目次
はじめに
2022年夏に青森県にある三沢空港(三沢飛行場)を訪れました。
青森県のメイン空港は青森空港ですが、県の中央に位置しているため、三沢空港は東側(太平洋側)地域の玄関口になります。十和田湖や下北半島方面へのアクセスに利用できます。
三沢空港には自衛隊基地、米軍基地が併設されています。2022年現在、三沢空港は防衛相所有の米軍管理となっています。
滑走路長は3,050mあり、ジェット機の運用可能です。2022年現在、三沢空港は羽田4便、札幌(丘珠)2便、伊丹1便の計7便です。民間発着枠は1日7便に制限されているようです。
三沢駅からバスで16分と、街の中心部から近いのですが、近辺で大きな街となる八戸から1時間近くかかるのが難点です。特に、新幹線停車駅である八戸駅からバスが無いのが厳しいところです。
三沢空港はカードラウンジがありませんが、有料ラウンジがあります。また、空港前には温泉もあり、それなりに楽しめる空港です。
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三沢空港へのアクセス
三沢空港の最寄り駅は三沢駅です。三沢駅は青い森鉄道(第3セクター線)の駅で、快速列車も停車します。2020年に駅前が整備され、新しくなっています。
三沢駅から三沢空港まで距離にして5kmくらいです。空港連絡バスで16分、コミュニティバスで25~33分です。タクシーだと10分程度で到着します。
空港連絡バスは飛行機の便に合わせて運行されています。八戸市内から三沢駅を経由して三沢空港に向かいます。八戸駅から発着しないので注意しましょう。
三沢駅の西口から出て地上に降ります。目の前にタクシー乗り場があります。バスの発着は道路側の停留所(写真の赤丸)になります。
以前、十和田観光電鉄が三沢駅から写真奥に向かって鉄道路線を運行していたのですが、2012年に廃線になっています。また、星野リゾート青森屋が徒歩圏県内にあり、多くの観光客が訪れています。
在りし日の十和田観光電鉄三沢駅です(2012年撮影)。
ちなみに、2022年現在、アンケートに答えると、空港へ向かうタクシー代の補助が出ます。
三沢市観光案内所
三沢駅西口2階の三沢市観光案内所か、三沢空港売店「スカイマート・ビードル」でアンケート(スマホが必要)にこたえると、三沢駅ー空港の直行に限り、タクシー代1,000円の補助が出ます。タクシー代は2,500円くらいなので、補助が出ればタクシー利用のハードルが下がりますね。アンケート内容は青森でどこに行ったとか、そんな内容でしたが、他県から電車で来た私には、選択肢に答えが無くて困りました(笑)。
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三沢空港ターミナルビルを散策
三沢空港のターミナルビルは、1階、2階、3階(屋上)があります。
1階 チェックインカウンター&到着フロア
1階の到着フロア前には1階はレンタカー受付が並んでいます。
チェックインカウンター方面に歩くと、三沢市観光PRコーナーがあります。1階にショップやレストランはありません。
三沢空港はJAL便しか運行していないので、チェックインカウンターはJALのみです。
ターミナル前
ターミナルの正面には平面駐車場があります。無料駐車場ですが、7時から21時の日中のみの運用らしいです。
正面タクシー乗り場にはタクシーが常駐しています。バス停はターミナルから出て、左手側のかなり奥になります。
三沢空港・八戸市内行きのバスが運行しています。到着便に合わせて出発時刻が設定されています。
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2階 出発フロア&ショッピングフロア
1階から2階に向かうエスカレータはありません。エレベータはありますが、ターミナルの端になるのでちょっと利用しづらいかも。
階段で2階に昇ると、正面にショップがあります。2022年現在キャンペーン中の三沢駅ー三沢空港タクシー補助券はこちらでも発行しています。
階段を昇って左を向くと、出発・保安検査場です。そのさらに左にはレストランと有料ラウンジがあります。
左がレストラン、正面が有料ラウンジです。レストランは駐機場側を向いているので、飛行機を眺めながら食事ができます。有料ラウンジを利用する場合は、レストラン受付に声をかけます。
レストランのメニューです。価格はこんなものでしょうか。
私は三沢ごぼうのかき揚げうどん(880円)をいただきました。
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3階 送迎デッキ
送迎デッキは3階にあります。ターミナル1階の端に入り口があります。2階ターミナルからも行けます。
2階までは階段あるいはエレベータで来れます。こちらで入場料を徴収されます。大人100円、12歳以下無料。ゲートの左側が大人用、右側が子供用です。
送迎デッキです。駐機場側の柵は低いので、写真撮影の邪魔になりません。椅子は用意されていますが、屋根は無いので、待ち時間はターミナル内で待機したほうが快適です。
駐機場と滑走路の間にはゲートがあり、飛行機の離発着時にオープンされます。三沢空港は自衛隊や米軍の運用が最優先で、その間を縫って民間機が利用しています。
左手側は高い木々が植えられています。そのため、滑走路の大半は木々に隠れて見えません。滑走路の向こう側に米軍基地、木々の向こう側が自衛隊基地です。木々は秘密保持のために植えられていると思われますが、送迎デッキからの写真撮影は禁止されていません。
機体が滑走路に向かう際には、滑走路との間にあるゲートがオープンになります。
こちらは到着機が滑走路からやってくる際の写真です。ゲートはオープンになっています。
離陸時の写真です。左側の木々が邪魔になるので、離陸してある程度の高度になるまで機体を視認することはできません。望遠レンズを使用しないと、機体を十分な大きさで撮影することはできません。
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2階 出発待合室
出発待合室は少し手狭な印象です。椅子の配置が複雑だからかもしれません。
待合室内には、自動販売機とトイレぐらいしか設備がありません。
出発になり、ボーティングブリッジで機内に向かいます。出発ゲートは1つだけで、ボーディングブリッジも1つだけです。
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ちょっと寄り道 三沢空港温泉
三沢空港から徒歩5分くらいの場所に温泉があります。その名も三沢空港温泉です。
空港を出て、正面にある道を真っすぐ進みます。信号があり、その右前方の角に温泉があります。
空港から近いので、気軽に利用できます。駐車場もあります。
荷物が多くて大変なら、ターミナルビルの1階にコインロッカーがあるので、そちらを利用することをお勧めします。出発前なら、さっさと預入荷物にしてしまうのも手ですね。
利用者はとても多いです。お風呂上がりの待合スペースは広々としています。
営業時間 5:00~24:00
入湯料 大人370円 小学生150円 幼児50円
地元の方が多く利用されています。離発着前に利用している方はほとんどなさそうですね。入浴料にはタオルやシャンプー類は含まれず、中にはシャンプー類はありません。
露天風呂、水風呂、サウナなどの設備があります。
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まとめ
2022年夏に訪問した青森県三沢市にある三沢空港(三沢飛行場)の模様をアップさせていただきました。滑走路運用の都合上、1日7便しか設定されていません。自衛隊や米軍の離発着を見ることができるので、アーミー好きにも喜ばれそうな空港ですね。
実際、JAL機にはまったく興味無さそうにみていた方々が、軍用機が出てくるとかぶりついているのをみかけました。私は軍用機に興味ないので、それを冷めた目で見ているという(笑)、対照的な構図です。つい最近まで鉄道しか興味なかった私ですから、そのうち軍用機に興味を持つかもしれません。
ターミナルビルは築40年近くでかなり古く惹きつけるものが少ないですが、三沢空港温泉や三沢航空科学館など、周辺施設に足を伸ばしてみるといいと思います。
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