目次
はじめに
日本人が大好きなハワイ・ホノルル旅行の観光地と言えば、ワイキキ・ビーチやダイヤモンドヘッドあたりでしょうか。今回は、その次あたりに有名な日立の樹（モンキーポッド）の鑑賞に行ってきました。
日立の樹があるのは、ホノルル空港（ダニエル・K・イノウエ国際空港）からほど近い場所にあるモアナルア・ガーデンです。コロナ禍で営業休止していましたが、2023年夏にようやく営業再開されました。ただし、入場料金が大人3ドル（当時約360円）→10ドル（2023年秋現在約1,500円）と、約4倍に跳ね上がっています（日本の円安の影響もあるんですけどね）。
ホノルル空港からモアナルア・ガーデンの距離は、徒歩で5kmくらいです。常夏のハワイで5km歩くのは結構苦痛です。でも、モアナルア・ガーデンやホノルル空港からワイキキまで15kmくらいあるんですよね。モアナルア・ガーデン観光のために空港付近までくるのも面倒な話です。
ということで、ホノルル空港からワイキキに行くついでに、モアナルア・ガーデンに寄ってみました。
モアナルア・ガーデンへのアクセスについて
モアナルア・ガーデンへ向かう公共交通は、正直なところ容易ではありません。ワイキキ周辺だと、様々な日本の会社が運営する交通機関があるのですが、空港周辺まで向かうにはハワイの公共交通バス（The Bus）やタクシーを利用するか、ツアーに参加するしかありません。
今回は、ホノルル空港からワイキキ方面に向かう途中でモアナルア・ガーデンに立ち寄るというコンセプトです。ホノルル空港からワイキキの間には電車が無いため（2023年にホノルル・レール・トランジットがパールハーバー方面に開業し、2031年には空港からワイキキまで延伸予定です）、別の交通手段を考える必要があります。
一般的なのは、旅行会社が用意する送迎バスや、レンタカー、送迎タクシー、ウーバーなどがあります。
参考までに、ホノルル空港ーワイキキ間の移動料金（2023年現在）は以下の通りです。
送迎バス H.I.S. 1人20ドル（チップ要）※最近、チップ要になりました
メータータクシー 40～50ドル（チップ要）
送迎タクシー チャーリーズ：33ドル（チップ要） ハナ：35ドル（チップ不要）
ウーバー 25ドル前後
ひとり旅なら送迎バスが安くてお得ですが、いろいろホテルを回るので40分～1時間くらいの所要時間を見ておきましょう。タクシー・ウーバーなら最速20分くらいで着きます。
複数人で利用するなら、送迎バスより送迎タクシーの方がお得だと思います。私はひとり旅が多いため、送迎バスを優先的に利用しています。送迎バスや送迎タクシーの難点は、フライトが遅れると困るということです。また、送迎タクシーなどの会社によっては、ホノルル空港到着後に電話連絡が必要なこともあり、英語が苦手な方にはハードルが高いです。
小回りが利いて、ひとり旅に最もお得な交通手段と言えば「路線バス（The Bus）」でしょう。今回は、ホノルル空港から路線バスでモアナルア・ガーデンに向かい、そのまま路線バスでワイキキ方面に向かってみました。
ちなみに、「日立の樹オンライン」というサイトがHITACHIの公式サイト内にあり、アラモアナセンターからの路線バスでのアクセス方法が解説されています。ただし、モアナルア・ガーデン裏口への経路になっているので、この方法でアクセスしても入場できません（できないことはありませんが、正規ルートではありません）。そのため、このルートはおすすめできません。
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ホノルルの路線バス「The Bus」のシステム
ホノルルの路線バスはThe Busと言います。オワフ島内にネットワークがあります。
1回乗車 3ドル（17歳以下半額）で5歳以下無料です。HOLOカード（ホノルルのABCストアなどで購入可能なICカード、カード代2ドル＋チャージ料金）を購入すれば、1日7.5ドルまでの負担になります（それ以上はフリーになります）。
空港に降り立ったばかりだと、空港周辺ではHOLOカードが購入できないため、現金での乗車になります。
The Busと書かれた停留所には、停車するバスの路線が記載されています。停留所で手をあげると、バスが停まってくれます（あげなくても人がいると止まってくれることも多いです）。
乗車時は一番前の扉から乗り込みます。キャッシュの場合は運転席そばの自動精算機に1ドル札を3枚せっせと入れます（乗車人数が多いとなかなか出発できません（笑））。おつりは出ません。HOLOカードなら、リーダーにタッチするだけですぐです。
手荷物は、ひだに乗る程度に制限されています。たまにキャリーケースを持って乗車する方も見かけますが、ルール違反です。
優先座席も設けられているので、当たり前ですが必要な方には席を譲りましょう。
降車するには、降車ボタンを押すか、窓際にある黄色のロープを引っ張ると、運転手さんに通知が行きます。降車待機状態になれば「STOP REQUESTED」と声と表示が出ますのでわかります。次の停留所は、声と表示で知らされますので、注意しておきましょう。
降車は前からもできますが、乗車客もいるので、後部車両ドアからをお勧めします。イエローの縦ラインをタッチすると開きます。
Da Bus2というアプリがあれば、どこを走行しているかわかるので便利です（バスを待っているときも便利です）。かなり便利なのがgoogle Mapの停留所機能で、ルートや時刻表、遅延状況など、リアルタイムでわかります。
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ホノルル空港からモアナルア・ガーデンに乗車してみる
ホノルル空港からモアナルア・ガーデンに向かう場合、まず路線番号303のKalihi Transit Center行きに乗車します。ホノルル空港内の停留所を出発すると、高速道路を経由して次の停留所がKalihi Transit Centerになります。
ホノルル空港の停留所では、おなじ場所で路線20や303の逆方向も発着するため、バス前面の電光掲示をきちんと確認しましょう。路線20のWAIKIKI Beach and Hotelsに乗車すると、乗り換えなしでワイキキビーチ周辺のホテルまで行けます（所要時間は45分以上かかりますが）。
ターミナル到着フロア前の道路
日本からホノルル空港に着いた場合、正面出口から出ると到着フロアになります。到着フロア前の道にはバスが来ないので、出発フロアのレベルに昇ります（ターミナルにある階段やエレベータで上に上がりましょう）。
出発フロア前の道路にバス停があります。横断歩道を道路の半分渡った場所にバス停があります。ロビー４とロビー７前にバス停があるので、パッと見てバス停が見当たらなければ移動しましょう。
Kalihi Transit Center
バスは5分程度でKalihi Transit Centerに到着します。ここはバスターミナルになっています。ここから路線301に乗り換えです。路線301も303も同じ時間間隔で運行しているので（日中は40分間隔）、乗り換えの待ち時間は常に一定です（2023年現在27分の待ち合わせ）。
路線301Army Medical Center行きに乗車して、停留所2つ（アナウンスされないこともあるので注意）、Kaua St + Ala Mahamoe Stで下車すると裏口へ向かう最短ルートになりますが、裏口からだと正規入場ルートではないのでおすすめしません。
実際、こんな看板が掲示されています。ちゃんと正面から入りましょう。
正門に向かうためには、10分程度乗車してAla Mahamoe St + Jarrett White Rdで下車して、広い道を南下します。300ｍくらい歩いて交差点があるので右折します（そのまま南下すると高速道路を越えてしまいます）。
右折後はなだらかな下りで左に曲がっていきます。
左手に駐車場が見えてきますが、そのまままっすぐ進みます。
突き当りも駐車場になっています。左奥に受付の建物があるので、そこからガーデンに入ります（トータルで徒歩800ｍくらい歩きます）。
ワイキキ（アラモアナセンター）方面からのアクセス
ワイキキ方面から向かう場合、まずはアラモアナセンターに向かいましょう。アラモアナセンターへは、各利種旅行会社のフリーバスやワイキキトロリー・ピンクライン（JCBカード提示で無料）がおすすめです。
アラモアナセンター1階のセンターステージを正面に見て、手前方向（北方向）に進みます。
駐車場がありますが突っ切って、信号のある交差点まで進みます。
交差点を渡って右手にバス停が見えます。ここから路線3 SALT LAKE方面行きに乗りましょう。日中は15分に1本くらい運行しています。
既に書いてますが、日立の樹オンラインではKaua St + Ala Mahamoe Stで降りる裏口ルートが推奨されていますが、本当はダメです。
Kaua St + Ala Mahamoe St停留所
正面入り口へ向かうには、Kaua St + Ala Mahamoe Stで路線301 Army Medical Center行きに乗り換えます（上記停留所までアラモアナセンターから40分くらい）。路線301は40分に1本程度なので、少し待ち時間が発生することもあるかもしれませんが、歩くのは現実的ではありません。
路線301に5分程度乗車してAla Mahamoe St + Jarrett White Rdで下車します。あとは、ホノルル空港からのアクセスと同じです。
帰路について
帰路はホノルル空港方面あるいはワイキキ方面いずれに向かう場合でも、モアナルア・ガーデンを突っ切って裏口から出るほうが楽です。
モアナルア・ガーデン裏口
モアナルア・ガーデンの南端に橋があるので、渡って右に進みます。
高速道路にある歩道に出ます。
ホノルル空港方面へ
歩道を南に進みます。高速道路の歩道なので、車道の車両は速いので注意しましょう。
少し坂を登って降りていくと、左に向かう道があるので左折します（写真は反対方向から見ています）。
左折後、道が二股に分かれる交差点の左手にバス停（Ala Mahamoe St + Opp Ala Amoamo St）があるので、こちらで待ちましょう。
40分毎に路線301のKalihi Transit Center行きが来るので終点まで乗ります。Kalihi Transit Centerで路線303のHickam AMC Terminal行き（日中40分毎）に乗り換えると、空港に向かうことができます。
ワイキキ（アラモアナセンター）方面へ
こちらのルートは日立の樹オンラインにも掲載されているので、そちらを参考にしてもいいかもしれません。
裏口から出て、歩道を南に進みます。高速道路の歩道なので、車道の車両は速いので注意しましょう。少し坂を登って降りていくと、右に歩道が見えるので車に注意して渡ります。
高速道路を乗り越えるように高架があり、歩道を歩いて行きます。
高架を越えてまっすぐ行くと、T字路に突き当たるので左折します。
Ahua St + Kikowaena St停留所
左折後すぐ左手にバス停（Ahua St + Kikowaena St）があるので、路線3 Kapiolani Comm College行きが来たら乗りましょう。日中は10～15分毎に運行しているので、ほぼ待ち時間はありません。
路線3は高速道路を経由するため、ワイキキ方面への所要時間は路線20に比べると短いですが、それでもチャイナタウンやアラモアナセンター付近は渋滞します。時刻表では35分くらいですが、50分くらいはみておきましょう。
Kapiolani Bl + Keeaumoku St停留所
アラモアナセンター近くのKapiolani Bl + Keeaumoku Stで下車すると、そのあとの乗継が容易です（乗り続けると山手方面にいっちゃいます）。
アラモアナセンターからワイキキへは、各利種旅行会社のフリーバスが便利です。JALやANA、JTB、HISなどが無料路線を持っています。これらのいずれも利用できないなら、JCBカード提示で、ワイキキトロリー・ピンクラインが無料で用できますが、JCBカードも無いならピンクラインを有料利用しましょう。
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モアナルア・ガーデンと日立の樹（モンキーポッド）
受付の建物で入場料を支払って入ります（裏口では支払えないので、正面から入りましょう）。
入場料 大人10ドル 子供(6～12歳)7ドル 6歳未満無料
営業時間 9:00～17:00
朝9時からオープンしているので、ホノルル早朝着のNH184便（8:25着）を利用すれば、ちょうどいい時間に来園できます。
モアナルア・ガーデンはモンキーポッドの森を芝で整備した公園です。中央にどんとそびえているのが日立の樹です。写真ではわかりにくいですが、かなり大きいです（伸びた枝の下端が人の頭より高いくらい）。
シンプルにモンキーポッドしかないので、鑑賞時間は最短5分くらいでOKですが、トイレも用意されているのでゆっくりしてもいいと思います。
私は朝10時前に訪問しましたが、他に訪問者は10人くらいでした。
すでに書きましたが、路線バスで帰るならガーデン内を突っ切って裏口の端を渡った方が便利です。
裏口側には橋以外になにもありません。裏口側から園内に入らずに正面入り口に向かう場合、かなり大回りになります（徒歩20分くらい）。
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まとめ
今回は、2023年夏に営業再開となったモアナルア・ガーデンとそのアクセスを紹介させていただきました。せっかく営業再開されたのですが、1人10ドルと入場料が跳ね上がっています。
ホノルル空港から近いので、5kmくらい歩いてもいいですが、アップダウンも多くて大変です。バスも乗り換えが面倒なんですけどね。
路線バスThe Busは1乗車3ドルなのでコスパは抜群です。持ち込み手荷物の制限があるので、リュックサック一つぐらいの荷物で旅行する方にお勧めします。私のような弾丸旅行者にはもってこいの移動手段です。ホノルル空港に向かうために利用する際にはかなり時間に余裕をもって利用しましょう。
ワイキキ市街地の交通手段としては、下記記事も参考にしてみてください。
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