目次
はじめに
海外旅行は弾丸なので宿泊すらしないわたくしのブログですが、今回は国内ホテルの宿泊記をアップさせていただきます。
2021年春に宿泊したホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット 和歌山串本」の模様をアップさせていただきます。
私のマリオットホテル宿泊体験記一覧はこちら。↓
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駅からホテルへ
今回はフェアフィールド・バイ・マリオット 和歌山串本に宿泊してきました。マリオット系ホテルの中では宿泊特化型でカジュアルなフェアフィールド系列のホテルになり、リーズナブルなセレクトのカテゴリーになります。マリオットグループ内のカテゴリーは2021年4月現在で3です(8段階で上から6番目)。
こちらのホテルだけでなく、積水ハウスとマリオットが共同で、全国の道の駅に隣接するように多数のホテルを開業しています。積水ハウスの「Trip base style」というキャンペーンの一環です。2021年4月14日に開業したばかりの新築ホテルです。
その名の通り、和歌山県のホテルで、本州最南端の市町村である串本町にあります。国道42号線沿いの道の駅「くしもと橋杭岩」の道を挟んで反対側になります。ロケーションは、南紀勝浦や熊野三山の観光拠点として利用するのが妥当でしょう。
最寄り駅はJR西日本の紀勢本線(きのくに線)串本駅になります(正確には紀伊姫駅の方が若干近いですが、特急列車が停車しないのでアクセスが難しいです)。串本駅は特急くろしおの停車駅で、新大阪駅から電車で3時間40分くらい(本数は2時間に1本くらいです)。
問題は串本駅からのアクセスで、駅前から国道42号線を歩いていくのですが、2kmくらの距離があり、徒歩20分かかります。
いちおう、コミュニティーバスがあり、3分くらいで着きますが、2時間に1本くらいしかないので注意。
電車で行く場合、ホテルへのアクセスはなんとかなるかもしれませんが、周囲の観光地へ行く手段がありません。ここまで駅からのアクセスについて詳しく書いておいてなんですが、車で行く方がいいと思います。
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車でのアクセス
電車の利用は大変なので、現地での交通手段を確保する意味でも、車で行くのが妥当でしょう。大阪から3時間くらいです。松原JCTから阪和自動車道を南下して、そのまま紀勢自動車道で終点のすさみ南ICで降ります(ここまで2時間30分)。そこから国道42号線で30分くらい走ると、道の駅「くしもと橋杭岩」が右手に、その反対側の左手にホテルが見えます。
フェアフィールド・バイ・マリオット 和歌山串本は開業したばかりなので、カーナビの検索に引っかからないかもしれません。目的地は「橋杭岩」に設定するといいです。
平面駐車場があり、駐車は無料です。40台くらいは駐車可能です。
空港からのアクセス
和歌山には南紀白浜空港がありますが、熊野方面にはリムジンバスがあるものの、すさみ・串本方面には非常にアクセスが悪く、利用が難しい状況でした。
2021年10月1日より、マリオット串本バス停が開設され、南紀白浜空港からホテルに直行できるようになりました(正確には、マリオットの隣の道の駅前にバス亭があります)。南紀白浜空港の朝夕のJAL便に接続するように1日2本設定されています。バスは予約なしの先着順です。
リムジンバス路線は勝浦・新宮方面までつながっているのですが、残念ながらホテルと南紀白浜空港間しか乗車できません。ホテルから南紀勝浦、熊野大社方面へのアクセス手段としては利用できません。潮岬方面や串本町内なら路線バス、勝浦や熊野方面ならJR線あるいは別途レンタカー等の手配が必要になります。串本駅周辺にレンタカー店舗があるので利用しましょう。
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フロントでチェックイン
さあフロントに向かいましょう。ちなみに、入り口は午前1時~6時は施錠されますが、ルームキーをかざすと出入り自由です。
最も安いスタンダードルーム(キング)を予約していました。現在の私のマリオットステータスはプラチナです。こちらのホテルはツインあるいはキングのスタンダードルームしか部屋がありませんが、高層階海側はオーシャンビュールーム扱いで、2,500円ほど高く設定されています。いずれも25㎡で同じ間取りになります。
プラチナメンバーサービスは、①レイトチェックアウト(最大16時まで)、②マリオット・ボンヴォイポイント500の2点です。2022年ごろからポイントの代わりにオリジナルドリンク2本の選択もOKになっています。
2022年再訪時、わたしはオリジナルドリンクを選択しました。串本だけでなく、2022年からだと思いますが、日本各地の積水ハウス系フェアフィールドで、プラチナ特典の選択肢として、ご当地ドリンクを提供するようになったようです。
プラチナ会員特典でしょうか、オーシャンビュールームにアップグレードしていただけました。
こちらのホテルでは朝食を提供していません。ホテル前を走る国道の反対側に道の駅があります。道の駅で軽食をいただくことができますが、朝9時からの営業になります(夕方17時まで)。
観光地なので、ホテル周辺にレストランもいくつか営業しています。徒歩2分くらいによる21時まで営業の「空海」があります。朝は「はし杭」という食堂が8時頃から営業しています。
串本駅周辺にはファミレスなどもありますし、コンビニ(ローソン・ファミリーマート)があります。車で2分くらいで行けます。
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お部屋の様子(キング・オーシャンビュールーム)
エレベーターに乗ってお部屋に向かいます。ホテルは7階建てです。エレベータの利用にルームキーは不要です。
さて客室に入りましょう。ルームキーを取っ手の上にあるセンサーにかざすと鍵が開きます。
スタンダードキングルームです。和の雰囲気のお部屋です。新築ですからとてもきれいですね。床は木ではなく、木目調フロアシートです。
参考までに、上の写真は、フェアフィールド・バイ・マリオット大阪難波のスタンダードルームです。ほとんど内装が一緒ですね(ただし、大阪難波の床は木製フローリングです)。フェアフィールド・バイ・マリオット・栃木宇都宮など、積水ハウスの手がけたフェアフィールド・バイ・マリオットホテルは、内装を統一しているようです。
入室してすぐ左手に、ハンガーや消臭スプレーがあります。
お値段としては十分広いお部屋です(25㎡)。枕元にはコンセントに加えてUSBの電源があります。
ソファの横には無料のミネラルウォーターやポット、冷蔵庫があります。冷蔵庫の上にはセイフティーボックスが備えられています。
部屋の中央に洗面スペースがあるのは珍しいですね。歯ブラシ、ブラシ、カミソリなどのアメニティがそろっています。洗面台の下にはタオルとドライヤーが置かれています。
右手の扉を開けるとシャワーがあります。ボトルのリンスインシャンプーとボディーソープが備えられています。椅子があるのは楽ですね。バスタブはありません。シャワーの水圧が十分です。
トイレの床も木目調です。落ち着いた印象を感じます。
窓の外に、橋杭岩を見下ろすことができます。道路の向こう側に見える施設が道の駅です。
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ホテルの設備
こちらのホテルにはレストランやフィットネスジムはありません。
ロビー周辺
フロント前の様子です。広いロビーラウンジスペースがあります。宿泊客は自由に利用できます。
フロント前にはショップがあり、ドリンク、軽食が販売されています(ブレブレですみません)。お土産も少し置いています。24時間利用可能で、飲み物以外はセルフ購入方式です。注意点として、こちらのホテルでは現金は使用できませんので、クレジットカードや交通系カードを用意しましょう。
ウッド調の新しくて広いロビーです。シティーホテルでよく見かける有料喫茶のサービスはありません。
ホットコーヒーとお湯が自由に使えるサーバーがあります。紅茶のティーパックもありますね。セルフサービスですが、無料でいただけます。
ほかにも、製氷機、オーブン、レンジ、食器洗いスペースなどが設置されています。食事の販売はありませんから、食べ物を持ち込んで利用することができます。
自動販売機も設置されています。
ランドリー
1階にランドリーがあります。洗濯40分300円、乾燥20分100円で、こちらは現金が必要です。両替機も設置されています。
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その他
道の駅「くしもと橋杭岩」
ホテルの正面が道の駅になっています。もともと道の駅と一体運用する方向でホテルを開業しています。
営業時間は朝9時から午後5時までです。夏季(4月~9時)は午後6時までですが、コロナ禍の影響で2021年春は午後5時までの営業になっています。残念ながら、朝食に利用するのは無理のようです。車で3分ほど、JR串本駅まで行くとコンビニがいくつかあるので利用しましょう。
目の前には名勝の「橋杭岩」があります。観光名所なので、南紀方面のドライブ観光客やバス観光客は皆さん道の駅に駐車して観光していきます。そのため、観光シーズンの駐車場は満車のことが多いです。
レストラン「空海」
ホテルから徒歩2分の国道沿いに、レストラン「空海」があります。南紀の海鮮料理や洋食が提供されています。ランチ11:30~14:30とディナー17:00~21:00営業です(30分前ラストオーダー)。
店内にはテーブル席とカウンター席があります。
私の訪問時は、刺身や天麩羅が品切れとのことで、洋食しかありませんでした。刺身のセットは夜でも1,000円台でいただくことができます。
リブロース炙り焼き2,500円を注文。500円のごはんセットと合わせていただきました。かなりボリュームがあり、お肉も柔らかく、かなり満足できました。
ホテルオープンしたばかりです
こちらのホテルは2021年4月14日にオープンしたばかりです。
オープニングキャンペーンで、記念バッグが配布されていました(写真は京都南やましろのもの)。以前、京都南やましろでも記念バッグをいただきましたが、まったく同じでした。
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まとめ
今回は2021年春に利用した、フェアフィールド・バイ・マリオット 和歌山串本の様子をアップさせていただきました。南紀勝浦・熊野三山方面観光に利用するといいと思います(ただし車が必要です)。
宿泊特化型のシンプルなホテルで、マリオット系ホテルの中では比較的リーズナブルな価格帯で利用できますが、設備面から考えると他のホテルと比べて抜群に安いというわけではありません。現時点でホテルの利点は新しいことに尽きますが、将来的に建物が老朽化してくると厳しいかもしれません。
宿泊特化型ホテルなので、宿泊機能以外はほとんどありません。お食事などは道の駅を上手に利用しましょう。
今後も、数多くのフェアフィールド・バイ・マリオットホテルの開業が予定されています。和歌山すさみ(6月9日)が2021年に開業予定となっています(和歌山の田辺中辺路も開業予定でしたが、2020年に入って情報が途絶えており、開業中止かもしれません)。これらのホテルを、サイクリングやバイクで順に巡るツアーなどはいいかもしれません。
マリオット愛好者にとっては、ラウンジはないので、上級会員のメリットは乏しいかもしれません。プラチナチャレンジ(プラチナ会員を目指す修行)のために利用するには大阪から3時間はかかるので、さすがにおすすめできません。
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