2023年世界一周旅行記の第14回です。
オーストラリアのシドニーからタイ航空でタイ・バンコクにやってきました。これからスワンナプーム空港からバンコク市街へ移動します。
前回の記事はこちら↓
バンコク市街で「プチ沈没」 市街地のクリスマスを楽しむ
スワンナプーム空港地下1階からエアポート・レイル・リンクで終着駅のパヤータイ駅まで移動し、BTSに乗り換えてチット・ロム駅へ。
電車の乗り方は下記記事を参考にしてください。
この日の宿泊は、ヒルトン系最上級ブランドホテルのウォルドーフ・アストリア・バンコクです。
最もお安いお部屋にポイント宿泊のはずが、アップグレードでキングコーナースイート90㎡に。せっかくなので、翌日の観光は中止して部屋でゆったり。まさか、これが有名な「バンコクで沈没」なのか!?
プールもフォトジェニック。ずっと宿泊していたい。
そうもいかないので、惜しみながらレイトチェックアウトして、次の宿泊地へ。徒歩圏内のホテルなので歩きます。
5分ほどで到着。こちらもヒルトン系の高級ホテル、コンラッド・バンコクです。
こちらのプールもリゾート風でいいですね。
本格的に沈没する前に動き出しましょう。今回の旅のテーマは、世界のクリスマスシーンでしたよね。
バンコク市街の中心部にあるショッピングセンター「セントラルワールド」では、例年巨大なクリスマスツリーが設置されます。2023年はピカチュウ推しみたいですね。
クリスマスですが、バンコクは暑いです。バンコクは北半球にありますが、赤道も近いのでいわゆる冬ではなく乾季です。これでも少しは涼しいらしいですが、気温は30度近くになります。
コンラッド・バンコクにもクリスマスツリーが華やかに飾られていました。
タイは仏教国ですが、クリスマスもありなんですね(日本はなんでもありですが)。
メークロン・マーケットを訪問
ずっとホテルでゆっくりしているのもいいのですが、さすがに少しは爪痕(?)を残していかないと。以前より訪問したかったメークロン市場を訪問してきました。鉄道好きとしては一度は訪問しておきたい場所です。
メークロン市場はバンコク都ではなく、2つ隣の県(サムットソンクラーム)にあります。バンコク郊外ではなく、完全に別の地域になります。バンコク市街地から70kmくらい離れているので、アクセスは大変です。
公共交通機関を利用する場合、
①バンコクBTSシーロム線でウォンウィエンヤイ駅へ→ウォンウィエンヤイ駅からマハーチャイ線で終着駅マハーチャイ駅へ→チン川を渡し舟で渡る→バーンレーム駅からメークロン線で終着駅のメークロン駅まで乗車(片道4時間以上)。
②バンコクのチャトゥチャックにあるMoChit 2バスターミナルかエカマイ駅前にあるバンコク東バスターミナルからメークロン行きロットゥ(乗合バン)に乗車(片道2時間)。
いずれにしても時間がかかりますが、鉄道は本数が少ない(特にメークロン線は1日4往復しかない)ので大変です。バスもなかなかハードルが高いですよね。
ということで悩んだ末に選んだ選択肢は、現地発着ツアーです。今回もベルトラさんにお世話になりました。日本語対応だったのも大きいですね。
チットロム駅付近のホテル集合(2024年現在、サイアム駅付近集合になっているようです)だったのでホテルから徒歩圏内の場所から出発です。
利用者は私1人だったようで、マンツーマンでエスコートしていただけました(ドライバーさんもいたのでそれ以上かな)。移動手段はSUV車です。高速道路をかっ飛ばします。
1時間30分くらいで到着です。メークロン駅自体が観光地化していて、周辺は露店が多く建ち並んでいます。
メークロン駅横にある店舗を突っ切って駅に向かいます。
駅構内もお店だらけですね。
ホームは1面1線です。
切符売り場です。メークロン線は1日4往復しかなく、非電化単線です。どうやら1編成で運用しているみたいです。他路線と繋がらない両端盲腸線となっているので、衝突の心配がないから信号すらないそうです。
終着駅で、駅構内は2線になっていますが、どう考えても1線は使用していないかんじ(おもちゃの列車が置かれていました)。もう1線も奥まで車両が入って行かずに折り返します。
さらに奥に行くとメークロン川に突き当たります。さらに先に延伸する計画もあるようですが、路線はここまでです。
バンコクから西方向に向かうメイン鉄道路線は、80kmほど北側を走る南本線になります。海岸沿いの鉄道路線は発達していません。
駅からバンコク側に向かって歩いて行きましょう。
駅のバンコク側は、観光名所「メークロン市場」になります。線路ぎりぎりまで商品が置かれていますね。線路が市場の通路になっています。日本と違い、この線路は徒歩通行も写真もOKです。インスタにあげても炎上しません(笑)。
各店舗の屋根(パラソル)が線路上に覆いかぶさっています。電車がやってくると(警笛の音が聞こえてくると)、一斉にパラソルが畳まれます。これがメークロン市場の見どころです。
メークロン市場は、全くクリスマスモードはありませんでしたね。
列車は目の前まで迫ってきます。強気の観光客の方は線路の間際で並んで立っていますが、それなりに危険ですね。運転手さんも警笛を鳴らし続けていて、大変です。
列車が通り過ぎると、またパラソルが広げられます。4往復ですから、1日8回これが繰り返されます。
列車が駅に入ると、みなさん記念撮影に殺到していますね。アイドル並みの人気です。
お食事付きはプランだったので、駅構内のレストランでナシゴレンをいただきました。ナシゴレンはなかなか外れないので、おいしくいただけました。
飲みものは別料金ということで、マンゴージュースをいただきました。タイは物価が高くないのでお安くいただけます。
帰路は途中まで列車の旅です。車内はすごい混雑で、座れない方もしらっしゃいました。出発するとチケットのチェックがあります。
列車内から見ると、窓のすぐ外に人やパラソルが迫っています。当然、スピードが出せないので非常にゆっくり進みます。
メークロン線は路線の両端しか駅がありません。途中で停車するのは停留所です。乗客の多くが中華系の方で、最初の停留所で集団で降りていきました。車内は見ての通り、ガラガラになります。完全に観光路線ですね(しかも1区間だけ)。
メークロン駅から離れるにつれて、列車も速度をどんどん上げていきます。線路の周囲は塩田が多く、海水が貯められた風景が広がっています。
Ban Na Khwang停留所で列車から降りました(見ての通り、駅ではないのでホームがありません)。ドライバーさんが車を回してくれていて、ガイドさんと一緒に乗り換えです。
ここから再び高速道路をかっ飛ばしてバンコク市街に帰りました。帰路の市街地は渋滞ですが、これが通常運用のようです。帰路はホテルまで連れて行ってくれました。バンコクの日中は暑いので助かりましたね。
メークロン市場はバスや電車でもアクセスできるみたいですが、やはりツアーが一番楽だと思います。安全ですしね(電車だと最終便に乗り遅れると終わります)。
さて、観光もしましたが、そろそろバンコクを離れるときがやってきました。スワンナプーム空港に戻ります。スワンナプーム空港もクリスマスモードです。
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次回の記事で日本に帰国します。2023年世界一周の旅も最終回です。