はじめに
2025年春、アメリカのハワイ・ワイキキにあるレイロウ,オートグラフコレクション(The Laylow, Autograph Collection)に宿泊したので、滞在の様子を報告させていただきます。
レイロウ,オートグラフコレクションはアストン・コーラル・リーフ→アクア・コーラル・リーフ→アクア・ワイキキ・ウェーブとホテル名の変遷を繰り返してきたホテルで、2017年から現在のホテル名に変更されています。
インターナショナル・マーケットプレイスに隣接していて、位置的には楽天カードワイキキラウンジの北隣になります(実際のところ大回りになるので時間的距離は離れているのですが)。
ワイキキビーチ沿い(カラカウア大通り)から1本山側のクヒオ通り沿いにあり、立地は抜群です。ワイキキビーチまで徒歩5分程度で行くことができます。
マリオット系ホテルグループの中ではミドル層にあたるオートグラフコレクションのブランドを冠した、プレミアムのカテゴリーになります。オートグラフコレクションは、独立系ホテルや他のホテルグループとのダブルブランドで運営されるホテルです。
オワフ島ワイキキ近辺にはマリオット系ホテルが多数あります。
ワイキキ周辺のホテル
シェラトン・ワイキキ
ロイヤルハワイアン,ラグジュアリーコレクションリゾート,ワイキキ
モアナサーフライダー,ウェスティン・リゾート&スパ,ワイキキビーチ
シェラトン・プリンセス・カイウラニ
コートヤード・ワイキキビーチ
ザ・レイロウ、オートグラフ コレクション
ザ・リッツ・カールトン・レジデンス・ワイキキビーチ
ワイキキビーチ・マリオット・リゾート&スパ
ACホテル・バイ・マリオット・ホノルル
ルネッサンスホノルル ホテル&スパ
オワフ島の郊外にあるホテル
レジデンス・イン・オアフ・カポレイ
マリオット・コオリナ・ビーチ・クラブ
コートヤード・オアフ・ノース・ショア
シェラトン・プリンセス・カイウラニ
ワイキキのマリオット系列のホテルのうち、シェラトン・ワイキキ、ロイヤルハワイアン、モアナサーフライダー、シェラトン・プリンセス・カイウラニの4ホテルは、一体的に運営されていますが、レイロウはこれらのホテル群との間に資本関係のつながりはありません。
ザ・レイロウ、オートグラフ コレクションは高級ホテルというよりカジュアル路線ですね。ホテル内設備も限定的なので、ワイキキの街に出て楽しむ拠点としておすすめです。
私のマリオットホテル宿泊体験記一覧はこちら。↓
ホテルへのアクセス
ホテルはオワフ島のワイキキにあります。関西空港からホノルル空港に向かうには、独立系でJALとコードシェアをしているハワイアン航空とワンワールドのJALがあります。以前はエア・アジアやシンガポール航空系LCCのスクート、デルタ航空などが就航していましたが、コロナ禍やらなんやらで撤退してしまいました。
関西空港から片道8時間くらいかかるので、羽田・成田経由を考慮してもいいかもしれません。2019年から、ANAはマンモス航空機A380を就航させて、席数が格段に増えています。
ホノルル空港からホテルに向かうには、電車は無いので事前準備が必要です。以下の価格は2025年現在です。
送迎バス H.I.S. 1人23ドル(チップ要)※2023年チップ要になりました
マリオット系ホテル送迎バス 1人20ドル(チップ要)
メータータクシー 50~60ドル(チップ要)
送迎タクシー
チャーリーズ:38ドル(チップ・送迎料要) ハナ:35~40ドル(チップ不要)
ウーバー 25~30ドル
送迎バスは年々価格改定されて上昇傾向です。人数が多ければ送迎タクシーの方がお得になります。
レンタカーは日本の免許証でも利用できますが、交通ルールが日本と違うことも多いため、旅慣れていない方はお勧めできません。ハワイのフリーウェイやワイキキ周辺の道は交通量が多い上に一方通行が多く、かなり大変ですよ(そんな時にうっかり左側通行してしまうと・・本当に危険です)。
駐車場はバレーパーキングのみ対応です。価格は1泊65ドル+チップになります。ワイキキに宿泊するなら、レンタカーは費用がかさむので避けたほうがいいと思います。
H.I.S.送迎バス車内
旅行会社経由で予約しているならば、旅行会社のシャトルバスを利用できるかもしれません。JTBやHISが一人片道22USドルで送迎手配をしてくれます(旅行会社に送迎だけを依頼することも可能なようです)。シャトルバスのようなものなので、他のホテルも回るため、時間はかかります(40~60分くらい)。
路線バス(ザ・バス)は、荷物のスーツケースなどの大型荷物の持ち込みが不可なので、利用できる方は限られます。片道3ドルと破格の安さです。空港から路線20の乗り換えなしで、60~80分くらいかかります(スケジュールは乱れがちです)。間違えて逆方向に乗らないようにしましょう。
ワイキキ・クヒオ通り Kuhio.Ave+Seaside.Ave停留所
路線20はホテルのすぐそばにあるKuhio Ave + Seaside Ave停留所に停車します(東向きの場合)。バス停を降りて、クヒオ通りを1分程度東に向かうとホテル正面です。
バスの乗車記録はこちら
チャリーズタクシーの乗車記録はこちら
HISの送迎利用記録はこちら
チェックインとステータス会員特典
ホテルのフロントは2階です。エスカレータで地上から2階に昇りましょう。
エスカレータを昇ってすぐの場所にフロントがあります。
私が予約していたのは1キング バルコニー(30㎡)です。
客室
1キング バルコニー(30㎡)
1キング バルコニー ツインデイベッド(30㎡)
2キング バルコニー(30㎡)
1キング ワイキキスカイラインビュー バルコニー(30㎡)
1キング プールサイド(30㎡)
ジュニアスイート 1キング バルコニー(43㎡)
コーナースイート 1キング バルコニー(46㎡)
コーナースイート 1キング ワイキキスカイラインビューバルコニー(46㎡)
ナイトリーアップグレードアワード(NUA)が承認されて、コーナースイート 1キング ワイキキスカイラインビューバルコニー(46㎡)になりました。最下位ルームから最上位ルームへの超絶アップグレードですね。
ワイキキスカイラインビューとは高層階(15、16階)になるようです。約180USドルのアップグレードになります。
こちらのホテルは(このホテルだけでなく、ワイキキのホテルはどこでも徴収されるのですが)、宿泊1泊1室あたりデスティネーションフィー35USドル+税が必要になります。
デスティネーションフィー特典
・ボトル、スナック、ショッピングバッグのウェルカムアメニティバスケット
・カルチャーアクティビティ
・プールサイドでのシェイブアイスサービス
・高速WiFi
・ローカルコール無料
・フィットネスセンター
・ビーチタオルの貸し出し
・プールサイドでのウォーターサーバー
といったところです。
以前のウェルカムアメニティバスケットではサンダルが提供されていましたが、ショッピングバッグに変更されたようです。
サンダルがもらえると思って持ってきていなかったので、ちょっと失敗です。
そして、マリオット会員として特典は、
チタン特典
●ウェルカムギフト
・1滞在1,000ptsあるいは15USドルの朝食クレジット
・1泊あたり750ptsあるいは10USドルの朝食クレジット
●75%のボーナスポイント
●宿泊アップグレード(可能なら)
●レイトチェックアウト(可能なら)
プラチナ特典
●ウェルカムギフト
・1滞在1,000ptsあるいは15USドルの朝食クレジット
●50%のボーナスポイント
●宿泊アップグレード(可能なら)
●レイトチェックアウト(可能なら)
コスパを考えると朝食クレジットがお得ですが、私は50USドル朝食クレジット付プランで宿泊していたので、ポイントを選択しました(結果的にこれは失敗だったようです)。
ルームキーを手にお部屋に向かいます。
客室の様子(コーナースイート 1キング ワイキキスカイラインビューバルコニー)
ホテル客室は16階まであります。エレベータはルームキーでセキュリティされています。
コーナースイート 1キング ワイキキスカイラインビューバルコニー(46㎡)のお部屋です。こちらのホテルでは最上位のお部屋になります。同じ部屋でもワイキキビーチ側がさらに上だと思いますが、最下位のお部屋からのアップグレードなので、とてもありがたいことです。
入ってすぐ左側がウェットエリア、右がクローゼットなど、正面がベッドルームで、右奥にリビングエリアがあります。スイートとなっていますが、完全にリビングとベッドルームが独立した部屋になっておらず、間仕切りされているだけです(ドアも無いし)。
先にベッドールーム絡みましょう。テーブルの上にはレイロウのウェルカムアメニティバスケットです。
キングベッドの枕元には、USB充電ポート、コンセントがあります(写真の黒い部分)。反対側の枕元にもあります。さらに白い増設アダプターもありました。
テレビディスプレイの横の棚に、KEURIGのエスプレッソマシンがあります。ハワイらしく、ハワイアン・パラダイスのParadise Blendですね。日本茶のティーバッグも用意されていました。
ディスプレイの隣にはメモ帳とペン、電話機があります。
入り口横には大きめのソファ、クローゼットがあります。ソファはこちらはデイベッドになるので、宿泊人数の追加が可能です。
クローゼットです。ラゲッジラック、バスローブ、アイロン、アイロン台、セイフティボックスなどが用意されています。室内スリッパはありません(アメリカでは標準です)。
リビングエリアです。簡易の間仕切りに仕切られた空間に、テーブル&チェアセットと、棚が置かれています。
棚の上にはグラスとアイスペール。
下は冷蔵庫になっていて、自由に利用可能です。
ウェットエリアです。洗面、トイレ、シャワーブースがあります。
洗面台にはレイロウ独自ロゴ入りのボディローション、ボディソープがあります。
フェイスソープも別に用意されています。
綿棒、リムーバー、コットンが入ったカップもありました。
歯ブラシ、カミソリ、クシなどはありません(アメリカでは標準です)。
洗面台の下には、ドライヤーやタオルがあります。
シャワーブースです。バスタブはありません。シャワーは上部固定とハンディタイプがあります。
シャワーアメニティもレイロウ独自ブランドです。フロントで購入できるらしいです(1ボトル20USドル)。
山側のバルコニーです。オアフ島の山々を遠くに眺めることができます。
バルコニーで優雅なティータイムを楽しむのもいいです。
夜景はこんな感じ。
コーナールームなので、もう1つバルコニーがあります。お隣のハイアットセントリック・ワイキキビーチホテルのプールが見えますね。
ピンクパレス(ロイヤルハワイアンホテル)の向こう側にワイキキの海が見えます。パーシャルオーシャンビューといったところですね。シェラトンワイキキが邪魔かな(笑)。
夜景です。海の方は真っ暗になります。
ヒルトン ハワイアン ビレッジ ワイキキ ビーチ リゾートの花火を遠望することができました。望遠カメラじゃないので、画質が荒くてすみません。
まとめ
今回は2025年に利用した、レイロウ,オートグラフコレクション(The Laylow, Autograph Collection)の様子をアップさせていただきました。
ハワイの中心街クヒオ通り沿いに位置していて、インターナショナルマーケットプレイスに隣接する好立地のホテルです。ワイキキビーチも徒歩8分くらい、DFSギャラリアも5分くらい。どこに行くのも便利です。
オートグラフコレクションブランドですが、日本のautograph collectionブランドホテル(TIAD、メムズ東京、大阪ステーションホテル、ザ・プリンスさくらタワー東京、ザ・プリンス京都宝ヶ池)に比較するとスモールでカジュアルな印象です。マリオット系だとデザイン・ホテルやACホテルの方がイメージが近いと思います。
次回はホテル施設やお食事事情などを解説します。