【世界一周2023準備編2】世界一周航空券ルート決定後の下準備 チケット発券・ホテルや交通の手配などいろいろあります

2016年はワンワールドファーストクラス世界一周、2018年はスターアライアンスビジネスクラス世界一周の航空券を発券しました。2023年はスターアライアンスファーストクラス世界一周です。

準備編の第2弾。ルートが決定した後にするべきことをつらつらと書いています。普段の私は弾丸旅行ばかりですが、世界一周旅行は弾丸旅行とはいきません。旅行期間が長い分、下準備が必要なんです。

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世界一周航空券の購入方法

今回、ANAの最上級会員を目指すために、スターアライアンスの世界一周航空券を手配しようと思います。前の記事で、ルートは決定しました。

スターアライアンスの世界一周航空券は、おおまかに言って3つの発行方法があります。

1.スターアライアンスの公式サイト「BOOK&FLY」で発行する
2.スターアライアンス加盟の航空会社(ANAなど)の予約センターなどで発行する
3.旅行会社(世界一周堂など)に依頼する

世界一周は3度目で、いろいろ慣れてきています。前回の世界一周と同様に、まずはスターアライアンスの公式サイトで予約可能か確認します。

公式サイトは予約空席を管理しているシステムと直結しているので、時刻表や空席状況が一目瞭然でわかりますし、多くの場合は席の指定もできます(一部出来ないこともあります)。飛行マイル数や予約クラス、フライト時間もわかりますから、非常にわかりやすいです。

問題点もないわけではありません。希望する便が(実際は運行されているのに)検索結果に表示されないこともありますし、(特に乗り継ぎ便を検索する際には)非常に多くの検索結果が表示されて希望するフライトを探すのが面倒なことも(別々に検索すると検出できます)。

また、一回ストップオーバーした都市を通過する際には、その都市を目的地に入れるとエラーが出ます。目的地に入れずに通過前後の都市で検索して乗り継ぎ扱いにするとエラーを回避できますが、希望の便が表示されにくいです。

最大の問題は、決済できないことがあることです。前回(2018年)や前々回(2016年)の世界一周航空券を発券した際、すべての入力が終わって、「やれやれ、あとは決済だけ」という段階になって、決済できないというオチでした。こうしてサイトでの予約を断念したのですが、今回(2023年)は奇跡的に(?)サイトで決済できました。

スターアライアンスの公式サイト「BOOK&FLY」のメリット
簡単にルート設定できて、予約や決済が容易 発券手数料は不要
デメリット
決済できないことがある 検索が大変なことやエラーが出ることがある

サイトは前回(2018年)より使いやすくなっていますし、スムーズに動きます(前回は動きが重くていらいらした記憶があります)。ちなみに、公式サイトで発券した場合、ルフトハンザ航空から購入した扱いになるので、ANAカードのマイルプラスの対象外です。

ちなみに公式サイトで発券できない場合、①予約センターに電話して発券、②ANAカウンターで発券、などの方法があります。

上級会員ステータスを持たない者にとって、予約センターに電話してもなかなか繋がりません。航空会社としては、人件費削減の目的もあるでしょうが、できるだけホームページ予約してほしいところでしょう。ホームページでは予約できない路線やチケットもあるので、電話の予約センターが残されていますが、電話がつながらないと時間と費用の無駄になります。さらに言うと、予約センターを介してチケットを発行すると、発券手数料(5,400円)が必要になります。

世界一周航空券の場合、電話予約だとルートの伝達も大変ですし、エラーも出ますし、手数料や税金の計算も大変なので何回も電話でやりとりする必要が出てきます。前々回(2016年)、ワンワールドの世界一周航空券の予約をした際、JALクリスタルステータスを持っていたので電話は繋がりやすかったですが(それでも少し待ちました)、最初に電話をしてからすべてが終わるまで4時間以上はかかったと思います。お互いに折り返し電話をするのも大変でした。

ANAカウンターとは、日本の主要空港の国際線チェックインカウンターにあるTICKETと書かれたコーナーのことです。ANAカウンターで国際線の航空券の予約と購入を行うことができます。このカウンターで世界一周航空券が予約と発券が可能です。

前回(2018年)の発券時はANAカウンターを利用しました。公式サイトで作製したプランをプリントアウトして持参するとスムーズに行きます(パスポートも)。世界一周航空券を予約する場合、空席がないとルート変更や便の変更などに時間と頭を使う必要がありますが、Web上で空席が確認できていれば、全てスムーズに行きます。

ANAカウンターでの発券はだいたい1時間くらいかかります。デメリットとしては、発券手数料が発生するため、若干高くつきます。メリットとしてはANAカード決済でANAマイルが貯まりやすいことです。

ANAカードでANAを通して(空港カウンターや予約センターなど)発券した世界一周航空券は、クレジットカードの明細上「ANA国際線航空券」になります。これは「ANAカードマイルプラス」の対象になり、ANAの国際線航空券を購入するときと同様に、100円あたり1マイル(プレミアムカードなら2マイル)を追加で獲得することができます。

空港カウンターや電話購入では手数料5,400円が発生しますが、ANAマイルが欲しい方ならANA経由で購入する方がいいかもしれません。金額が大きいので、マイルがどっさり貯まります。

ただし、空港カウンターではかなり時間を費やすので、他のお客さんの迷惑になることもあります。混雑していない時間に声をかけましょう。また、海外の空港カウンターでは「ANAカードマイルプラス」の対象にならないのでご注意ください。

・ANA(空港あるいは予約センター)で購入するメリット
 ANAマイルが多く貯まる
・デメリット
 空港あるいは電話で購入する必要がありかなり面倒 発券手数料が必要
 ※あらかじめWebサイトでルートを確定させておく方が良い

私は利用しませんでしたが、旅行会社に依頼するという方法もあります。旅行会社に発注する場合、慣れた業者でないと時間と説明に手間がかかります。世界一周堂さんはこの道のプロですから、いいアイデアも出してくれるでしょう(コストは発生しますが)。

旅行準備は入念に:ビザの確認、保険、通信手段など

海外旅行ですから、パスポートがないと出国すらできません。コロナ禍後にパスポートを更新したので、まだまだ有効期限の心配もなさそうです。

最近、あちこちの国々でビザみたいな入国許可手続きが必要になっています。アメリカのESTAをはじめ、カナダのeTA、オーストラリアのETASなどです。ヨーロッパのETIASは2020年ごろ導入予定でしたが、どんどん延期され、2025年頃開始と噂されています。とりあえず今回はETIASは不要です。

手間が面倒なのもありますが、世界一周するにあたって多くの国を巡る場合、費用がかさんでしまいます。特に、アメリカのESTAはアメリカを観光せずに乗り継ぐだけでも必要になります。世界一周旅行でアメリカを経由しない方法は不可能に近いので、ESTA申請は必須ですね。

ESTAやETASは公式サイトを装った代行業者が横行しているので注意しましょう。2倍以上の料金がとられますし、何より個人情報が吸い取られてしまいます。ちなみに、ETASの申請を忘れていて、オーストラリア入国の5日前くらいに慌てて申請しました(すぐに承認されたけど)。

ビジネスクラスやファーストクラスでは、食事の事前指定ができるフライトもあります。こういうとき、私はいつもワクワクしながら、どんな食事が出るのか、どれを予約しようかWebサイトを見るのですが、予約できないケースもままあります。

滞在先ではホテルの手配が必要なのは当たり前ですね。私の場合は、マリオットやヒルトンなどのフリークエント会員になっているので、これらのホテルがあるかどうかチェックします。無ければエクスペディアなどの旅行サイトで予約しますが、JCBでは10%前後の割引キャンペーンをよく展開しているのでおすすめです。

空港ラウンジや荷物預入の確認なども重要です。航空会社や空港によって異なるので、いろいろチェックしておくことが重要です。すでにSFCは持っているので、ビジネスクラスラウンジは利用可能ですし、そもそもファーストクラス便ですから利用に障害はありません。プライオリティ・パスもあるので対象ラウンジも使えます。どのラウンジが利用可能かチェックしておかないともったいないですね。

大事なのは通信手段の確保です。普段使用しているスマホの海外パックでいくのか、ルーターをレンタルするのか、SIMフリースマホ+現地SIMで対応するのか。

今まではSIMフリースマホ+現地SIMのことが多かったのですが、楽天モバイルは海外でも2GBまで利用可能なので、こちらを利用することにしました。足らない分は1GB500円で簡単に追加できるのも魅力的です。

あとは旅行保険ですね。今までは自動付帯のクレジットカード(JCBカードなど)が多かったのですが、2020年頃から各カード会社が一斉に改悪し、ほとんどのカードが利用付帯になっています。海外の医療費や救援費用はかなり高くつくので、人生を守りたい(?)なら海外旅行保険に入っておきましょう。

ここまで用意しておけば全て万全と言いたいところですが、出発が近づくにつれて予見不可能なトラップが発生することがあります(というかほぼ必発です)。それは、欠航や機材変更、フライト時間変更などです。日本の航空会社は天候などの影響でもなければ欠航することは少ないですが、外資系は十分な搭乗客が見込めない場合や搭乗機の手配具合により、出発の1~2ヵ月前ぐらいにバタバタと変更が出ます。

欠航やフライト時間の変更次第ではルートを大幅に変更必要なことがあります。あるいは、観光を諦めなくてはならないことも。以前は航空会社から電話来たものですが、最近はショートメールやメール、アプリの更新などです。スターアライアンス世界一周航空券の場合、旅程は全ての加盟航空会社に通知されるようで、ANAアプリに全旅程がアップされます。

旅程の変更があれば、即座にANAアプリに反映されます。面白いのは、旅程の変更が出ると、当該航空会社だけでなく、いろんな航空会社からメールが来ます(笑)。変更の承認が必要なので、放置しないようにしましょう。

ただ飛行機に乗るだけでなく観光もしなくてはいけません。観光先の交通手段やお得情報も収集しましょう。必要に応じて、現地発旅行の手配も大事です。

世界一周旅行は、単純な往復海外旅行と違い、一大イベントです(海外旅行は全て一大イベントかもしれませんが)。入念な準備をして旅行開始日を迎えましょう(まあ私も、万全と思っていたのにETAS申請を忘れるというポカをやらかしたのですが・・・)。

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