【弾丸旅行世界一周旅行記35】ロンドン観光開始

ヒースロー空港の入国審査をパスして荷物をピックアップしました。これからロンドンの街中に向かいます。

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ロンドン・パディントン駅へ

ヒースロー空港第3ターミナルにいます。まずは「i」を探して市内で使えるバス・地下鉄のフリー切符を買おうと思いました。ガイドブックでは手荷物受取場所を出てすぐにあるとのことでしたが、ざっと探して見当たらず。バルセロナと同様、なかなか情報にありつけません。

仕方がないので市内行きの列車に乗ります。地下鉄、バス、電車、特急電車などがありますが、時間を節約するならやはり特急電車でしょう。「ヒースローエクスプレス」では15分でロンドン市内までたどり着くことができます。あらかじめ日本で往復チケットを買っておきました。

ー少し安い分、少し時間のかかるヒースロー・コネクト―

空港から地下深く降りて、プラットホームに向かいます。プラットホームにたどり着いた瞬間に目の前で列車が出発してしまいました。私にとってはもうお約束なのでしょう。列車は15分に1本です。料金がヒースローエクスプレスの半額以下ですむ「ヒースロー・コネクト」が、目の前を出発していきます。30分でロンドン市内に着きますから、こちらに乗っても同じくらいの到着時間です。いまさら乗る列車を変えられませんしねえ。

ロンドンの鉄道は、ヘルシンキと同じで改札がありません。ヒースローエクスプレスは自由席で、列車は第5ターミナルからやってくるので、すでに席は埋まっています。幸い乗り口付近の補助席をゲットできたため、そちらに座りました。

列車が動き出すと、車掌さんがチケットを確認に来ました。チェックのPDAはデジタル電波で確認する方式のようなので、地下走行中はもたついていました。電車が地上に出て間もなく、ロンドン中心のパディントン駅に到着しました。

パディントン駅はロンドンの北西部に位置する一大ターミナル駅です。大きすぎて出口がわかりませんでした。「way out」の方に向かっているのに出口にたどり着けません。真正面にヒルトンホテルが建っていて、駅から出るのを邪魔している?ような感じです。ホテルの脇を抜けて、なんだかんだで駅から出るのに20分程度かかりました。

駅から出ると、冷たい外気が吹きつけてきましたが、すぐに暑くなってきました。身に着けていたダウンコートを脱いで、トランクを引きずって歩き始めます。今日宿泊するホテル「ランカスター・ロンドン・ホテル」を目指します。

徒歩5分でホテルの姿が見えましたが、入り口がわからなくてホテルの外周を一周しました。私が訪れたときは、ホテルは大規模改修中でした。ようやくフロントに到着した時には汗だくになっていました。この日のロンドンは比較的暖かかったですが、真冬のロンドンですから、なかなか汗をかくことはないと思うんですが。

ランカスター・ロンドン・ホテルは、ハイド・パークの外縁に位置しています。設備はビジネスホテルより少しまし程度ですが、地下鉄の駅の真横に位置しており、立地条件は抜群です。私の宿泊した部屋の外はハイド・パークとは反対側なので、見晴らしはよくありません。

―今夜寝る予定のお部屋です。1人旅だけどダブルベッドです―

チェックインを終え、時間は13時すぎです。さっそく街に繰り出すことにします。

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テムズ川北岸を観光する

―ロンドンと言えば赤い電話ボックス。テンションが上がって写真をとりました―

ロンドン観光する時間は、到着した日の午後と翌日の朝しかありません。できるだけいろいろ巡りたいので、大慌てでホテルを後にします。

まず、目の前にあるハイド・パークをざっくり見渡します。

芝生の中に木々が点在する広大な公園です。

こちらを通り抜けると、ロイヤルファミリーが住むケンジントン宮殿やバッキンガム宮殿に出られますが、広大すぎて大変そう。

―ケンジントンガーデンの案内板です―

ランカスター・ロンドン・ホテルは、ランカスター駅の真横に建っています。バス路線もありますが、せっかく駅の真近くなので、地下鉄を使います。

―ロンドンの2階建てバス、有名ですよねー

ランカスター駅から地下鉄Central Lineに乗ります。自動券売機は日本語も対応しており非常に親切。2日券を買おうといろいろ試しましたが、1日券しか買えませんでした。ロンドンの地下鉄は初めてです。改札を通過後非常に細い階段が螺旋状に奥深く続いていきます。そしてなかなかプラットホームにたどり着けません。

ホームで電車を待っていると、すぐに列車がやってきました。別名「tube」と呼ばれているだけあって千歳飴のような筒状の列車がやってきます。スピードは非常に早かったです。大阪の御堂筋線のようにどんどん列車がやってきますし、渋滞知らずなので、地下鉄はとても便利です。難点としては、駅の入り口からホームに達するまでかなり時間がかかることです。

セントポールズ駅で下車します。その名の通り、セントポール大聖堂の真裏に地下鉄の出口があります。テムズ川北岸にそびえる、言わずと知れたロンドンの名所です。

内部は写真撮影禁止ですので画像はありません、想像にお任せします。

―ロンドン名物の2階建てバスに乗り込みました―

次にロンドン塔に向かいます。最初は地下鉄に乗ろうと思っていたのですが、目の前にバス停があったため、バスに乗ることにしました。私が乗った15番ルートは、ロンドン市内で名所の多いテムズ川北岸を東西に走っています。ロンドンのバスは有名な2階建てバス。2階の先頭に座るとテンションが上がります。

―先頭の席が空いたので、せっかくだから一番前に座りました―

時間節約のつもりでバスに乗ったのですが、ロンドン市内は基本的に渋滞します。結果的には歩いたほうが早いぐらいの時間を消費し、ロンドン塔前に到着しました。

―ロンドン塔の前にアイススケート場があります―

この時点で15時前になっており、日没まで2時間程度しか残っていません。この時期のロンドンの観光地は、15時30分で入場終了するところがほとんどです。焦りが生まれてきます。

ロンドン塔はテムズ川の傍に位置しており、その壁の上から、タワーブリッジや卵型の新市庁舎などを一望できます。

―タワーブリッジが見えます。クリスマスツリーが見えますね―

処刑場の遺品など、壮絶な光景を鑑賞することができました。

バッキンガム宮殿には及びませんが、衛兵交代のシーンなどもありました。

足早に観覧し、タワーブリッジへ。

タワーブリッジはロンドン塔から徒歩5分。テムズ川にかかる橋ですが、改修中で車は通行止めになっていました。42mの高さを体感できる歩道橋がありましたが、時間がおしているのであきらめました。

ロンドンに来たら、童謡でよく歌われる「ロンドン橋落ちた~♪」のロンドン橋を一度見てみようと思ってました。タワーブリッジから西を向くとみられるのですが・・・、何の変哲もない普通の橋でした。期待して損した。

―正面にあるのがロンドン橋です―

タワー・ブリッジのたもとに位置する船の係留所「セント・キャサリンズ・ドック」は、イルミネーションで有名らしいです。

眺めると、ドックの中央にクリスマスツリーが浮いていました。

お腹がすいてきたので、先ほどロンドン塔で気になっていたフィッシュアンドチップスを食します。

ロンドン名物といったらこれでしょう。一人旅で食事をゲットするには、フードコートかスタンドしかありません。

ロンドン塔の前には野外アイススケート場があり、少年少女が歓声をあげながら滑っていました。イギリスでは平日の昼間でも学生がスケートできるのでしょうか。

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