スターアライアンスファーストクラス世界一周の旅。前回記事で羽田空港からニューヨーク、ドイツ・フランクフルト空港と乗り継いで、スウェーデン・ストックホルムにやってきました。
空港から市街地に出て観光していきたいと思います。
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アーランダ・エクスプレスで市街地へ
ストックホルム・アーランダ空港に降り立ちました。ターミナル5の到着フロアに出て右方向へ。
鉄道でストックホルム市街地に向かいたいと思います。
ストックホルム中央駅に向かうには、バスやローカル鉄道もありますが、アーランダ・エクスプレスが最も速くて間違いないです(最短18分)。片道(one way)だと320SEK、往復(round trip)で買うと600SEKです。ネットでも事前購入できますが価格は一緒です(ユーレイルパスが有効です)。
ローカル線(40番)は所要時間40分で180SEKくらい、バス(エアポート・コーチ)だと所要時間45分で140SEKくらい(ちゃんと調べていないのでだいたいです)。空港駅は使用料がかかるらしく、電車は高くなります。
路線バス(583番)+Maersta駅からローカル線41/42番という節約路線もあるらしいですが(空港駅使用料無しなので40SEKくらい)、所要時間1時間以上かかります。値段だけならこちらがお得ですね。
黄色の券売機があるので、チケットを購入します。ちょっと不安になりますが、このチケットで往復乗れます。失くすと困るので、ちゃんと帰る時まで持っておきましょう。
地下のホームへエスカレータで向かいます。ローカル線とホームは別で、専用ホームになっています。ちゃんと案内板があります。
列車はこんなイエローの車両です。
席はこんな感じ。座り心地はいいです。席にかなり余裕がありました。必ず車内改札が来るので、ちゃんとチケットを買っておきましょう。席は自由席です。
途中停車駅は、サウス駅(ターミナル2,3,4へのアクセス駅)のみです。間違えて降りないように。
周囲は一面雪景色です。本数が多いので(15分間隔くらい)、線路は雪で埋もれていません。ちゃんと走ります。
20分経たずにストックホルム中央駅(Stockholm Central)に到着します。国際列車が発着する規模の大きいターミナルで、ドイツ・デンマーク方面からも列車が来ています。
アーランダ・エクスプレスはこの駅までなので、一番東側のクシ状ホームに入線します。ストックホルム中央駅より先に進む列車もあるので、ヘルシンキ中央駅のように、全てクシ状ホームになっているわけではありません。
こちらの駅もホーム上にアーランダ・エクスプレスの自動改札機があります。
駅舎は大きくて、美しいですね。多くの乗客を収容できるキャパシティがあります。
1871年開業の歴史ある建物です。時代の重みを感じますねえ。
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セーデルマルム島・スルッセン地区へ
ストックホルム中央駅から市内各地へ向かうには、市バス、地下鉄(Metro)、トラム、ローカル線があります。これらの交通機関はStockholm Lakaltrafikの運営です。
チケットも共通で、ゾーン制のシングルチケットが券売機で購入可能です。75分乗り換え可能で42SEK(約600円)になります(2024年現在)。
日本の交通系ICカードみたいなカード(SLカード)があり、チャージすることで1回26SEK(約370円)にディスカウントされます。カード自体は20SEKなのでカードを購入したほうがお得です。
面倒なことが嫌いな私は、24時間券を購入しました。トラベルカード24時間券と言えばいいです。有人カウンターで購入可能で、ストックホルム中央駅にもカウンターがあります。175SEK(SLカードで110SEK)で購入可能です。5回以上乗れば元が取れます。
1dayではなく24時間券なので、夕方~翌日夕方で利用可能なのがいいですね。
まずはホテルのあるスルッセンに向かいます。ストックホルムの街は、川の中州にある島々から構成されています。スルッセンは2つ隣のセーデルマルム島の北岸にあります。
地下鉄Metroで向かいます。red-lineとgreen-lineどちらでもOK。Metroの駅はストックホルム中央駅から微妙に東に離れてたT-centralen駅です。
地下鉄に乗ります。
Slussen駅はT-centralenから2駅南ですから、すぐですね。
ここで私はちょっと失敗しました。ホテルは島の北岸なので、電車の後ろ側(北側)の駅出口から出たほうがよかったんですよね。南に行くほど坂の上になるので、前側(南側)の駅出口は、駅から出るまでエスカレータを延々と乗り継いで昇る必要があります。
せっかく昇って駅から出たのに、北岸に向かってまた坂を下りる必要があります。歩くの大変です。
この日の宿泊はヒルトン・ストックホルム・スルッセン(Hilton Hotel Stockholm Slussen)です。
ホテルからの眺望は、旧市街ガムラスタンやストックホルム中央駅方向を見下ろせる絶景です。風情があっていいですね。
外は暗いですが、まだ17時くらいです。日没が15時くらいですからね。寝るには早いので、観光に出かけたいと思います。
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リッダーホルメン島・旧市街ガルマスタン地区へ
ストックホルムの街は、多くの島々からできています。ホテルのあるセーデルマルム島の北側には、ストックホルムで最も観光地が密集しているガムラスタン地区とリッダーホルメン島があります。
ガムラスタン自体はセーデルマルム島と一部地続きになっていますが、ほぼ独立した島のような感じ。リッダーホルメン島とガルマスタンはほぼ一体化しています。30分くらいあれば一周できる、小さな地区です。
スルッセンのホテルの目の前からガムラスタン西側へ、徒歩専用の橋が線路に沿って設置されています。歩いて渡ることができます(ガムラスタン東側はスルッセンと地続き)。
橋を渡ると、ガムラスタンの駅が右手に見えます。高架下の駅を抜ければガムラスタンの旧市街地区ですが、いったんスルーしてまっすぐ北に進みます。
スルッセン方面を振り返ったところ。水面に光が映り込んで、雪景色と相まって美しい景色です。ホテルは一番左側の建物です。
さらに北に進むと、リッダーホルメン島に入ります。リッダーホルム教会です。冬季は建物内に入ることはできないようです。
教会前の道を西に橋を渡り、ガムラスタン地区に入ります。
この地区は観光地なので、夜間でも観光客が多いです。イルミネーションで装飾されています。
ガムラスタンの北側に国会議事堂があります。国会議事堂は別の島になるので橋を渡ります。
さらに橋を渡って北に向かうと、政府関係施設が並びます。ストックホルム中心街で、ストックホルム中央駅まで徒歩圏内です。
橋からノーベル賞授賞式の晩餐会会場になっている市庁舎を眺めることができました。
ガラムスタン観光のために橋を戻ります。
大聖堂です。映画「魔女の宅急便」のモデルになったと言われています。
大聖堂の裏手に人が集まっていました。
プロジェクションマッピングのようですね。幻想的な光景が広がっています。
王宮は大規模改修中でした。
ストールトルゲット広場(大広場)は、クリスマスマーケットで有名です。時間が遅かったので、多くのお店がすでにクローズしていました。でも、雰囲気はありますね。
ストールトルゲット広場にはノーベル博物館があります。ストックホルムはノーベルの出身地です。時間が遅いので、こちらも残念ながらすでに閉館していました。
王宮前にあるフィンランド教会の裏には、
日本でいうお賽銭で囲まれた「アイアン・ボーイ」があります。ちっちゃなベンチに乗っています。
さらに南に向かうと、ドイツ教会です。ハンザ同盟の商会に建てられたからドイツ教会らしいです。冬季は閉鎖らしいです。どこもあいてないなあ・・・(泣)。
旧市街の小路を南下していきます。クリスマスイルミネーションがきれいですね。
旧市街で最も細い小径「モーテン・トローツィグ・グレン」です。道の入口は扉の枠みたいな構造物があるので、私有地の入口のように見えて、何度もいったりきたりして探してしまいました。観光スポットなので、日中なら人が多くて見落とさないと思うのですが、夜は人がいないですからね。
モーテン・トローツィグ・グレンのすぐ南にある鉄の広場まで来ました。ここまで来ると、旧市街の南端で、スルッセンはすぐ向こう側です。
スルッセンの駅前にあるストックホルム市立博物館の中庭は、プロジェクションマッピングで人が集まっていました。
いろいろ巡ってホテルに戻ってきました。3時間くらいかかったかな。いやあ、歩きましたね。
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ストックホルム中央駅周辺で迷子に
朝を迎えました。明るいと、こんな景色なんですね。雪化粧でいい感じです。
チェックアウトして地下鉄でT-centralen駅に向かいます。先に書きましたが、T-centralen駅とストックホルム中央駅は微妙に距離があります。
T-centralen駅から地上に出て、はて中央駅はどっちだ? 太陽が無いので、方向感覚が全く利きません。
えーと、なんか見覚えのある光景が。国会議事堂とそこに向かう橋です。まったくあさっての方向ですね。うーん。電車を1本逃した感じになったので、次の電車までの時間で散策です。
駅の反対側まで歩いて、市庁舎を観てきました。内部観覧もできるらしいですが、今回は時間が無いのでパスです。
ストックホルム中央駅に戻ってきました。これからストックホルム・アーランダ空港に戻ります。
帰路もアーランダ・エクスプレスです。往復チケット購入していましたからね。
あと8分ですって。15分ごとに電車があるのはすごく便利です。
ホームにはアーランダ・エクスプレス用の待合室があります。
ホームにチケット販売機があります。電車も来ていますし、さっさと乗り込みましょう。
次回はスウェーデン・アーランダ空港から、次の地に向かいたいと思います。
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