【世界弾丸旅行2023】北欧編(6)フィンエアーで帰国 AY61便エアバスA350-900ヘルシンキ発羽田行き 新型ビジネスクラスシートAirLounge(エアラウンジ)を体験

はじめに

今回はマレーシア・クアラルンプール弾丸旅行の記録 第6弾です。前回の記事までに、成田空港からフィンエアーでフィンランドのヘルシンキ空港へ、ヘルシンキから航路で対岸にあるタリンに至り、タリンの旧市街を観光し、フィンエアー傘下のノルディック・リージョナル・エアラインズでヘルシンキまで戻ってきました。

今回はヘルシンキ空港から日本に帰国します。

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ヘルシンキ・ヴァンター空港を散策

エストニアの首都タリンから、フィンエアー傘下のノルディック・リージョナル・エアラインズの便で、フィンランドのヘルシンキ・ヴァンター空港に戻ってきました。

沖止めでバスでターミナルに移動し、シェンゲンエリアに入ります。シェンゲン加盟国からの乗継の場合、ヘルシンキ空港で保安検査はありません。14時・15時台にフィンエアー到着便が集中しているので、ヘルシンキ空港コンコース内はかなり多くの人でにぎわっていました。

乗継カウンターで日本行きのチェックインします。タリンでは自動チェックインだったので、タリンーヘルシンキ間しかチェックインできていませんでした。乗継カウンターでは、有効なワクチン接種歴の証明を確認されました(スマホのデジタル証明書提示でOKでした)。

出発便のゲートオープンまで2時間を切っています。ヘルシンキ空港ではシェンゲンエリア内にはプライオリティ・パスで利用可能なAspire Loungeがあります。とはいえ、今回はフィンエアーのラウンジを楽しみたかったので、時間も無いことですし、Aspire Loungeはあきらめることにしました。

帰路もビジネスクラスなので、ビジネスラウンジのインビテーションが搭乗券に記載されています。ワンワールドエメラルド会員なら、さらに上のFinnair Platinum Wingが利用可能なはずです。

シェンゲンエリアから出国審査でシェンゲン外エリアに出ます。出国時は何も指摘されることは無く、1分程度で通過でした(時間帯によっては自動化ゲートも利用可能みたいです)。ちょっと一安心です。

シェンゲン外エリアは人数も少なく、ちょっと落ち着いた雰囲気です。免税店が並ぶエリアを通り過ぎます。

途中で通路が2つに分かれます。ゲート40-49はまっすぐ、ゲート50-60は左に曲がります。フィンエアーのラウンジはゲート50付近なので、左に曲がります。

※シェンゲン外エリアのプライオリティ・パス対象ラウンジはありません。以前はPlaza Premium Loungeがありましたが、2023年現在は対象外になっています。ラウンジの場所は上記写真の近くです。

ラウンジにやってきました。ビジネスクラスラウンジもFinnair Platinum Wingも受付は一緒です。

ビジネスクラスラウンジ入り口

受付すると、ビジネスクラスラウンジに案内されそうになりましたが、チケット提示時にJMCダイヤモンド会員証をそれとなく一緒に提出したので、慌てて気づいたような感じでFinnair Platinum Wingに案内されました。チケットにエメラルド会員の記載はありますが、エメラルド会員アピールは別途必要みたいです。JALも会員証が自動発行されなくなりましたが、やはり発行してもらったほうがいいですね。

ラウンジを出て、ちょっとショッピングです。フィンランドといえば、マリメッコ、イッタラ、ムーミンですが、ゲート40近くに店舗が集まっています。

フィンランドのお土産はそこそこ値が張ります。マリメッコ布製品は30ユーロくらいから、イッタラのコーヒーカップも30ユーロくらいからです。おすすめは免税店のファッツエルのムーミンのクッキーやゲイシャチョコレートでしょうか。なんとか1つ1,000円以内でおさまります。

43ゲート付近にムーミンのカフェもあります。

フィンランドといえば、サンタクロースの国です。クリスマスシーズンは過ぎましたが、ツリーが並んでいます。

さて、搭乗機のあるゲートまでやってきました。ヨーロッパの便は機内でもマスク不要ですが、日本行きの便はマスク必須です。このゲートの周りだけ、みなさんマスクをしています。他の方々が装着していないだけに、ちょっと異様な感じです。

17時前ですが、もう日没しています。暗くなると、写真撮影するとターミナル内の光がはいっちゃうので、あまりきれいに撮影できませんね。こちらが搭乗予定のAY61便エアバスA350-900になります。2023年はマレーシア航空とフィンエアーの国際線に乗りましたがA350-900ばかり乗っています。

往路と同じく、搭乗はビジネスクラスとブロンズ会員以上が優先レーンで、その他のレーンと2レーン体制で入場案内です。ビジネスクラスなので、最初のコールで搭乗できました。

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フィンエアーAY61便 エアバスA350-900 新型ビジネスクラスに搭乗

ゲートオープンの17:15ごろに搭乗開始となりました。

フィンエアーのビジネスクラスです。往路もビジネスクラスでしたが、帰路は新型シートになります。フィンエアーでは長距離線ビジネスクラスシートを、2022年から順次新型シートに更新しています。2022年10月に運行開始となったヘルシンキー羽田線ですが、開始時より新型シートを導入していました(成田線は旧型シート)。

新型シートAirLounge(エアラウンジ)と呼ばれています。背もたれのリクライニングがついていません。足元の低くなっている部分を、レッグレストが上がってきて埋めて、テレビ下のスペースと繋がってフルフラットのベッドになります。レイフラットと呼ばれる方式だそうです。

リクライニングしないので、背もたれがエッグシェルのように左右に湾曲しています。前後だけでなく左右に好きな態勢をとることができます。

シートベルトは、通常時は車のように肩から掛けますが、寝ているときは別のシートベルトがちょうど腰の位置にあって使用します。初めてだと、ちょっと使い方がわかりにくいかもしれません。

シートの背もたれは一部開くことができ、収納スペースがあります。リモコンやUSB充電ポート、イヤホンのポートなどが収納されています。

テレビは正面に位置します。座席は進行方向に対して若干斜めになっています。旧型シートでは掛布団しかありませんでしたが、新型シートではマットレスも用意されています。

もちろん、マリメッコのアメニティやスリッパは用意されています。サイドテーブルの下から食事時のメインテーブルが出ます。

テーブルの奥にあるサイドの収納スペースには、ミネラルウォーターとヘッドホンが収納されていました。

足元にはマルチプラグがあります。

フルフラットベッドになるとこんな感じです。マットレスがあるので、寝心地はいいです。旧型シートに比べると、座り心地も含めて、全ての面で上回っていると思います。

往路もそうでしたが、仕様なのか個人差なのか、後ろの方が少し動くと、そのたびにガンガンと音がシートに響きます。フィンエアーのシートは響きやすい構造になっているのでしょうか。

テイクオフしました。外はもう真っ暗です。フィンランドをあとにします。

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AY61便 ビジネスクラスのお食事

離陸してしばらくするとお食事の提供です。

お食事
冷製プレート
・ヴェステルボッテンチーズのムース、コールラビのピクルスと海草のキャビア添え
・サーモンの刺身、アプリコット味噌とシメジのピクルス添え
温製プレート(3種から1つ選択)
・鹿肉の蒸し煮とポルチーニのリゾット、根菜のピューレとポートワインソース
・白身魚のグリル、温菜サラダ、キャベツのクリーム煮とロブスターソース
・牛ホホ肉の味噌煮、ごはん、根菜煮
デザート(1つ選択)
・チーズ各種
・オペラケーキ
・コケモモのムース

牛ほほ肉を選択しました。ごはんもあるのですが、パンも付いてきました。

デザートはオペラを選択しました。コーヒーをお願いすると、チョコレートもつけてくれます。

往路もそうですが、フィンエアーで使用されているお皿やグラスは、フィンランドのイッタラブランドが使用されています。どれもこれもお高いです。

航路は国際情勢の影響で大幅に変更になっています。ヘルシンキから中欧を南下していきます。

お食事などで2時間くらい経過して、機内も消灯され、私も就寝しました。6時間くらい寝て目を覚まし、ごそごそしていると到着の2時間前になりました。

外は夜が明けてきました。到着前の食事が提供されます。

ほうれん草のスフレ、ソーセージ、ロスティポテト、ハム、ヨーグルト、フルーツ

朝食のようなメニューですが、日本時間で11時くらいです。

フライトは定刻17:55時発、日本の羽田に定刻14時25分着です。フライト時間は公式では13時間30分くらいですが、往路同様に1時間ぐらい早着します(羽田空港のフライト情報を見ていると、ほとんどのケースで1時間前後早着になっています)。今回も13時30分ごろに到着予定です。

中央アジアから中国を通って日本に向かいます。往路は北極圏を越えたので、合わせて地球一周といってもいいでしょう。北極点からのびる全ての子午線を通過したことになり、ミニ世界一周旅行です。

※本当の地球一周は、回帰線~赤道くらいの距離を走破する必要があるそうです。

首都圏が見えてきました。もうすぐ羽田に到着です。

13:30ごろ羽田空港第3ターミナルに到着しました。乗車してきたフィンエアーの機体が見えます。

入国審査はアプリ登録しているとスムーズに終了しました。以前と違って、QRコードの読み込みすら不要になっていて、Visit Japan Webアプリの青色部分を見せるだけで検疫はOKです。入国審査は自動ゲートですし、入国はスムーズです。

税関は相変わらず時間がかかりますね。税関でアプリ利用が可能になっているのに、むしろ所要時間は長くなっています。アプリ無しの通常レーンの方が早いかも。なんだかんだで到着フロアにでるまで15分くらいでしたが、30分くらいみておくと安全です。

今回はこのまま羽田から大阪にフライトに乗って旅行は終了です。2022年秋から続けている海外特典航空券弾丸旅行の第6弾が終了しました。

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まとめ

今回の北欧弾丸旅行はこれで終わりです。今回は北欧滞在12時間30分(タリン市街滞在時間2時間)でした。往路、帰路、滞在時間すべて12時間30分ずつという旅です。ヘルシンキの入国が一番大変だったかな(笑)。

タリンの中世的な街並みはとても良かったですね。とてもきれいに整備されていて、美しい街だと思いました。交通網も発達していて、物価も高すぎず、いい街だと思いましたね。

本当は、フィンランドのサンタクロースの村とか、ムーミンの街とか、他の北欧の国々とか、いろいろ訪問したいところはあります。愚痴になっちゃいますが、ほんとうに休みが取れないんですよね。有給って5日は取れるようになったんじゃなかったっけ。今年度はまだ2時間しか取れてないんですよね。そりゃあ、こんなに休みが取れないなら、日本の観光はインバウンド頼みになるよ(どっちにしろ、私は海外に行くのですが)。

今回はJALマイルを利用した特典航空券旅でした。JALの場合、特典航空券の必要マイルが尋常じゃなく跳ね上がるので、なかなかいいフライトを予約することができません。今後も、提携航空会社便でいい路線に空きがあれば、特典航空券を確保してみたいと思います(ビジネスクラス以上だと、全然空きがないんですけどね)。

総じて、JALマイルを持っていてもメリットが少なくなっていますね。最近はJALカードよりANAカードやマリオットカードなどを優先的に決済に使うようになっています。またJALの特典航空券が改悪される(国内線の必要マイル増量)予定みたいで、1マイルの価値は2円以下になってきています。マイルで使うよりeJALポイントに変えたほうがよさそうです。

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