目次
はじめに
今回の記事から、2023年秋の香港旅行です。前回、2023年春に台北・香港を入国せずに周遊してきましたが、今回はちゃんと香港を訪問します。
今回はJALマイルを利用して、キャセイパシフィック航空のビジネスクラス特典航空券を往復で発券しました。2023年夏以降、キャセイパシフィック航空の特典航空券取得が難しくなっていますが、2023年はじめごろは簡単に確保できました。今から考えると、コロナ禍の影響が残る最後の時期のチャンスでした。
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成田空港第2ターミナルを散策
今回の出国は成田空港からです。関西在住者が成田空港に向かうには、伊丹空港からJALやANA便、関西空港からピーチ、ジェットスター便があります。JALやANA便は便数が極端に少ないので(コロナ禍前は便数が多かったんですけどね)、非常に使いづらいです。特に、朝~昼に出発する便には乗り継ぎ連絡していません。
ということで、関西空港からジェットスターで成田空港へ向かいました。東南アジア周遊のころから私には「フライト遅延病」になっていて、今回のジェットスター便も1時間近く遅延です。前回のハワイ旅行で利用したジェットスター便は、ゲートに来てから遅延のインフォメーションがありましたが、今回は幸い(?)、出発の6時間以上前に遅延連絡がありました。
遅延が早くわかっていたので、プライオリティ・パスを使って「ぼてぢゅう1946」でゆったりと出発待ちです。余裕のある旅っていいですよね。
GK212便で成田空港第3ターミナルに到着。1時間くらい遅延したので、到着は23時を過ぎました。ぼてぢゅう屋台は既にクローズしていて利用できません(22時まで)。この日はホテルで一泊です。
翌日、朝7時ごろに成田空港第2ターミナルにやってきました。第2ターミナルには保安検査場の優先入口「FAST TRACK」があるのですが、ビジネスクラス以上の乗客しか利用できません(航空会社会員ではダメみたいです)。一般ゲートにはかなり列ができていて、ビジネスクラス搭乗予定なので利用させていただきました。
保安検査と出国審査を終えて、出国後エリアにやってきました。
2023年秋現在、成田空港第2ターミナルには以下のラウンジがあります。
成田空港 第2ターミナルのラウンジ(2023年秋)
航空会社ラウンジ
●エミレーツラウンジ 出国審査場前 4階
●サクララウンジ ゲート61付近 3階(JAL運営)
※サテライトは閉鎖中
●JALファーストクラスラウンジ ゲート61付近 4階
●キャセイパシフィックラウンジ ゲート71付近 2階
※アドミラルズクラブ跡に移転
●チャイナエアライン ダイナスティラウンジ ゲート71付近 2階
カードラウンジ/プライオリティ・パスラウンジ
●I.A.S.S SUPERIOR LOUNGE 虚空 -KoCoo- 出国審査場前 4階
※キャセイパシフィックラウンジ跡にオープン
有料ラウンジ
●ASPIRE LOUNGE ゲート82付近 2階
※カンタスクラブ跡にオープン
プライオリティ・パス対象
●鉄板焼 道頓堀 くり田 2階フードコート(レストラン)
●ナイン・アワーズ 空港外(カプセルホテル・シャワー)
国内線ラウンジ
●サクララウンジ 国内線エアサイド
コロナ禍でラウンジもずいぶん変化しています。アドミラルズクラブとカンタスクラブは正式に閉鎖しました。カンタスクラブの跡地にASPIREラウンジが2023年1月オープンしています。
キャセイパシフィックラウンジがアドミラルズクラブ跡地に移転し、元の場所にはI.A.S.S SUPERIOR LOUNGE 虚空 -KoCoo-が2023年7月にオープンしました。サクララウンジサテライトは2023年秋現在閉鎖中です。
さて、まずは腹ごしらえです。
第2ターミナル出国後エリアのフードコートにある「鉄板焼 道頓堀 くり田」にやってきました。2023年10月以降、プライオリティ・パスでセットメニューがいただけます。
牛ランプステーキのセットをいただきました。食べ応えは十分です。
次に、2023年7月にオープンしたばかりのI.A.S.S SUPERIOR LOUNGE 虚空 -KoCoo-を訪問しました。メインフロアの3階からエレベータで昇った4階にあります。もともとここにキャセイパシフィックラウンジがあったのですが2023年に移転しています。
ラウンジ内にはアニメのポスターが多数ありました。日本アニメがテーマのラウンジみたいです。プライオリティ・パスで利用可能です。
最後に、キャセイパシフィックラウンジにやってきました。こちらはアメリカン航空のラウンジ「アドミラルズクラブ」の跡に移転して、2023年2月にオープンしています。
アドミラルズクラブをそのまま利用しているだけあって、とにかく広いの一言です。ビジネスクラス用のラウンジとしては圧巻の広さで、シャワールームも備えています。利用者も少ないので穴場のような存在になっていて、JALファーストクラスラウンジより静かで落ち着いた雰囲気になっています。
今回はキャセイパシフィック便に搭乗予定なので、同じワンワールド系のJAL系ラウンジが利用可能ですが、キャセイパシフィックラウンジの居心地があまりに良いのでそのまま出発まで滞在していました。
搭乗開始時間になり、ゲートに到着しました。
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CX501便 成田発香港空港行き エアバスA350-900 ビジネスクラスに搭乗
CX501便 エアバスA350-900 ビジネスクラスに搭乗です。エアバスA350-900のキャセイ便は、以前、香港から関西空港に搭乗する際にお世話になっています。
ビジネスクラスシートです。おなじみのグリーンのヘリンボーンシートです。ヘッドホン、クッション枕が用意されています。夜行便だとブランケットも提供されていますが、今回は昼行便なのでありません(CAさんに声掛けすると提供されるようです)。
足元は前席のテーブル下に滑り込むようになっています。B777-300ERだと足元の部分が革張りですが、こちらは通常のシート生地です。ディスプレイは18.5インチでタッチパネル式です。A350-900の方が機材が新しいので、設備も若干充実しています。
搭乗してすぐ、ウェルカムドリンクが提供されました。私はシャンパンをいただきました。キャセイパシフィックのシャンパンはティエノー・ブリュットです。
サイドテーブルにヘッドホンが収納されています。ミネラルウォーターは搭乗時にすでに置かれていました。
4.3インチのディスプレイ付きリモコン(ビデオハンドセット)、ライト、シートのコンソールがあります。
もちろん、シートはフルフラットにすることができます。
利用客は日本人と海外の方が半々くらいでしょうか。ビジネスクラス席は大半が埋まっているようでした。
成田空港から房総半島を東方向に離陸し、海上に出てから旋回して西に向かいます。
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CX501便 成田発香港空港行き ビジネスクラスのお食事
出発はお昼前で、離陸するとすぐに昼食の用意が始まりました。
お食事前におつまみと飲み物が配られました。キャセイのシグニチャーカクテルであるキャセイディライト(キウイジュースベースのノンアルコールカクテル)をいただきました。とても飲みやすくておいしいので、わたしはよく注文します。
お食事は前菜やメインが選択式です。
TO START
Seasonal salad
Buckwheat soba with nameko mushroom
<以下2品から選択>
・Roasted chicken roulade and smoked duck breast
・Simmered shrimp, seabream egg cake seabream egg rolls,
eel burdock roll, candied chestnut and sweet potato
MAINS
<以下3品から選択>
・Grilled beef tenderloin with tarragon sauce
・Wok fried prawns with garlic chili sauce
・Pork belly in soy sauce
CHEESE
Cheese selection
DESSERT
Seasonal fresh fruit
Chocolate coffee cake
Selection of ice cream
まずは前菜ですが、なめこそば、サラダ、和食前菜プレートです。
テンダーロインステーキです。ミディアムレアくらいの焼き加減で、程よい噛み応えでおいしくいただけました。
デザートはハーゲンダッツの抹茶アイスをいただきました。
成田空港10:35発、香港空港15:00着です。日本と香港には1時間の時差があるので、所要時間は5時間25分です。
最初の食事で2時間くらい経って、そのあとシートをフルフラットにして仮眠しました。到着の1時間くらい前に機内照明が明るくなり目が覚めます。
予定より20分くらい早く到着しました。今回はちゃんと入国します。
2023年秋時点で、日本国籍のパスポートがあれば、観光目的の香港入国は特に手続きは不要です。入国ゲート前で入国カードを記載して提出が必要です。
入国審査列はかなり長く、入国に40分くらい必要でした。香港入国審査のファストトラックはないのですが、e-道(e-channel)という自動化ゲートがあります。e-道を使うには事前登録が必要で、JALやANAのブロンズ以上の会員であれば登録可能です。一度入国しないと登録できないので、私はまだ利用できません。
今回、せっかく入国したのでe-道の登録もしておきました。他に登録している方はいらっしゃらなかったので、待ち時間なく5分程度で登録完了しました。注意点として、入国審査直後のエリアに登録所があるので、手荷物受取エリアまで進んでしまうと登録できません。
今回の宿泊は香港島に予約していました。AIRPORT EXPRESSを利用して香港駅に向かいます。約24分で到着です。
次回は香港観光と日本への帰国です。
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