【世界弾丸旅行2023】北欧編(4)エストニア 真冬のタリン旧市街を観光 中世の街?おとぎの国?真冬のタリンはアレンデールかも

はじめに

今回は2023年北欧弾丸旅行の記録 第4弾です。前回の記事までに、成田空港からフィンエアーでフィンランドのヘルシンキ空港に降り立ち、ヘルシンキの対岸にあるタリンまで船便でやってきました。

今回はエストニア・タリンの旧市街を散策します。

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旧市街観光(1) 太っちょマルガレータ~タリン駅

エストニアはバルト三国のうちのひとつで、フィンランドからみるとフィンランド湾を挟んで約80km南側に位置しています。国連の区分けではフィンランドと同じ北ヨーロッパに分類されるそうです(ただし、厳密にいうと北欧ではないようです)。

タリンはエストニアの首都で、エストニアの北岸の街で、古くはハンザ同盟の構成都市として栄えていたそうです。ヨーロッパ中世の景観を残しているタリンの旧市街は世界文化遺産に登録されています。

前回の記事で、フィンランドの首都ヘルシンキからタリンク・シリヤラインの船に乗車し、タリンの港のDターミナルに到着しました。ターミナル前のバス停でバス路線2のBalti jaam(タリン駅)行きに乗車し、約6分程度で旧市街最寄となるLinnahall停留所で降りました(徒歩でも15分くらいでたどりつけます)。

今回の旧市街観光経路です。あまり時間が無いので、経路も観光スポットもあらかじめ厳選していました。

バス停から旧市街方向(南方向)を眺めます。道路の向こう側にトラムが走っているのが見えます。その向こう側に見える建物群より向こう側が旧市街です。オレンジの屋根の円柱状の建物は「太っちょマルガレータ」と呼ばれています。奥に見えている塔は聖オレフ教会の塔です。

これから旧市街に入っていきます。ハンザ同盟時代の中世の街並みの残るタリン旧市街はおとぎの国とも言われています。アナと雪の女王に出てきそうな街並みです(アナ雪のモデルはノルウェーのアレンダルだそうです)。一方で、現在の市街地はハイテク都会で、ITが日本よりも発達しています。新旧が混ざり合った町がタリンです。

海防用の砲台や監獄として利用されていた建物のようで、2023年現在はエストニア海洋博物館となっているようですが、私の訪問時は閉館していました。

太っちょマルガレータの右側にくっついているスール・ランナ門を通過して、旧市街に入っていきます。

スール・ランナ門から市街地中心部に向かうピック(Pikk)通りを歩いて行きます。積雪こそありませんが、ところどころアイスバーンや凍った路面があり、歩きにくさを感じました。右手側(道路西側)に、「三人姉妹(The Three Sisters)」と呼ばれる集合住宅が三軒並んでいるのが見えます。現在はホテルとして運用されているようです。

さらに南下すると、聖オレフ教会(オレヴィステ教会)があります。120m以上の塔があり、旧市街で最も高い塔らしいです。冬季は入ることができませんが、夏季は旧市街を見渡すことができるようです。

聖オレフ教会前を通って一筋西側の「ライ(Lai)通り」を南下していきます。

右折しスール・クローストゥリ(Suur-Kloostri)通りを西方向に進みます。

旧市街西側の城壁に至ります。城壁には昇ることができます(有料です)。

城壁(修道女の塔)は11時~16時しか開放されていません。まだ10時すぎなので、時間もないため、残念ながら通過します。

城壁の門を通り抜けて、さらに西に進みます。ヌンエ(Nunne)通りに突き当り右折(北上)します。

ヌンエ通りを進むと、タリン駅(あるいはバルト駅Balti jaam)が見えてきます。交差点に歩道が無いので、地下道を通らないと駅にたどりつけません。鉄道好きとしては、是非とも鑑賞したいところです。

タリン駅はエストニアの首都タリンのターミナル駅です。盲端駅になっていてホームも櫛形ですね。ご覧の通り、ホームに屋根がほぼありませんし、線路も5線くらいしかありません。便数も日本のターミナル駅と比べてかなり少ない印象です。国際路線もあるようですが、とても閑散としていました。

駅舎も大きくないですし、駅舎にショップがあるというより、ショップだけがあるような感じです。待合室らしいスペースは確認できませんでした。

タリン市の交通は、トラムやバスの方がメインです。旧市街の北側にあるタリン駅周辺には都市機能はほとんどないため、人の往来は限定的で閑散としています。旧市街の南東あたりが市の中心部になります。

ヌンエ通りを南に戻り、旧市街の観光に戻ります。気温は-5℃くらいで極寒ですが、歩き回っていると意外に寒さは感じません(もちろん、コートと手袋は必須です)。

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旧市街観光(2) トームペア(Toompea)

ヌンエ通りを南下していくと、目の前に小高い丘が見え、丘の上に建物が林立しているのがわかります。

旧市街の西側半分はトームペア(Toompea)と呼ばれる丘になっています。これから小名の上を観光していこうと思います。ジグザグの階段が見えるので、昇っていきます。途中で吹雪いてきたうえに、路面が凍っていて、恐々階段を踏みしめていきます。

階段を昇りきった場所は展望台になっています。

北側(タリン駅、旧市街北側方向)を眺めます。右奥に聖オレフ教会の尖塔が見えます。

展望台からRahuKohtu通りで中心部に向かいます。細い街路を進みます。雪がほんのり積もって滑りやすくなっていました。

しばらく進むと右前方に大聖堂(Toomkirik)があります。エストニア最古の教会だそうです。

さらに南下するとトームペア城です。現役の政府機関の建物らしいので、外からの鑑賞だけになります。

トームペア城から城壁を抜けて東方向に向かいます。

この城壁にはネイツィトルンという塔があり、カフェや資料館になっているようです。

城壁に沿ってリュヒケ・ヤルク通りという下り坂があります。かなり急な坂で、階段も横にあります。路面が凍っているので、坂を下りていくと滑りそうになるので、階段を降ります。トームペアの丘から旧市街東側に戻ってきました。

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旧市街観光(3) ラエコヤ広場(Raekoja Plats)周辺

丘から下ってくると、右手側(南側)に聖ニコラス教会があります。中の鑑賞も可能ですし、コンサートも実施されているようです。

さらに東へ。ラエコヤ広場(Raekoja Plats)にやってきました。旧市街で屈指の広さの広場で、ここまで来ると観光客の姿も散見しました。それでも人はまばらですね。

冬季以外は、露天が立ち並ぶようです。冬季の広場はだだっ広く、石畳も凍結しています。これはこれで趣がありますし、アレンデールの城門前広場を彷彿させます。

ラエコヤ広場の南側には旧市庁舎があります。旧市庁舎の塔は昇れるらしいですが、冬季はクローズしています。冬季はとにかくクローズしている施設ばかりで、観光は建物の外からの鑑賞ばかりになります。

ラエコヤ広場の北東に細い通路の入り口があります。サイア・カンク(Saia kang)通りです。

細い通路は「白パンの通路」と言われているそうです。古くはパン屋が多かったとか。

細い通路を抜けると、少し広い場所に出ます。正面にある建物は1400年からある大ギルド会館(エストニア歴史博物館)だそうです。

通ってきた通路のあたりを振り返ると、高い塔のある協会が見えます。精霊教会といって、1300年代からの歴史があるそうです。精霊協会の前の道(ピュハヴァイム通り)を東方向に向かいます。

この道はやや下り坂になっています。歩道にはうっすら雪が積もっていて、滑りそうになりました。階段の道の方がましですね。この日で一番怖さを感じ道でした。

そのままずっと東に向かうと、城壁に突き当たりました。旧市街の東端にある城壁です。

城壁の入り口がオープンしていました。

入場料金は4ユーロでした。

螺旋階段を昇った後、細い石の階段を昇っていきます。ちょっと急なので足元に気をつけましょう。

城壁の上にある通路に出ました。

旧市街側を見た様子です。教会の塔とほど高くないので、旧市街を見下ろすというわけではありません。

城壁の通路よりさらに上に広い空間があり、展望台になっています。

城壁から降りて南下し、ヴィル(Viru)通りに出ました。ヴィル門から旧市街の東側に出ます。

ヴィル門の東側には花屋が並んでいました。さらに向こう側は近代的な建物が見えます。ここから向こう側は新しく発展しつつある市街地です。

ヴィル門の近くにトラム路線のViru駅があるはずなのですが、ざっと探してもよくわからないので、トラム路線に沿って東に歩いて行きます。この辺りまで来ると、一般の方々が多いので、人を多く見かけます。

5分くらい東に歩くとHobujaama駅に到着。ヨーロッパは車もトラムも右側通行です。トラム駅も進行方向の右側で待ちます。

タリン旧市街の観光はこれで終了。トラムに乗って空港に向かおうと思います。

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