目次
はじめに
今回は2023年北欧弾丸旅行の記録 第3弾です。前回の記事までに、成田空港第2ターミナルからフィンエアーのビジネスクラスでフィンランドのヘルシンキ・ヴァンター空港に降り立ち、HSLの電車でヘルシンキ中央駅にきました。
今回はヘルシンキからタリンク・シリヤラインの船旅で、エストニアのタリン市街に向かいます。
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ヘルシンキ中央駅からヘルシンキ西港(Länsiterminaali)へ
今回はヘルシンキ観光はお預けで、隣国エストニアのタリンに向かいたいと思います。ヘルシンキ市街からタリンには、船で2~2.5時間といったところです(ヘルシンキ空港からタリン空港へフライトもあります)。
まずは、港に向かいたいと思います。ヘルシンキとタリンを結ぶ航路は、Tallink Silja Line、Eckerö Line、Viking Lineの3社が運営しています。値段はまちまちで、片道1人2,000~5,000円くらいです(往復にすると大幅に安くなります)。会社によって乗船するターミナルも違うので注意しましょう。また、サーチャージが購入時に必要です。
今回、タリンク・シリヤライン(Tallink Silja Line)を選択しましたが、理由は速いから。最も速い便で2時間で到着します。タリンク・シリヤラインはヘルシンキ西港の第2ターミナルから発着します。
ヘルシンキ中央駅前にはRautatieasemaというトラム駅があります。東西に走る路線で、西向き(北側・ヘルシンキ中央駅側)の乗り場ヘからヘルシンキ西港(Länsiterminaali)行きの路線に乗車します。
ヘルシンキのトラム路線は2020年ごろの改修され、以前と変更があります。ヘルシンキ西港付近のトラム路線は、以前は盲端路線になっていましたが、西側周りのルート(トラム9番路線)が新たに設けられ、ループ状の路線になっています。
以前からあった、7番路線でも、9番路線でも、どちらも終着駅はヘルシンキ西港第2ターミナル(Länsiterm. T2)になっているので、7か9のトラムが来たら乗車しましょう(若干7の方が短いため早いです)。路線は5時台から(日曜は6時台から)運行していて、1時間にそれぞれ6本程度あるので、待ち時間はほぼありません。
心配でしたらHSL/HRLの公式HPで確認しましょう。時刻表やリアルタイムの運行状況もわかります。
トラムの乗車券は、ヘルシンキ空港から乗ってきた電車の乗車券と共通です。有効時間以内なら、そのまま乗継が可能です。乗車時には降車ボタンを押しましょう(今回の場合は終着駅なので不要)。
7番路線乗車して15分前後で、ヘルシンキ西港第2ターミナルに到着しました。
乗ってきたトラムは、そのまま9番路線のトラムになるようです。方向転換せずに、そのまま進行方向に進んでいくかたちになります。
降車して目の前がフェリーターミナルです。朝6時30分くらいで、夜が明けてません。外は凍てつく寒さなので、足早にターミナル内に向かいます。
中に入ります。チケット売り場があり、当日券の販売をしているようです。ほとんどの方が事前に購入しています。タリンク・シリアラインの公式HPあるいはダイレクトフェリーのHPから購入可能です。
まずはチェックインです。自動チェックイン機があるので、事前にメールで送られたIDとパスワードを入力すると発見されます。搭乗30分前までのチェックインが必要で、搭乗は40分前から20分前までのようです。
チケットが発見されました。しっかりとしたカードです。
チェックイン機のすぐ向こう側がコンコースへの入場ゲートになります。先ほどのチケットについているQRコードをかざすと扉がオープンします。エスカレータで上の階に向かいます。
ちなみに、フィンランドもエストニアもシェンゲン加盟国なので、入出国の審査はありません。
コンコースはとても広いですね。レストランなどの店舗もあります。ゲートは左右2箇所あり、2便がこのコンコースから発着できるようです。
今回の搭乗便はこちらのゲートから入場です。レーンは複数あり、どこに並んでもOKみたいです。
ゲートが開いて、搭乗です。今回乗船するMegastar号です。
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タリンク・シリアラインのMegastar号でタリンへ
さて、乗船しました。船は客室や車の積載エリアなどを含め、10階まであります。乗船時間は2時間程度なので、客室を予約していない乗客がほとんどです。
乗船したフロアは8階で、3・5~7階に積載エリアや客室があります。7~9階にフリーのテーブル席やレストラン、ショップ、免税店などがあります。1,2,4階は不明エリアで、おそらくスタッフ用のエリアでしょう。
8階フロア
8階がメインフロアと思います。テーブル席が多数並んでいます。写真左側の店舗はスターバックスで、写真左奥にお土産ショップ「ロビー・ショップ」があります。ちなみに、カフェラテのトールサイズで4.5ユーロでした。
スターバックスの裏にインフォメーションがあり、タリン観光で活躍するタリンカード(主な観光スポットの入場無料+市内交通無料)が販売されています。スマートカード(タリンの交通系ICカード)は販売されていません。
8階の大部分を占めているのがこちらのショップ「トラベラー・スーパーストア」です。国間航路なので、免税ショップになると思われます。一部7階にも店舗があります。
8階には有料の専用ラウンジがあります。こちらはビジネスラウンジで、事前に+69ユーロでチケットを購入すると入場資格があります。ホットミールやアルコール類が提供されます。
もうひとつ、コンフォートラウンジがあります。こちらはソフトドリンクと軽食がビュッフェ形式で提供されます。+29ユーロのチケット購入が必要です。
いずれのラウンジも入退場時にチケットがチェックされます。また、乗船時下船時以外の時間帯は入り口が閉鎖されていて、出入りが難しくなっています(強くアピールすればできるでしょうが、ラウンジの外から声をかけてもなかなか気づいてもらえません)。船内をぶらぶらするには不向きです。
今回、私はコンフォートラウンジを利用しましたが、途中で締め出されてしまい、半分くらいはラウンジ外でした。ラウンジ利用を考える際には、ラウンジから出ないことが前提になると思ってください。
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9階フロア
9階フロアはレストランがメインとなります。こちらFast Laneは軽食が販売されています。
デライト・ビュッフェはビュッフェレストランです。朝食20ユーロ、昼食や夕食で32ユーロで、事前購入のチケットがあればそれぞれ2ユーロ、3ユーロ安くなります。
ヴィクトリー・バーは、お酒や軽食のいただけるスペースです。スロットマシンなどのゲーム設備もありました。
バーガーキングもあります。
ロッカーも用意されています。奥に見えるのはsitting loungeというフリーリラックススペースです。
10階フロア
10階フロアに昇ってきました。屋内スペースには子供用プレイルームがあります。ここから屋外へ出れます。
屋外デッキに出ました。正面が船尾方向です。季節柄かなり寒く、風も受けるので、長くとどまるのは厳しいです。
右前方が船尾方向です。水平線の向こうにヘルシンキがあるのですが、全く見えませんね。
タリンの港に到着 旧市街へのアクセス
到着すると、入ってきた場所と同じ8階フロアから船外に出ます。早い者勝ちなので、出口に皆さん殺到します。
タリンク・シリヤラインはDターミナルに到着します(Eckerö Line、Viking LineはAターミナルに到着です)。
ターミナル内にはR-kioskがあります。いわゆるキオスク・コンビニです。
R-kioskではスマートカード(Uhiskaart)を購入できます。スマートカードはタリン市内の交通系ICカードです。観光客用は、2ユーロで購入します(デポジットなので返却可能です)。販売店でチャージできます。1回の乗車は60分1.5ユーロになります。
タリンの観光スポットは旧市街に集中しています。Dターミナルから徒歩15分くらいなので歩けないことは無いですが、ちょっと遠いです(Aターミナルから旧市街だと10分くらい)。
観光の最初から疲れるのもよくないですよね。私のお勧めはバスを利用です。先ほどのスマートカードが活躍します。バス路線2を利用します。
Dターミナルの目の前に停留所があります。
このバス停は路線2しか停車しないので、とりあえず来たバスに乗ればOKです。1時間に2~4本運行しています。ちなみに、路線2を逆方向(Mõigu行き)に乗ると、空港(Lennujaam)に行くことができます。
バスには現金で乗ることも可能らしいです。乗車してすぐ運転手から購入しましょう。1回2ユーロと少し割高です(すぐに購入しないと不正乗車扱いになります)。
あるいはネットで購入してQRコード提示でもいいですが、乗車してすぐに端末にかざしましょう(1回1.5ユーロ)。空港やターミナルにある券売機でも購入できるようです。
スマートカードの場合も、乗車してすぐに端末にタッチします。
下車時は下車ボタンを押します。日本のバスと同じです。
バス路線2のBalti jaam(タリン駅)行きに乗車し、旧市街最寄となるLinnahall停留所に向かいます。ターミナルD⇒ターミナルA⇒Linnahallと停留所2つ分乗車して6分くらいです。展望台(Patkuli Vaateplats)や修道女の塔(城壁入り口)へは、Linnahallの次のバス停である終点のBalti jaam(タリン駅)が最寄になります。
Linnahall停留所は逆方向は無いので、旧市街からフェリーターミナルに行きたいなら、Balti jaam(タリン駅)から乗車しましょう。
さて、旧市街までやってきました。次回は旧市街を観光していきます。
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