目次
はじめに
旅行が大好きのタビズキです。今回はブルートレインの旅記録です。1989年~2015年の間、大阪と札幌をつないでいた寝台特急「トワイライトエクスプレス」の乗車記録です。
私は2008年に札幌から大阪ゆきと、2013年に大阪から札幌ゆきに乗車しました。今回は2013年の記録を中心にアップさせていただきます。
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大阪駅でトワイライトエクスプレスに乗車
今回のスタートはJR大阪駅です。寝台特急「トワイライトエクスプレス」は、大阪駅と札幌駅を結んでいました。ななつ星や瑞風がデビューしていない当時、トワイライトエクスプレスはあこがれの豪華寝台列車という位置づけでした。
EF81形電気機関車に牽引された、グリーンで塗装された24系客車がやってきました。日本の寝台列車の多くはブルーに塗装された客車で、ブルートレインの名の由来となっているのですが、トワイライトエクスプレスは塗装から一線を画す存在でしたね。
トワイライトエクスプレス 札幌行きです。私が乗車したのは6号車です。
最も広いスイートは1号車と2号車には1室ずつあります。1号車のスイートは最後尾の180度パノラマが楽しめる部屋で、プラチナチケットになります。私も何度もトライしましたが、とうとうダメでしたね。
トワイライトエクスプレスのチケットは年中大人気で、他の個室(ロイヤル・ツイン・シングルツイン)なども自由に入手することはできません。
2008年に乗車した時は、2号車A寝台のスイートルームに乗車しました。当時の写真はほとんど残っていないので残念。
2013年の今回は、6号車B寝台のシングルツインです。今回の旅は、日程が決まっていたので、部屋の種別は妥協しました。
窓際にソファが向い合せにあり、夜はベッドになります。もうひとつのベッドはソファの上にぶら下がっています。
当時の私は、あまり写真を撮っていないんですよね。室内の写真はあまり残っていません。
さあ出発です。北の国に向かいましょう。
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日本海側を北上 豪華レストランでランチを
大阪駅を出発して1時間。東海道本線から湖西線に入り、琵琶湖西岸を北上していきます。
13時に食堂車でランチの提供が始まります。ランチは予約できませんし、案内は早い順です。早めに入店しないと、提供メニューが無くなってしまう可能性や、16時の時間切れの可能性もあります。この辺はネットの事前情報が大事になりますよね。
写真はディナーの食堂車内の様子
食堂車「ダイナープレヤデス」は3号車です。2号車から4号車に向かうには、レストラン内を通り抜ける必要があります。
さて、13時前から列ができていて、列に並びます。ランチをいただけないと、駅停車時間の短い寝台列車内では飢えてしまいます。
食堂車内で注文品を待っていると、福井県敦賀駅に停車しました。
窓の外は既に雪景色です。列車は少し遅れていました。
今回注文したのは、ビーフシチュー1,400円とセットA(スープ・ミニサラダ・パン)700円です。
具沢山のビーフシチューです。
自室に戻りました。14時30分ごろ福井県鯖江駅を通過。雪がどんどん激しくなってきています。
15時40分に金沢駅に停車しました。ホームの向こう側に停車している車両は、米原行きの表示になっているので特急しらさぎだと思われます。季節は冬なので、そろそろ日没が近づいてきます。
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ディナーはフランス料理コースを堪能
日没を迎え、夕食の時間です。トワイライトエクスプレスの夕食はフランス料理のフルコースで、5日前までの事前予約が必要です。なんと1名12,300円。なかなかのお値段です。
前回の2008年に乗車した時は、駅員さんが上りと下りを逆に予約するというポカをやらかしてくれたので食事にありつけず。
2008年パブタイムの食堂車
21時~23時のパブタイムなら予約なしで利用できるので、ポトフを注文してお腹をみたしました。
今回2013年はきちんと上下線を確認していたので大丈夫。
ちゃんと食堂車内に案内されました。さあ、食事をいただきましょう。
まずは前菜。
スープです。
バケットです。こういったレストランでいただくと、ただのバケットでも高級感があります。
メインのひとつ、魚料理です。
肉料理のステーキです。
最後にデザートで〆。ごちそうさまでした。
アルコールもいただいていい気分。お部屋に引き上げて、早々に就寝しました。
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せっかくなので朝食もレストランでいただきました
朝を迎えました。車両は青森駅や函館駅で進行方向が反転したり機関車が付け替えられたりします。
朝6時から食堂車で朝食の提供が始まります。45分ずつ3回に分けて時間設定されています。私は8時30分ごろ食堂車に向かいました。
窓の外は北海道太平洋側の景色が見えます。
朝食は洋食のコースになります。以前は和食と洋食の選択だったようですが、2013年当時はメニューが統一されていました。
先付けです。オリジナルカクテルもついてきます。
洋食ですが、半熟卵と白粥が提供されます。
メイン料理はいろいろ乗っていますね。
デザートとコーヒーで〆です。食堂車を後にしました。
そのあと4号車のサロンカーに向かいました。明るい車内ですね。前日は多くの人でにぎわっていて、なかなか利用できませんでした。朝早いせいか、サロン内に人は少なく、くつろぐことができました。
7号車にもミニサロンがあります。
列車の遅れはほとんど取り戻されていて、少し遅れの9時ごろにJR北海道の苫小牧駅に到着しました。もう札幌近郊みたいなものですから、列車の旅ももうすぐ終わりです。
苫小牧から約1時間で終点の札幌駅に到着しました。
そとは雪で真っ白です。私のように雪景色に縁の少ない人間にとって、神秘的でわくわくしてきます(地元の方は大変でしょうが)。
トワイライトエクスプレスは、函館駅からDD51形ディーゼル機関車に牽引されています。北海道内は電化路線ではないので、ディーゼル車両になります。
客車と機関車連結が、通常とは逆ですね。機関車が逆向きに付いています。札幌から函館向きに出発する場合は通常連結ですが、機関車の向きを変えられないので札幌行きはこんなかんじになっちゃいます。
今回の旅はここから・・・、この日のうちに千歳空港に向かってピーチで関西空港へ帰って終了です。目的は寝台列車ですから、乗り鉄の旅ってこんなもんでしょう。いつもの「列車に乗るだけの旅」です。
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まとめ
2013年に乗車したトワイライトエクスプレスの旅の様子をアップさせていただきました。寝台列車の旅はいいですよね。こんどこそ1号車のスイートを・・・と思っていたら、2015年に廃止になっちゃいました。客車の老朽化といってますが、北陸新幹線が開通してJR在来線が無くなったためだと思われます。
後継の瑞風など、さまざまな豪華観光列車ができていますが、ツアー利用が前提なのでなかなか利用できませんね。一般社会人でも楽しめる寝台列車が無くなってきて、とても寂しいです。
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