【北海道スキー】関西から北海道へ おすすめスキーリゾートはどこ? 注意点も

はじめに

旅行大好きタビズキです。最近はホテル情報や飛行機旅のレポートが多いですが、今回は関西人の立場、飛行機・ホテル好きの立場から、北海道スキーリゾートを解説したいと思います。2022年1月現在の情報です。

プロスキーヤーをはじめ、スキーコースや雪質などを重視される方の視点ではなく、リゾートスキー客の視点なのでご容赦ください。富良野をスキーシーズンに訪問したことが無いので、2014年以降に訪問した4つのスキーリゾート、ニセコ、ルスツ、キロロ、トマムで比較・解説してみます。

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北海道スキーリゾートの特徴

北海道のスキーを語るほど玄人ではないのですが、リゾートスキーヤー(本当はボーダーなんですが)の解説です。

手稲や札幌国際スキー場、カムイなどの札幌近郊型のスキー場は、北海道民や札幌近郊宿泊客の日帰りスキーヤーが多いです。そのため、スキー場近辺にするリゾートタイプのお客さんは少なめです。関西でいうところの、神鍋やハチ北などをイメージするといいかもしれません。

ルスツリゾート

一方で、ルスツ、キロロ、トマムなどは、ホテルとスキー場が一体的に開発、運営されているリゾートタイプです。ホテルが宿泊客を増やすためにゴルフ場を開発するのと同じで、スキー場を開発したとイメージしていただければいいかもしれません。信州や飛騨地方のスキー場では、スキー場周辺に民宿やペンションが多数並んでいることが多いですが、リゾート型スキー場の場合は、巨大なホテルが数軒あるのみのことが多いです。

多くのスキーリゾートには、温泉、プールなども併設されていますし、氷や雪の家のようなスキー以外のアトラクションも用意されています。

今回、解説するのはリゾート型のスキー場です。ニセコはペンションタイプの施設が多いですが、リゾート型に含めておきます。

アクセスについて

スキー場が札幌近郊でないので、アクセスが大変なスキー場が多いです。私のような関西人の場合、新千歳空港からどれだけアクセスしやすいかがポイントになります。

特に大変なのはニセコで、札幌や新千歳空港からバスで3時間以上かかります。せっかく近くまで鉄道路線が来ているのに、本数が少なく所要時間がかかり、駅からスキー場へも時間がかかります。昔はJR北海道が札幌からニセコまで「ニセコスキーエクスプレス」を運行していたものですが・・・。

アクセス所要時間 新千歳から ()内は札幌
ニセコ 3時間30分(同左)
ルスツ 3時間(同左)
キロロ 2時間(1時間30分)
トマム 2時間(2時間)<電車利用>

私の意見では、乗り換えが面倒ならバスでキロロ、荷物が少なければ列車でトマムがおすすめです。

特にトマムはいいですね。札幌からJR特急で1時間40分くらいでトマム駅に到着。駅には送迎バスが待機していることが多く、5分程度でホテルに着きます。

新千歳空港からだと、快速エアポート1駅の南千歳駅でJR特急に乗り換えです。乗換の時間があるので、札幌からの所要時間とあまり変わりません。子連れの場合はバスで騒々しいと周囲に迷惑をかけちゃいますので、電車の方がましかな。

注意点は、フライトや電車が遅れるとどうにもならないことですね。天候が悪いと新千歳空港が閉鎖になることもありますし、そんな時は電車も止まっちゃうことが多いです。意外とバスの方が(少し遅延することはあるものの)ちゃんと運行することが多いです。ニセコやキロロへのアクセスはバスにしておいた方が無難です(ルスツはもともとバスしかないし)。

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ホテルについて

ニセコ以外のリゾートは、最近の北海道スキーブームの影響で、中国・韓国系の方が多いです。特にトマムは中国資本なので、中国系が多くなりますね。ニセコの場合は、オーストラリア系の方が多いですが、中国系の方もまずまずいらっしゃいます。コロナ禍の影響で海外の方はかなり減っていますが、それでもお見かけすることがあります。

さて、ホテルの比較です。ざっくり値段比較をしてみましょう。とある宿泊サイトで週末1泊2日で検索してみました。

2022年1月週末 1泊2日 2名宿泊料金
ニセコノーザンリゾート・アンヌプリ 49,000円
湯元ニセコプリンスホテル ひらふ亭 20,000円
ヒルトンニセコビレッジ 38,000円
シェラトン北海道キロロリゾート 29,000円
Yu Kiroro 62,000円
キロロトリビュートポートフォリオホテル北海道 29,000円
ルスツリゾートホテル&コンベンション 24,000円
ウェスティン ルスツリゾート 45,000円
クラブメッド 北海道 トマム 87,400円
星野リゾート リゾナーレトマム 104,000円
星野リゾート トマム ザ・タワー 60,000円

クラブメッドはオールインクルーシブなので高くなるのは仕方ないかな。リゾナーレトマムはスイートなので、当然高くなります。

スキーリゾートの平均は、おおよそ1泊40,000から50,000円前後でしょうか。コロナ禍でかなり安くなっています。

ニセコ

ニセコは4つのスキー場があります。そのうち、ニセコ東急グラン・ヒラフスキー場前には、多くのホテルやペンションが立ち並んでいて、信州のスキー場に似た感じですね。他の3つのスキー場は、いわゆるスキーリゾートといった印象です。

私が利用したことのあるのはヒルトンニセコビレッジですが、ニセコビレッジスキーリゾートは他にも3つくらいホテルを運営しています(マレーシア系の会社が運営しています)。

ニセコの場合、ヒラフはホテルが多いのもあってカジュアルな印象。他のニセコスキー場より宿泊費が安く済みます。

ニセコビレッジはスキーリゾートらしい価格設定ですね。他の3つのリゾートとちがい、プールや雪の家などは無く、スキー以外のアトラクションは少なめ。大人のリゾートといった印象です。客室はそれほど広くなく、本当にスキーを楽しむためのリゾートです。

ニセコはオーストラリア系のお客さんが多い大人のリゾート
札幌や空港から遠いのが難点

キロロ

キロロはシェラトン北海道キロロリゾートとキロロトリビュートポートフォリオホテル北海道
の2つのホテルからなっています(正確には、トリビュート内にYU Kiroroというコンドミニアム型ホテルがあります)。タイ系の会社資本が入っています。

小樽から近く、地元の方もアクセスしやすいのが特徴。客室はそれほど広くありません。

シェラトンは目の前がゲレンデになっていて、まさにスキーヤーのためのホテルです。トリビュートとの間に無料アクセスバスが頻回に運行していて、トリビュートの施設も楽しむことができます。

トリビュート前にもゲレンデはありますが、メインのゲレンデまでは少し距離があります。トリビュートの場合は、ホテル横にプールや温泉施設、ショッピングエリアやアクティビティを楽しめる場所が併設されており、スキー以外も気軽に楽しめます。

レストランのビュッフェメニューも、北海道の海鮮から洋食まで、非常に充実していて楽しくなります。とくに子供が喜ぶかも。

キロロは比較的安く楽しめるのがうれしいですね。スキー以外の設備も充実しているのでお試しにはちょうどいいかも。

キロロはスキー以外の施設も充実したリゾート
都市部にやや近く、お値段もややお手軽
シェラトンはがっつりスキー派に、トリビュートはファミリーにおすすめ

トマム

トマムは星野リゾートトマムが運営するホテル(ザ・タワー、リゾナーレトマム)です。最近は2017年にはクラブメッドもできて、選択肢が増えました(クラブメッドも星野リゾートトマムも同じ中国系資本です)。

トマムは夏季の運用にも力を入れていて、ゴンドラで昇っていく雲海テラスは有名です。ホテルのレストランの選択肢も多く、毎日どこに食べに行こうか目移りしてしまいます。朝食会場だけでも選択肢が多いです。

人気のスキーリゾートであるトマムは、やはり宿泊料金が高くなります。ホテル以外の施設も充実していることと、客室が広いことも要因です。スイートだらけのリゾナーレはともかく、ザ・タワーも部屋が広いんです。リゾートとしての施設も充実しているので、ある程度値段は納得です。

プールだけで一つの建物がありますし、冬季は氷の建物やスケート場が運営されています。さまざまな建物を結ぶ無料バスが運行しています。施設の充実度では、北海道のスキーリゾートの中では抜きんでているのですが、その分宿泊料金も高めなのは仕方ないです。

圧倒的な設備の充実で大人にもファミリーにもおすすめ
札幌や新千歳空港から電車でアクセスできて楽
中国系のお客さんが多い
宿泊料金が高めに設定されている

ルスツ

ルスツはルスツリゾートホテル&コンベンションとウェスティンルスツリゾートの2つのホテルがメインです(加森観光の所有です)。新千歳空港や札幌市内から向かうと、ニセコより30分くらい手前にあります。

ニセコと比較すると、最近の北海道スキーブームの影響で、中国・韓国系の方が多いです。ルスツリゾートホテル&コンベンションは少し建物が古くカジュアルな印象で、お値段も安いです。ウェスティンの方が少し新しく、高級リゾートの雰囲気があります。

どちらに宿泊しても、お互いの施設を利用できます。温泉施設やプールはルスツリゾートホテル&コンベンションの方がおすすめで、特にルスツ温泉・ことぶきの湯は眺めも良くて〇。ウェスティンの方にあるルスツ温泉もこじんまりと上品で悪くないです。また、ルスツリゾートホテル&コンベンションにはカルーセルなどの遊具も充実しています。

両ホテルはモノレールで連結されています。それでも少し往来が面倒な印象もあります。どちらかといえばルスツリゾートホテル&コンベンションの方がファミリー向けで便利かも。その分ウェスティンの方が静かで上品な印象です。

レストランのビュッフェメニューも、北海道の海鮮から洋食まで、非常に充実しています。朝食ビュッフェでいくらが食べられたのはかなり好印象です。

スキー場もコースが多く、上級者でも満足できます。ルスツ温泉・ことぶきの湯をはじめ、積極的な投資と開発が続けられていて、まだまだ楽しさが増えてきそうなリゾートです。

遊具やプール、温泉などの施設が充実していてファミリーにおすすめ
ウェスティンはメゾネットタイプの部屋が多く高級志向
ルスツリゾートホテル&コンベンションは宿泊料金が安い

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タビズキ流比較

当ブログ独断と偏見で比較してみます。

価格 設備 アクセス レストラン スキーコース
ニセコ 普通 シンプル 難しい まずまず かなり充実
キロロ やや安い 充実 まずまず メニュー充実 まずまず
トマム 高い かなり充実 比較的良い 店舗充実 充実
ルスツ 安い~普通 充実 難しい メニュー充実 充実

どのリゾートも一長一短ですが、懐に余裕があるならトマムがイチオシです。お部屋の広さ、施設の充実度、スキー以外のアトラクション、レストランの種類、温泉など、他のホテルに勝っている点は多いですが、負けている点は少ないと思います。初心者から玄人、ファミリーまで万人受けすると思います。どうしても決められないなら、トマムを選んでおくと(金銭面以外は)後悔しないと思います。

私の意見では、アクセスしやすいという点でトマムに一票。家族に聞いてみたところ、スケートや氷の建物などが楽しかったとのことで、みなさんトマムを推していました。

がっつりスキーの方ならニセコビレッジかウェスティンルスツリゾートのをお勧めします。スキー場が多くていろんなコースを楽しめますし、ほどよく人が少なめなのでストレス無くスキーを楽しめます。

マリオットボンヴォイのプラチナ会員以上なら、ウェスティンルスツリゾートがおすすめ。ラウンジサービスがかなり充実しています。

お安くリゾートスキーなら、キロロかルスツリゾートホテル&コンベンションですね。施設も充実しているのでコスパは抜群だと思います。

タビズキお勧め北海道スキーリゾート
余裕があるなら総合的にトマム
本気でスキーならニセコビレッジかウェスティンルスツリゾート
コスパ重視ならキロロかルスツリゾートホテル&コンベンション

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まとめ

今回は、私の独断と偏見で北海道スキーリゾートを比較し、おすすめを書いてみました。どのリゾートも素敵なところがあり、訪問して後悔することは無いと思います。ですが、訪問する方のスタンスによって差がでると思います。みなさまのスキーリゾート選びの助けになれば幸いです。

あと、2022年現在は比較的安く宿泊できますが、コロナ禍が終息して海外利用客が増えてくると値段が跳ね上がると思います。特に、海外に名が響いているニセコは高くなると思うので、安いうちに訪問しておくのもおすすめです。

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