと入国宣誓NZTDが必要です。両方ともアプリで事前登録が必要(NZeTAは117NZドルが必要、NZTDは出発24時間前から登録開始なので忘れがち)。その代わり、eGATEという自動ゲートで入国審査はさくっと終了するので、入国審査待ち列はありません。楽々です。

そのかわり、税関は対人審査のようなものがあります。

とくに難しい質問は無かったと思います(荷物はそれだけ?と訊かれたくらいかな)。税関の審査レーンに振り分けられるのですが、「えくぷれーん」と言われてから、ELと書かれたシールをパスポートに貼っていただきました。なんのこっちゃと。

指さされた方向に進むと「EXPRESS LANE」と書かれたレーンがありました。ほう。

レーンに並ぶとシールに黒マジックで斜線が入りました。ふむ(ちなみに、このシールは剝がしていいのかどうかわからなかったので、帰国後も私のパスポートに付いたままです)。

税関用のレーンがいくつかあり、エクスプレスレーンでは麻薬探知犬によるチェックだけでしたが(でもちょっと人が並んでいた)、隣のレーンを見るとX線検査が実施されていましたし、さらに奥のレーンでは荷物をオープンにしてチェックしていました(このレーンはかなり列ができていました)。

私の場合、eGTAEも税関(エクスプレスレーン)もほとんど時間を要しなかったので、降機してから10分程度でランドサイド(一般エリア)へ出ていたと思います。早くてスムーズなのは好感が持てますね。

到着フロアは人がいっぱいです。さて、オークランド市街に向かいましょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする