【世界弾丸旅行2024】ポーランド編(5) ロンドン・ヒースロー空港から羽田空港へJAL便で帰国 JL042便ボーイングB787-9 ビジネスクラス

はじめに

2024年ポーランド弾丸旅行の第5回です。大阪関西空港からヘルシンキ経由でポーランド・ワルシャワ空港へ。ワルシャワ市内を猛ダッシュで観光した後、ロンドン・ヒースロー空港に向かいました。

今回の記事で日本に帰国です。

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ロンドン・ヒースロー空港でステイ ヒースロー・エクスプレスがいろいろ変化しています。

ワルシャワ空港からブリティッシュ・エアウェイズ便でロンドン・ヒースロー空港の第5ターミナルに到着しました。第5ターミナルはブリティッシュ・エアウェイズの専用ターミナルです。

日本への帰国便は翌日出発なので、イギリスで1日ステイする必要があります。朝の便なので、ヒースローから離れるのは面倒です。ヒースローのターミナル直結ホテルをセレクトして宿泊することにしました。

2024年現在、ヒースローの入国審査のFast Trackが閉鎖中です。日本人パスポートだとe-Gateという自動化ゲートが利用可能です。少し列ができていましたが、スムーズに入国できました。ヒースローの入国審査は時間がかかることで有名でしたが、これだけ早いとありがたいです。

ホテルは第4ターミナル直結のヒルトン・ロンドン・ヒースロー・エアポートに宿泊予約しました。第5ターミナルから第4ターミナルへ電車移動したいと思います。

余談ですが、ヒースロー・エクスプレスは以前のイギリス訪問時(2016年世界一周)からいろいろ変化しています。

2016年のパディントン駅 改札はありません

①2018年に改札ができました。以前はホームに入るチェックは無く、車内でチケットの確認があったのですが、改札ができてからチケットが無いとホームに立ち入ることすらできません。

②2017年ごろから、スターアライアンス・ゴールド会員なら、ヒースロー・エクスプレスのビジネスファーストクラスに無料アップグレードできます。普通に車両に入り、SFCカードなどを提示すればOKです。

2016年 ヒースローコネクト

③2017年、ヒースロー・コネクトが廃止されました。料金半額のヒースロー・コネクトはお財布に優しかったんですけどね。

④2022年、パディントン駅より東側に地下鉄線「エリザベスライン」が開通しました。

空港を走る電車「ヒースロー・エクスプレス」は、全列車がロンドン市街地の西側「パディントン駅」に発着していました。パディントン駅は典型的なクシ型ホームなので、その先の延伸は無理そうな印象でした。

エリザベスライン開通に伴い、ヒースロー空港からロンドン市街地東側に直行できるようになっています。さらに東側の路線に乗り入れてアビーウッド方面までつながっています。

東京でいう、東急東横線の渋谷駅がクシ型ターミナルだったのに、東京メトロ副都心線に乗り入れ、さらに先の東急東上線まで行けるようになったイメージです。

さて、第5ターミナルから第4ターミナルに向かいます。

水色の「Trains」と書かれた案内板を手掛かりに、地下ホームへ向かいます。

ホームには改札があります。ターミナル間移動は無料になりますが、そのためのチケットが必要です。

改札前に無料チケットを発券する発券機があるのですが、私の訪問時はout of order(利用不可)。発券機は1台しかない。どないすんねん(失敬)。

自動改札が使えないため、改札の人に「第4ターミナル4に行きたいんだけど」というと、さくっと改札を開けて通してくれました。それはいいんだけど、到着ホームから出れるのか?

第5ターミナルから第4ターミナルに向かうには、第2,3ターミナル駅で乗り換えが必要です。第4ターミナル行きの列車は本数が少なく、半分以上が第5ターミナル発着です。

第5ターミナルから1駅乗って、乗り換えで電車が来るのに10分待って。なんだかんだで30分くらいかかって第4ターミナルに到着です。

チケットが無いので、案の定というか、第4ターミナルで改札から出れません。

スタッフの方に「第5ターミナルから来たけど、どうやって出るの?」と搭乗券チケットをみせて尋ねると、改札を開けてくれました・・・が、私が通る前に改札がクローズ(自動改札機、閉まるの早すぎ)。

もう一度同じ方に説明し(なぜか同じ方なのに同じことを全部説明しないと理解してもらえなかった。私のようなアジア人はロンドンで目立つよね。さっき話した内容をそんなにすぐ忘れるか?)、ようやく通してもらえました。機械の故障から始まって、いろいろ面倒な事態になってるけど、私は何も悪いことしてないよ。

ようやく第4ターミナルに到着です。地下1階からレベル2(日本でいう3階)の出発フロアに入りました。ホテルは出発フロアから徒歩10分くらいです。

ようやく、ヒルトン・ロンドン・ヒースロー・エアポートに到着です。ヒースロー空港近辺にはヒースローと言う名前が入ったヒルトン系ホテルが全部で4つあるので、間違えないように気をつけましょう。

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ヒースロー空港 第3ターミナルでラウンジホッピング

ホテルで6時頃朝食をいただき、チェックアウトしてターミナルに向かいます。ロンドンの冬の朝は寒いです(それでもましな方でしたが)。

日本への帰国便はJAL便です。第3ターミナルから出発します。

第3ターミナルまで電車で移動します。今度はちゃんと発券機でチケットを入手できたので、「普通に」移動できました。

1駅乗って、第3ターミナルに到着しました。朝6:40、冬のロンドンではまだ薄暗いです。

JALのチェックインカウンターのオープンは出発の3時間前です。ちょっと待つ必要があります。カウンター近くの自動チェックイン機でJAL便のチェックインができました。荷物預けがなければこのまま保安検査場へ向かうことができます。

保安検査場はそれなりに混雑していましたが、15分くらいで通過できました。ヒースロー空港は出国審査がないんですね。以前もそうだったかな? 覚えていません。保安検査場を通過すると、国際線出発エリアに入ります。

保安検査場の先はショッピングエリアで、抜けると搭乗エリアになります。

第3ターミナルはラウンジ天国です。羽田空港と段違いの数で、成田空港でもこんなに多くないですね。キャセイパシフィック航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、アメリカン航空の3社は、ファーストラウンジとビジネスクラスラウンジの両方を運営しているので、計12個もラウンジがあります。

2024年現在、ロンドン・ヒースロー空港第3ターミナルには、他に下記ラウンジがあります。

ロンドン・ヒースロー空港第3ターミナルラウンジ(2024年現在)
航空会社ラウンジ

Qantas Lounge エリアB(2017年オープン)
Cathay Pacific First Class Lounge エリアC
Cathay Pacific Business Class Lounge エリアC
Emirates Lounge エリアE
British Airways Galleries First Lounge エリアF
British Airways Galleries Club Lounge エリアF
Admirals Club エリアH
American Airline First Class Lounge エリアH
Virgin Atlantic Clubhouse エリアH
プライオリティ・パス対象ラウンジ
Club Aspire Lounge エリアD
No.1 Lounge エリアF
プライオリティ・パス対象レストラン
The Oceanic Pub & Kitchen ランドサイド
その他ラウンジ
The Centurion Lounge エリアA アメリカンエクスプレスラウンジ

JALはワンワールド系なので、ワンワールド・エメラルド会員の私の場合、ヴァージン・アトランティックとエミレーツ航空以外の航空会社ラウンジは全部利用可能です。プライオリティ・パスが利用可能なラウンジもありますし、よりどりみどりですね。

チケットに記載された指定ラウンジは「First Lounge」だそうです。自動チェックイン機だと、このようにラウンジ情報をきちんと提供してもらえないことがあります。

チケット記載のFirst Loungeだと、Cathay Pacific First Class LoungeやAmerican Airline First Class Lounge、British Airways Galleries First Loungeのどれかわかりません(まあ、どれでも入れるんですけど)。

JALの公式サイトだと指定ラウンジはBritish Airways Galleries First Loungeになっています。ブリティッシュ・エアウェイズ運営のファーストクラスラウンジですね。せっかくなので、全部訪問させてもらいました。

まずは、American Airline International First Class Loungeです。アメリカの航空会社はファーストクラスの廃止を進めていて、現存する唯一のアメリカ系メジャー航空会社のファーストクラスラウンジです。

オーダー式のダイニングエリアがあります。シャワールームがありませんが、となりのアドミラルズクラブ(アメリカン航空ビジネスクラス用ラウンジ)で利用可能です。

次に、Cathay Pacific First Class Loungeを訪問です。

オーダー式ダイニングエリアで定番のワンタンメンをいただきました。ヨーロッパの食事が続くと、こういう料理が恋しくなります。キャセイパシフィック航空のラウンジは清潔で上品で私好みです。

最期にBritish Airways Galleries First Loungeです。2016年にも訪問しているので再訪になります。

以前と内装が変わっていましたね。席の数が多くなっていた印象です。JAL便の指定ラウンジなので、搭乗便に合わせて日本人の利用者を見かけました。

かなり早めにチェックインしたのですが、3か所回ってタイムアップです。本当はプライオリティ・パス対象ラウンジも楽しみたかったんですけどね。ゲートに向かいましょう。

ゲートの待合室に入る際にチケットのチェックがあり、待合室に入室です。搭乗はGroup1からと通常通りですが、搭乗時のステータスチェックが無かったですね。いいのかな。

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JL042便 ヒースロー発羽田行き ボーイングB787-9 ビジネスクラスに搭乗

搭乗するのは、ボーイングB787-9のビジネスクラスです。JL042便は、通常予約(それでもSaverですが)だと片道40~65万円です。

当然、特典航空券です。特典航空券PLUSの影響で必要マイル数は跳ね上がっていますが、一番低いコスト(5.5万マイル+諸費用7.6万円)で予約できました。1マイル6~10円くらいの価値になります。

ボーイングB787-9のビジネスクラスはJAL SKY SUITEです。変則スタッガード型の配置です。2023年末に搭乗して以来の利用です(つい最近ですね)。

窓側の席はパーテーションを上げるとかなり個室感があります。ただし、通路との間は細いので、体の大きな方は出入りがつらいかもしれません。隣に人がいらっしゃると、離発着時はパーテーションが無いので視線が気になります。

窓側席を予約していました。ウェルカムドリンクのミネラルウォーターと、HERALBONYのアメニティです。長距離ビジネスクラスのアメニティはメゾンキツネのこともありましたが、2023年で終了しているようです。

アメニティは歯ブラシ、ティッシュ、耳栓、アイマスク、スマホ立てとUSB充電ケーブル(Type-CとLightning)です。

他に、ミネラルウォーター、スリッパ、ヘッドホン、めぐりズムのホットアイマスクが用意されています。パーテーションの傍にモニターのリモコンと読書灯が設置されています。席の正面には23インチの大型モニターが装備されています。

手元にUSB充電ポートとマルチプラグが備わっています。

もちろんシートはフルフラットになります。ただし、SKY SUITE ⅡやⅢは2m前後とかなり長いですが、こちらは全長188cmになります。身長が高めの方は少しつっかえるかもしれません。飛行機で寝るだけならビジネスクラスでも十分です。

定刻より少し遅れて日本に向かって離陸しました。

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JL042便 ヒースロー発羽田行き ボーイングB787-9 ビジネスクラスのお食事

離陸してすぐ食事の提供がありました。和食と洋食から選択です。今回は洋食をいただくことにしました。

オードブル
鴨のローストと洋梨
トリュフマカロニのサラダ仕立て
白バルサミコ酢ドレッシングサラダ
メインディッシュ(2品から選択)
●牛フィレ肉のグリル カフェドパリバターとグレイビー
●ハタのローストと蕪のスパニッシュブイヤベース
ブレッド
デザート
桜のパンナコッタ
コーヒー 紅茶

お食事前におつまみです。

ナッツやチーズなどをいただきました。

鴨のローストなど。

メインの「牛フィレ肉のグリル カフェドパリバターとグレイビー」です。マスタードがアクセントに利いていました。

デザートの桜のパンナコッタをいただいて食事終了です。

定刻9:55発、13時間50分のフライトです。日本には朝8:45到着予定なので、寝ておかないと明日が大変です。体感ではお昼ですが就寝しました。

ビジネスクラスではアラカルトメニューをいただくことができます。

サラダ
グリル野菜とプラントベースフェタ、キヌアのヴィーガンサラダ(バジルペストドレッシング )
スープ
Soup Stock Tokyo<8種の野菜のトマトスープ>
サンドイッチ
ポークカツサンド
ボンベイチリチーズ ホットサンド
海藻からできた「代替ツナ(TU-NAH)」のベジタブルラップ
軽いお食事
帆立ご飯の彩りちらし寿司
国産ジャガイモと玉ねぎを使った野菜カレー
JALオリジナル ヌードル
JAL特製 『九州じゃんがら』 とんこつ風味噌ラーメン
チーズセレクション
各種チーズの盛り合わせ
リフレッシュメント
フレッシュフルーツ
アイスクリーム
チョコレート
アラカルトメニュー
和食セット
台の物:大鮃の西京焼き、玉子焼き
小鉢:厚揚げと根菜の炊き合わせ
ご飯、味噌汁
洋食セット
メインディッシュ:オムレツ、ビーンカスレ カンバーランドソーセージ
ローストトマト、フレッシュフルーツ、クロワッサン

到着前の朝食としてお食事をいただきました。

和食のセットですね。大鮃の西京焼きがメインです。

食後にコーヒーとチョコレートをいただきました。

フライトは中央アジアから中国上空を通って、日本を目指します。

日本上空にさしかかると、窓の外は朝を迎えようとしていました。

羽田空港で乗継

出発が遅れたため、羽田到着も少し遅れました。羽田空港では珍しく沖止めで、バスでターミナルに向かいました。

第3ターミナルから国内線乗り継ぎ専用バスが出ています。空港保安検査エリアをバスが通ります。利用者が少ないためか、乗継バスの本数は少ないです。また、バスのスピードが出せないため、時間がかかります。

通常のターミナル間連絡バスを使った方が移動は早いです。ただし、乗り継ぎ先の保安検査場が混雑する可能性があるので、ステータス会員は間違いなく通常のバスの方が短時間で済みますが、一般乗客はあまり差がなさそうです。

JALの大阪行きに乗り継ぐため、第1ターミナルに移動しました。JALダイヤモンド・プレミアラウンジでシャワーを浴びて、軽食をいただいて搭乗です(第1ターミナル内は写真撮影が禁止されているので写真はありません)。

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まとめ

ポーランド弾丸旅行の記事はこれで終わりです。

羽田空港からフィンエアーでフィンランド・ヘルシンキ空港を経由してポーランド・ワルシャワ・ショパン空港に向かいました。鉄道ダイヤの乱れでワルシャワ市街の観光はかなり短時間になり、天気も悪かったためぐだぐだな観光になってしまいました。

ワルシャワからロンドン・ヒースロー経由で日本に帰国しました。フィンエアーの運航するブリティッシュ・エアウェイズ便に搭乗するというレアな経験をさせていただきました。ヒースローではJALダイヤモンド会員の資格をフルに活用し、3つのファーストクラスラウンジを堪能しました。

手持ちのJALマイルはもう枯渇してしまいました。2024年3月のキャンペーンで、楽天ポイントからマイルに移行させていますが、ビジネスクラス予約を目標にするなら焼け石に水ですね。

2024年に入ってから有償搭乗が無いので、JALマイルが全然貯まっていません。JALカードの初回搭乗特典のマイルも欲しいので、どこかのタイミングで搭乗しないともったいないですね。

ちなみに、2024年度はダイヤモンド会員から平JGCに陥落が決定しています。4月以降、ファーストクラスラウンジ訪問ができなくなります。

マイルが無ければ、格安エコノミーで旅をする予定です。旅の華やかさが無くなってきますが、なんとか世界弾丸旅行を続けていくつもりです。

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