目次
はじめに
今回は、2022年夏に宿泊したホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット京都天橋立」の模様をアップさせていただきます。2020年12月にフェアフィールド・バイ・マリオット京都宮津として開業し、2021年7月に京都天橋立と改称しました。
積水ハウスとマリオットが共同で、全国の道の駅に隣接するように多数のホテルを開業しています。積水ハウスの「Trip base style」というキャンペーンの一環です。
こちらのホテルも、上記のキャンペーンの一環で建てられたもので、目の前に「道の駅 海の京都 宮津」があります。
私のマリオットホテル宿泊体験記一覧はこちら。↓
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駅からホテルへ
今回はフェアフィールド・バイ・マリオット京都天橋立に宿泊してきました。マリオット系ホテルの中では宿泊特化型でカジュアルなフェアフィールド系列のホテルになり、リーズナブルなセレクトのカテゴリーになります。2020年12月にオープンしたホテルです。
フェアフィード系マリオットホテルは、マリオットグループ内の旧カテゴリーでは2022年3月の最終段階で4でした(8段階で上から5番目)。
京都府宮津市にあります。2021年に京都宮津から天橋立と名称変更されていますが、天橋立から2.5kmと少し距離があります。
大阪・京都から列車で宮津駅へアクセス
最寄り駅は京都丹後鉄道の宮津駅です。京都丹後鉄道はJR宮津線を受け継いだ第3セクターの北近畿タンゴ鉄道が2011年にWILLER TRANSに移行した鉄道会社です。京都という名前ですが、一部路線は兵庫県内にあります。
京都駅に停車する287系特急きのさき
宮津駅に向かうには、JR京都駅からだと特急はしだてで乗り換えなしで行けます(約2時間)。あるいは、特急きのさきやまいづるで福知山に向かい、福知山から宮津へ向かう京都丹波鉄道の列車に乗り換えます。
新大阪駅に停車する特急こうのとり
JR大阪・新大阪駅からだと、特急こうのとりで福知山駅まで行き、京都丹後鉄道の特急列車(特急丹後リレーあるいは特急はしだて)の乗り換えます(約2時間20分)。福知山駅で目の前のホームに特急が停車するため、数分の待ち合わせで乗り換えることができます。
福知山駅に停車するKTR8000形気動車の特急はしだて
京都丹後鉄道の乗車券や特急券は、JRではネット購入できません。京都丹後鉄道のネット販売、JR西日本みどりの窓口(JR線と直通乗車時のみ)、各種旅行会社店頭でのみ購入できます。
また、宮津駅は自動改札すらなく、ICOCAやSUICA等の交通系ICカードも利用できません。通常のJR券売機では福知山駅以遠の乗車券は購入できません。かといって、JRのみどりの窓口は列をつくっていることが多く、JR駅における当日購入はハードルが高いです。
京都丹後鉄道にJR線から続けて乗車するときに事前にチケットを用意できなかった場合は、福知山駅までの乗車券を購入し、京都丹後鉄道の列車内で乗車券や特急券を購入するのがスムーズです(ただし、京都丹後鉄道の特急は全席指定なので、空いている席に座って車掌さんに申し出ましょう)。間違っても、交通系ICカードで乗らないようにしましょう(後の手続きがかなり面倒です)。
東京からJRだと、新幹線で京都乗継で4時間30分くらいでしょうか。羽田空港から伊丹空港乗り継ぎで但馬こうのとり空港まで2時間30分、そこからバスでJR豊岡駅に出て丹波丹後鉄道に1時間20分という方法もありますが、乗継時間を考えるとやはり4時間30分くらいかかってしまいます。伊丹空港から高速バスが出ているので、そちらの方が便利です(後で解説します)。
宮津駅からのアクセス(徒歩・バス・タクシー・レンタカー)
宮津駅では北口(北西側)から出ましょう。駅からホテルへのアクセスですが、平坦な道を800m徒歩10分くらいなので歩けると思います。
北口を出て矢印のように右前方(北方向)に進みます。
まっすぐ進みます(途中左手に、ニッポンレンタカーの店舗があります)。突き当たりの交差点を左折し、国道178号線を進みます。
宮津の中心を流れる大手川を渡ります。新大手橋で、ここから先は国道176号線になります(178号線と重複)。
国道をさらに進むと、左手前方にホテルが見えてきます。隣の旅館に隠れているので、見つけにくいかも。道路の反対側に道の駅「海の京都 宮津」があります。
宮津駅ー道の駅ー天橋立間の路線バスも1時間に1-2本くらいあるので、バスで4分くらいで着きます(バス停は国道沿いではなく、道の駅の敷地内西側にあります)。宮津駅発の最終バスは20:00ごろなので、注意しましょう。
駅北口にタクシー乗り場はありますが、夜は待機していないことも多いです。また、ワンメーターになるので嫌がられるかも。
駅北口前にニッポンレンタカーの店舗があります。営業時間は9時~19時。観光地へのアクセスとしてレンタカーがあると便利です。
高速バス(京都・大阪)でアクセス
キセンバ港館の乗車用停留所
ホテルの目の前にあるバス停「キセンバ港館」では、高速バスが発着します。ホテル側は降車、反対側(道の駅側)が乗車の停留所です。
高速バスは京都駅中央口(C2のりば)、阪急梅田駅高速バスターミナル、JR新大阪駅高速バスターミナル、伊丹空港北ターミナル(0番のりば)、北大阪急行桃山台駅などで乗車できます。1日3便(伊丹は2便、桃山台は1便)あります。予約は阪急バス/丹後海陸交通株式会社で。
車でアクセス
大阪・京都からの車で行く場合、名神高速道路の大山崎JCTから京都縦貫自動車道で1時間20分で宮津天橋立ICです。インターチェンジを降りて、日本海側へ県道9号線を北上します。
突き当りが道の駅になるので浜町交差点で左折、国道176号(178号重複)線をすぐ左手にホテルが見えます。インターチェンジを降りてから5分以内に到着します。
岡山以西からだと、兵庫県の吉川JCTから舞鶴若狭自動車道で綾部JCTから京都縦貫自動車道に入るほうが早いです。
ホテル西側駐車場
ホテルの駐車場は無料ですが駐車スペースが少ないので(ホテル西側と正面にあわせて15台)、道の駅の市営駐車場(有料)を案内されることもあるようです(5時間まで無料)。道の駅に駐車するのも手ですが、無料駐車のスペースは少ないです。
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フロントでチェックイン
さてチェックインです。
2022年夏現在、近畿圏在住の私は、「きょうと魅力再発見旅プロジェクト」という地域割プランが利用できました。宿泊料金が1泊最大5,000円引きで、2,000円分の地域クーポンがついてきます。かなりおいしいです。
フロント前にドリンク、軽食、おみやげが販売されています。
パンなども販売されていました。注意点として、こちらのホテルでは現金は使用できませんので、クレジットカードや交通系カードあるいはPayPay/LINE Payを用意しましょう(前出の地域クーポンも利用できません)。宿泊料金は先払いです。
ホテルの部屋はキングとツイン(シングル2台)の2種類しかありません。キングルームで予約しました。現在の私のマリオットステータスはチタンです。チタンメンバーサービスは、①レイトチェックアウト(最大16時まで)、②マリオット・ボンヴォイポイント500あるいはオリジナルドリンク2本の選択、の2点です。こちらのホテルはスタンダードしか部屋がないので、アップグレードはありません。
わたしはオリジナルドリンクを選択しました(写真にはロビーラウンジからもってきたコーヒーも写ってますが)。オリジナルジンジャーエールです。ロビーで1本200円で販売されています。あまり何も考えずにジンジャーエールにしたのですが、飲んでみて・・・あ、私は以前からジンジャーエールが苦手だったのを思い出しました(笑)。
2022年からだと思いますが、日本各地の積水ハウス系フェアフィールドでは、プラチナ特典の選択肢として、ご当地ドリンクを提供するようになったようです。
こちらのホテルでは朝食を提供していません。ホテル内でパンなどの販売はありますが、きちんとした食事はありません。
最寄りのコンビニは、京都縦貫自動車道からホテルへ向かう道(県道9号線)沿いにあるローソンです。ホテル側から見ると左手(道の東側)です。ホテルから距離は500mくらいなので、徒歩8分程度です。
ローソンではお土産もいろいろおいていました。せっかくですから、地域クーポンでお土産を購入しました。
ホテル近辺や駅前には道の駅だけでなく、いくつか飲食店があり、7時以降にはモーニングを提供してくれる場所もあります(ホテルで教えてくれます)。ホテル裏の小路にある「海味鮮やま鮮」では7時から朝食営業をしているようです(水曜日定休日)。
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お部屋の様子(スタンダートキング)
エレベーターに乗ってお部屋に向かいます。ホテルは5階建てで、全てのフロアに客室があります。エレベータの利用にはルームキーをかざす必要はありません。
さて客室に入りましょう。ちょっとわかりにくいですが、ルームキーを取っ手の上にあるセンサーにかざすと鍵が開きます。
スタンダードキングルームです。和の雰囲気のお部屋です。まだ築1年半ですからとてもきれいですね。他のフェアフィールド・バイ・マリオットとほとんど内装が一緒です。
入室して左手に、クローゼット設備が置かれていました。
ひとりで宿泊するには十分広いお部屋です(25㎡)。ベッドは広く、目いっぱいくつろぐことができます。
ベッド正面にテレビがあります。スリッパも備えられています。
枕元にはコンセントに加えてUSBの電源があります。
ソファの横には無料のミネラルウォーターやポット、冷蔵庫があります。
部屋の中央に洗面スペースがあるのがフェアフィールド流ですね。歯ブラシ、ブラシ、カミソリなどのアメニティがそろっています。洗面台の下にはタオルとドライヤーが置かれています。
右手の扉を開けるとシャワーがあります。椅子があるのは楽ですね。バスタブはありません。シャワーの水圧は十分です。
2022年オープンの積水ハウス系フェアフィールドでは、シャンプーにNIRVAEが導入されていますが、2020年オープンの京都天橋立はノン・ブランドのアメニティです。ホテルによって微妙に違います。
トイレの床も木目調です。落ち着いた印象を感じます。
窓の外は、京丹波の山々を眺めることができます。
夜景はこんな感じです。
マリオット系ホテルでは、マリオット会員に無料WiFiサービスを提供しています。上位ホテルだと、ゴールド以上の高速ネット回線がありますが、フェアフィールド系ホテルでは運用されていないようです。
客室の電波状況ですが、docomo回線は問題なしです。
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ホテルの設備
こちらのホテルにはレストランやフィットネスジムはありません。
ロビーラウンジ
1階には広いロビーラウンジスペースがあります。宿泊客は自由に利用できます。ウッド調の新しくて広いロビーです。シティーホテルでよく見かける有料喫茶のサービスはありません。
窓の外にウッドデッキ調のスペースがあります。
ホテルの外の小道は、観光スポットになっている「新浜の町家」が並んでいます。
ロビーのコーヒーを持ち出して、風情ある建物が並ぶ小路を眺めながら、ゆっくりするのもいいと思います。
夜はこんな感じでライトアップされていて、とてもいい感じです。
ロビー内に戻ります。コーヒーとお湯が自由に使えるサーバーがあります。食器洗いスペース、オーブン、レンジ、冷蔵庫(コロナ禍のため閉鎖中)もあります。
お茶や紅茶のティーパック、インスタント味噌汁もあります。セルフサービスですが、無料でいただけます。どうやらピザの販売もあるようですね。
紙のお皿、お箸、ラップ類なども置かれていました。非常に便利でありがたいと思います。
ランドリー
1階にランドリーがあります。自動販売機の設置場所の奥にあり、ちょっと暗くて気づきにくいかも(室内に入ると自動で電気が点灯します)。エレベータから1階の客室側に進んですぐ右手です。洗濯40分300円、乾燥20分100円で、こちらは現金が必要です。両替機も設置されています。
自動販売機
自動販売機は1階に設置されています。写真の奥がランドリールームです。
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周辺の観光
道の駅 海の京都 宮津
ホテルの目の前には道の駅があります。レンタサイクルなども行っているようです。巨大立体駐車場や大きなショッピングモールもあります。いろいろあって広大な道の駅に見えますが、純粋な道の駅の施設は、総合案内所の棟と、その正面のレストラン・市場だけです。
そのレストラン施設は、おさかなキッチンみやづと言うそうです。営業時間は10:00~17:00(金土日のみ21:00まで)。朝食はいただけませんね。
観光船の桟橋もあります。どうやら繁忙期しか運行していないようなので、利用の際は十分確認しましょう。
宮津市内散策
キセンバ港館
宮津市内には歴史を感じさせる建物が点在しています。ホテル裏の「新浜の町家」もそうです。
ホテル近くにあるキセンバ港館は大正時代に建てられた建物で、元は丹後海陸交通(丹海バス)の本社だったそうです。現在はカフェなどが入っています。
他にも多くの建物があります。ほとんどがホテルから徒歩圏内なので、朝の散策におすすめです。
天橋立
ホテル名にもなっている天橋立です。有名すぎてあえて書くことはありませんね。ホテルからだと路線バスもあります(徒歩で行くには距離がありすぎます)。レンタカーがあると便利ですね。
城崎温泉・コウノトリの郷
城崎温泉やこうのとりの郷は兵庫県豊岡市にあります。同じ日本海側で近いイメージがあるかもしれませんが、50km程度はあります。電車でもアクセスできますが、車の方が圧倒的に便利ですね。城崎温泉まで1時間20分くらいです(高速道路が無いので一般道です)。宮津から直接アクセスできる路線バスはありません。
コウノトリの郷へ1時間くらい、但馬空港へ1時間20分くらいです。
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まとめ
今回は2022年夏に利用した、フェアフィールド・バイ・マリオット京都天橋立の様子をアップさせていただきました。
駅から十分歩けますが、ほとんどの方は車あるいはツーリングなのでしょう。駐車場が少ないので注意してください。
宿泊特化型のシンプルなホテルで、マリオット系ホテルの中では比較的リーズナブルな価格帯で利用できます。天橋立まで少し距離があるので、やはり車などの移動手段を持っている方がいいですね。
一方で、宮津観光の拠点としては、立地がとてもいいですし、周囲の店舗も多いです。天橋立にこだわらなければ、車も不要ですし、いい環境だと思います。
ホテルの利点は新しいことに尽きますが、将来的に建物が老朽化してくるとどうでしょうか。宿泊特化型ホテルなので、宿泊機能以外はほとんどありません。他のホテルと比較してどれだけ優位性を確保できるかですね。
マリオット愛好者にとっては、朝食やラウンジはないので、上級会員のメリットは乏しいかもしれません。
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