【2019世界旅行記5】ハワイ編(1)関西空港からホノルルに向けて出国

はじめに

今回は、夏季休暇を利用してのハワイ旅行です。昨年は世界一周旅行に費やした夏季休暇ですが、毎年そんなことができるわけもなく、今年は「普通に」利用することにしました。ということで、弾丸旅行ですらありません(今回は表題から「弾丸」の文字を外させていただきました)。つまり、普通のサラリーマンが、普通の夏休みを、普通に消費しただけです(ああ、私もおちたものです・・・)。

今回でハワイは3回目。まだまだひよっこの私ごときがハワイを語るのも申し訳ない話ですが、しばらくお付き合いいただけるとありがたいです。

夏の日本は蒸せるような湿度にコンクリート砂漠の熱射が加わり、えげつない(失礼)暑さを生み出していますが、ハワイは気温も30度程度までですし、時折涼しい風も吹き抜けるので、心地よい暑さだと思います(あくまで日本と比較してですが)。憧れのハワイ、オワフ島の旅行記になります。今回は、航空券発券から書いていきますね。

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JALマイルで関空・ホノルル便の特典航空券を発券

関西からオワフ島のホノルルに向かうには、4種類の直行便が運航されています。マレーシア系LCCのエア・アジア、スカイチームのデルタ航空、独立系でJALとコードシェアをしているハワイアン航空、そしてワンワールドのJALです。2019年5月まで、シンガポール航空系LCCのスクートが就航していましたが、夏季繁忙期を前に撤退してしまいました(素人考えですが、需要の多い夏季を過ぎてから撤退すればよかったのに)。

数年前の世界一周で溜まっていたJALマイルですが、そろそろ有効期限が近づいていました(しばらくはJGCプレミアの資格で有効期限が無くなっていたのですが、平JGCに転落して有効期限が発生しました)。

正直なところ、「JALマイルを有効利用できるならどこでもOK」な状況。JALあるいはJAL提携航空会社から、マイルを利用できそうな路線を探っていました。この時点で、エア・アジアやデルタ航空は選択肢から外れてしまいますね。あと、今回の旅行はエコノミークラス以外の選択肢を考えていませんでした。ビジネスクラス以上を特典航空券で複数人分予約するのは大変ですから。

ANAマイルもそこそこ溜まっていたのですが、先にグアム旅行で目減りしたのもありますし、今年はANAの関空・ホノルル便が設定されないということでした。ANAはエアバスA380導入によるホノルル路線を設定したため、ホノルル路線を東京発に集中させてしまいました。A380のようなマンモス航空機の席を売り切るには仕方ない処置かもしれませんが、関西在住者にとって、A380の就航はちっともありがたくありません。

もちろん、成田や羽田からの乗り継ぎという選択肢もあります。飛行機で海外に向かう場合、3時間程度の距離なら極力乗り継ぎしたくない方が多いと思います。10時間ぐらいになると、国内線乗り継ぎがあっても、所要時間が長くなるのは誤差範囲内と受け入れられるかもしれません。関西から8時間のハワイは微妙なところですね。今回は家族連れなので、乗り継ぎが無いに越したことはないです。

ハワイアン航空も惹かれたのですが、JALを選んだのにはいくつか理由があります。そもそもハワイアン航空の関西発は20時45分なので、常識的に18時30分ぐらいには関西空港に到着する必要があります。職場の都合上、これが最も厳しいハードルでした(定時にさくっと仕事が切り上げられる職場がうらやましいです)。JALなら22時20分発なので、余裕をもって間に合うことができます。

2つ目は、ラウンジ利用について。ハワイアン航空は関西空港の北ウイングから出発します。JGCの資格ではラウンジ利用がサクララウンジになるのですが、このラウンジは南ウイングにあります。南ウイングから北ウイングに移動するには10分以上見込んでおく必要があるので、ぎりぎりまでラウンジを利用するにはハードルが高いですね(JAL便名のビジネスクラスだと、まさかのANAラウンジが利用できるらしいですよ)。

ホノルル空港ではハワイアン航空の指定ラウンジはプレミアクラブラウンジになります。これってハワイアン航空の国内線用ラウンジですよね。食べ物もお酒もないらしいですし、ちょっと残念な感じになりそう。搭乗するのがビジネスクラス以上ならプルメリアラウンジがつかえるらしいですが、このラウンジならプライオリティ・パスでも利用可能です。はじめからプライオリティ・パスを使うのもありかもしれません。プレミアクラブラウンジ、プルメリアラウンジは、ともに第1ターミナル(国内線ターミナル)にあるので、国際線の出発する第2ターミナルまでかなり遠く、帰国前のバタバタしたときにはつらいですね。

決定的なのはエコノミークラスの質です。JALのエコノミークラスはスカイトラックスで世界一に輝いています。通常なら3-3-3の横9席配置するところを、2-4-2の横8列配置なので、単純に横幅に余裕があります。おかげでシート部門は3年連続世界一らしいです。関西・ホノルル線に導入されたのは最近のことです。せっかく関西路線に導入されたので、一度体験しておくのもありでしょう。JALといえば、2019年8月にボーイング777-300ERのシートを一新させたらしいですが、そんな最新機材は絶対に関西空港には回ってこないので、まあ別の世界のお話です。

とまあ、長々書きましたが、ようは「JALの世界一エコノミークラスを体験してみたい」ということです。あとは特典航空券をゲットできるか、これに尽きます。一番取りやすいタイミングは発券開始と同時(355日前)ですが、私はそこまで頑張れない人です。

もう一つ、2018年12月4日から、JALの特典航空券の必要マイル数がかなり増加するようになったんですよね。特典航空券の枠は増えたのはいいですが、必要マイル数が増えたのはいただけません。

ということで、マイル数増加前に駆け込みで特典航空券を入手しました。夏季休暇期間なのでなかなか空席は見つかりませんでしたが、本当に偶然ですが、ほぼ希望の日程だけ確保可能な状態でした。正直なところ、奇跡に近いです。

ということで、今回はJALの特典航空券として発券しました。税金やサーチャージを負担する必要がありますが、運賃は無料になります。関西・ホノルル線のエコノミークラスは、時期が時期だけに、諸費用込みで1日120,000円以上はします。特典航空券だと2万JALマイル+諸費用ですね。通常の搭乗ではマイルも貯まりますから単純比較はできませんが、だいたい1マイル=5円の計算になります。まずまずお得な使い方ではないでしょうか。

航空券発券までに、私の頭の中ではさまざまなドラマが繰り広げられていたわけです。マイルのおかげでかなり旅行資金の余裕ができました。

フライトは、関西空港を22時20分に出発し、グアムには現地時間の11時30分に到着予定です。時差は19時間あって、日本の方が進んでいますから、搭乗時間は8時間10分になります。

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関西空港から出国

さて、出発当日です。空港に到着したのは20時前でした。出発まで2時間30分ぐらいありますが、搭乗開始までは2時間程度になりますね。まずはチェックインです。今回はJAL便ですから、4階国際線出発フロアのJALカウンターでのチェックインになります。

JALカウンターは通常のエコノミークラス用と、ビジネスクラス及びサファイア会員やJGC会員以上が利用できるレーンの2レーンの列がありました。さらにファミリーカウンターというものがありましたが、はて、これは何なのでしょうか。JALファミリーサービスのことでしょうか(海外赴任家族用のサービスです)。並ぶ列のスペースもなく、並ぶ基準もわからない。うーむ、謎です。

とりあえずJGCの資格を利用してプライオリティのレーンへ。プライオリティの列はほとんど並んでいる方がいないので(わずか1組)、早くチェックインできそう・・・と思いきや、エコノミークラス用のブースが3つに対して、プライオリティ側は1ブースしかオープンしていないので、最終的にはエコノミークラスの方が(4組ほど並んでいましたが)進みが早いという結果に。ま、あるあるですね。

とりあえずチェックインは終わりました。夕食がまだなので、エスカレーターで3階に降ります。プライオリティ・パスを利用して、ぼてじゅうでお食事をいただきましょう。一人だと3,400円分、2人だと6,800円分(税込)を注文することが可能です(人数分のプライオリティ・パスがないと、同伴者の分が有料になることがあります)。

ぼてじゅうはこの日も混雑していました。入店待ちの列ができていて、私たちの前には5組ぐらい並んでいます。20分程度の待ち時間で入店できましたが、出国前の時間ロスは痛いです。直前までレストランに滞在出来て時間の余裕がある、国内線利用者の方がおすすめです(関西空港の保安検査場は繁忙期以外スムーズです)。

噂では聞いていましたが、本当にアメリカン・エクスプレスのプロパーカード所持者のプライオリティ・パスでは、ばてじゅうをはじめとしたレストラン型のラウンジサービスが受けられなくなったのですね。だからといって列が短くなったわけでもなさそうですが。

結局、並び始めてから食事が終わるまで1時間くらいかかりました。これから、保安検査場と出国手続きがありますので急ぎましょう。

まずは保安検査場です。荷物検査の際にカバンからパソコンやバッテリーを出すのを忘れていましたが、「中のままでいいよ」とのこと。スムーズにパスしていきました。保安検査を終えると、下の階の出国検査場に進みます。通常の検査とは別のレーンに、事前登録した方用の自動ゲートが運用されていました。自動ゲートの方はスムーズに出国しています。便利ですね、私も登録することを検討しておきます。

出国を終えて、コンコースの中央エリアに出ました。JAL便は南ウイングから出発するので、中央エリアの南端からモノレールのような乗り物で移動が必要です。

私は仕事を終えて直行してきたので、どこかでシャワーでも浴びておきたいと考えていました。関西空港には航空会社ラウンジにもシャワーがないのですが、出国後のコンコースに有料のシャワーブースがあります(その名もシャワールーム、そのままですね)。

中央エリアの北の端になるので、JAL利用者には歩く距離が多くなるのが欠点です。

シャワールームでさっとシャワーを浴びてすっきりしたところで、南ウイングに向かいます。この時点でだいたい21時30分、もう出発まで1時間を切っています。多くの免税店を横目に見ながら急ぎます。

せっかくなのでJALのラウンジであるサクララウンジへ。こちらのラウンジは何度も訪問していますが、いつも混雑しています。この日のJAL便はホノルル線しか残っていないのですが、ラウンジ内の席はほとんど埋まっていました。

幸い、少しは席が余っていたのです、そちらに座って、飲み物を少々いただきました(お腹はすでにぼてじゅうでいっぱいです)。時間があまりないので、10分程度滞在して退散しました。

南ウイングにはクレジットカードで利用できるカードラウンジ金剛があります。ゴールドカード以上なら、ほとんどのブランドのカードで利用できます。お食事はありませんが、ソフトドリンクならいただけますし、搭乗口前ほど混雑はしていません。航空会社会員資格がないならお勧めです(今回の旅行では「金剛」を利用していません)。

搭乗時間になりました。自分一人なら優先搭乗させていただけるのですが、搭乗時は同伴者といえど優先搭乗はありません。自分だけ先に搭乗するのもやらしいですし、トータルで見てメリットが少ないので、同行者に順番を合わせて搭乗します(まあ、仕方ないところですね)。いよいよ、JL792便に搭乗です。

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