【ホノルルのトロリー】ホノルルの無料トロリー(バス)を使いこなす

はじめに

2019年夏のハワイ旅行でワイキキを楽しんだのですが、ワイキキからアラモアナでは、さまざまな種類のトロリーやバスが行き交っています。そして、無料で利用できるトロリーも多数あります。どれを選んで乗ればいいのか、どうやったら利用できるのか。どれが便利なのか。これらを解説していきたいと思います。

2020年にTギャラリアがクローズしました。2023年現在、各トロリーのTギャラリア発着は、ワイキキ・ショッピングプラザ発着になっています。

スポンサーリンク



トロリー(バス)の種類

トロリー(バス)の名称 管理者・運営者 無料資格
JALパック・レインボートロリー JAL JAL便搭乗者・JALパック利用者
ANAエクスプレスバス ANA ANA便搭乗者
ワイキキトロリー・ピンクライン エノアコーポレーション JCBカード所持者
LeaLeaトロリー HIS チャオツアー利用者ダイナース所持者
オリオリフットワーク(Hi Bus)5ルート JTB JTBツアー利用者

2019年夏現在、無料利用可能なトロリー(バス)は、上記5グループになります。それぞれ見ていきましょう。

JALパック・レインボートロリー

JALパック・レインボートロリーはJALが運営するトロリーです。以下の6ルートがあります。

JALパック JALOALO ALI’I
アラモアナルート
ダイアモンドヘッドルート ×
KCCエキスプレスルート(土曜朝限定) × ×
ダウンタウンルート × ×
ブラックフライデールート(11月28日) × ×
イルミネーションルート(12月期間限定) × ×

JALパック経由で申し込んだハワイツアーなら、全ての路線が利用可能です。JALエコノミー利用者(共同運航便はダメ)はJALOALOカード(黄色いカード)が発行可能で、こちらを提示することでアラモアナルートのみ利用できます。JALビジネスクラス以上なら、KALOALO ALI’Iカード(赤いカード)が利用可能で、こちらを提示することでアラモアナあるいはダイヤモンドヘッドルートが利用できます。詳しくは公式HPで。

このトロリーの特徴

便利なのはアラモアナルート。ワイキキのホテルとTギャラリア、アラモアナショッピングセンターを結んでいます。本数が多く、10分以内に次のトロリーが来ます。利用可能な方が少ないので、座れなくて困ることはほぼありません。WiFiが利用可能ですが、短時間で目的地に着いてしまうので、WiFiを使うことはないかと。ワイキキのホテルを順に周遊するので、ホノルル動物園やワイキキビーチに行くにも利用できます。

ANAエクスプレスバス

ANAがA380を導入するに際して、ホノルル滞在の利便性を向上させるために導入したのがこのトロリーです。ルートはアラモアナーTギャラリア直行便の1つだけです。

ANA便利用者でANAマイレージクラブ会員であること(同伴者3名までOK)が利用条件です。JALと違い、共同運航便でもOKです。ANAデジタルマイレージアプリで乗車チケットを提示すれば利用可能です。詳しくは公式HPで。また、乗車体験記は下記のとおりです。

このトロリーの特徴

直行便なので、他のトロリーと比較して早く目的地に着きます。それはデメリットでもあり、ワイキキのホテル近くで乗降することができません。JALパックトロリーと比較して、本数は少なめです。搭乗可能者は少ないので、スムーズに乗降できます。

ワイキキトロリー・ピンクライン

ワイキキトロリーは、ワイキキ周辺に6路線運行しています。基本的にオープンなので、有料で乗車するならば乗車資格に制限はありません。

ワイキキトロリーのピンクラインは、ワイキキのホテルとTギャラリア、アラモアナショッピングセンターを結んでいます。乗車時にJCBカード(詳細は問わないので)を提示すると無料で乗車できます。1枚のカードに対しで、大人1名+11歳以下2名の同行者が乗車可能です。詳しくはJCBのHPワイキキトロリーのHPを確認してください。

このトロリーの特徴

このピンクラインは、ワイキキのホテルとTギャラリア、アラモアナショッピングセンターを結んでいます。本数は比較的多いのですが、少し待ち時間が発生することがあります(20~30分で次のトロリーが来ます)。利用可能な方が多いので、座れなくて困ることは多く、時には乗車できなくてトロリーを見送ることもあります。また、乗降に時間がかかるため所要時間が伸びる傾向にあります。

クレジットカードを提示するだけで乗車できるので、非常に利用しやすいです。2階席に座ってワイキキの雰囲気を高い位置から楽しむのもありだと思います。ワイキキの多くのホテル前に停留所がありますし、ホノルル動物園へ行くにも利用可能です。

LeaLeaトロリー

ワイキキ周辺で14路線を運航するLeaLeaトロリーはHISによって運営されています。HIS・チャオでハワイツアーを予約した場合、これらの路線を全て無料で利用できます。HISツアー利用者以外だと、有料で利用することが可能です。また、ダイナースカードを持っていると、LeaLeaラウンジでトロリーの1日券無料券をもらうことができます。トロリーの詳しい情報は、公式HPで確認してください。

このトロリーの特徴

LeaLeaトロリーはたくさんの路線があり、さまざまな場所に向かうことができます。最も利用が多いのは、やはりアラモアナ/ドンキ・ラインになります。他社のトロリーはTギャラリアとアラモアナショッピングセンターを中心に運行していますが、LeaLeaトロリーはTギャラリアではなく、ロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンターを中心に運行しています。

運行本数はかなり多い方で、どんどんトロリーが来ますし、利用者がそれほど多くないので満席になることはあまりありません。WiFiが利用可能ですが、すぐに目的地に着くのであまり必要ないでしょう。スマホアプリで運行状況を確認できるのは便利です。

オリオリフットワーク(Hi Bus)・5ルート

HiBusやオリオリバス、オリオリトロリーなど、5ルートがJTBによって運営されています。JTBでハワイツアーを申し込むと、オリオリカードがもらえるので、そちらを提示すると乗車することができます。詳しくはJTBの公式HPから確認してください。

このトロリーの特徴

最も利用が多いのは、やはりアラモアナ・ルートになります。運行本数はかなり多い方で、10分もすれば次のトロリーが来ます。利用者がそれほど多くないので満席になることはあまりありません。WiFiが利用可能ですが、すぐに目的地に着くのであまり必要ないでしょう。スマホで運行状況を確認できるのは便利です。

スポンサーリンク



まとめ

今回5種類の無料利用可能なトロリーを紹介しました。これらのなかで、最も利用が容易なのはワイキキトロリー・ピンクラインでしょう。JCBカードを提示するだけで、同伴者もともに乗車することができます。

どのトロリーにもワイキキとアラモアナショッピングセンターを結ぶ路線が設定されていて、最も本数が多いです。利用可能な方が多いため、ピンクラインが圧倒的な混雑を見せています。逆に、他社の運営するトロリーは混雑していません(ガラガラと言ってもいいです)。

ーJALパック・レインボートロリーの車内、ガラガラですー

ピンクライン以外にトロリーに乗車することができないのならば、ピンクラインを選ばざるをえませんが、他に手段があるのなら、他のトロリーを選択する方がいいと思います(JALならJALパック・レインボートロリーを、ANAならANAエクスプレスバスを)。アラモアナルートで最も本数が多いのはLeaLeaトロリーだと思われますので、HIS利用者はかなりお勧めです(JALパック・レインボートロリーが2番目の印象です)。

ー多くの路線の起点となるTギャラリア内には、トロリーのターミナルがありますー

ANAエクスプレスバスは直行便なので、速達性は優秀ですが、さまざまな場所に行きたいのなら不便です。LeaLeaトロリーやオリオリフットワークなど、特定の旅行会社のツアーに参加する必要のある路線は、どうしても利用するハードルが高くなります(一方で、ラウンジ利用など別のサービスも付帯します)。このように、それぞれのトロリーで一長一短があるので、旅行の予約段階から特徴を理解しておくことが必要です。

参考までに、オワフ島の路線バス:The Busの乗車記事もあります。ホノルル空港からワイキキ方面に乗車してみました。ご興味のある方は読んでみてください。。

スポンサーリンク



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする