世界一周航空券をいろいろ解説しているこのブログですが、今回の記事では、世界一周ではなく週末弾丸旅行を解説したいと思います。
2025年末に地上波で俳優さんの14時間ニューヨーク弾丸旅を放送していましたが、私に言わせれば現地観光時間が14時間もあれば弾丸じゃないですよね。現地観光時間6時間以内でこそ?弾丸旅でしょう(いやまあ、威張ることでもないですが)。
本音を言うと、弾丸旅行より長期滞在旅行の方が楽だし、楽しいし、余裕があります。1回の旅行で長い期間観光するほうがコスパもいいです。また、平日に旅行するほうが交通費も宿泊費も安くなります。
ですが、給料をいただいている身分では自由に休みを取ることはできません。法的には有給は自由に取れることになっているそうですが、少なくとも私の環境では夢物語です。ぼちぼち職場での立ち位置が上になって後輩ができてくるのですが、私より若い世代は自由に休みをとれるようになっていますね。立場が下でも上でも休みが取れない、損な世代です。働き方改革のしわ寄せがきています。
愚痴はこのくらいにして。少なくとも週末なら休みの算段が立つので、いつもお馴染みの弾丸旅行になります。週末の土日の休みだけを利用して旅の計画を練ってみましょう。今回のお題は「弾丸旅行でどこまで行くことが可能か」です。
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目次
弾丸海外旅行とチケット手配 ちょっとでもお得に
国際線航空券の場合、大手航空会社の格安有償航空券は現地滞在時間が最低1日~2日必要という縛りがあります。私たちがよく利用するエコノミーの安いチケットでは、半日滞在や1日滞在などの弾丸旅行はできません(お高いチケットなら可能ですが、廉価なビジネスクラスを上回る価格設定になります)。
対策として、特典航空券(航空会社マイル利用で発券)かLCC利用がおすすめになります。LCCだと長距離路線は少ないので、欧米や中東訪問なら特典航空券の一択になります。ANAも2025年6月から特典航空券の片道発券が可能になったので、さらに選択肢が広がっています。
円安の影響でサーチャージが高止まりしています。サーチャージ不要の特典航空券を発券すると少しお得です。
サーチャージ不要航空会社
JALマイルで発券する場合:アメリカン航空、カタール航空、マレーシア航空、スリランカ航空、エミレーツ航空
ANAマイルで発券する場合:エアカナダ
施設使用料・税金が高い空港を利用すると、旅費が余計にかかります。とにかく高いのがイギリス・ロンドン・ヒースロー空港です。こちらの空港は、ビジネスクラスやファーストクラスにするとさらに爆上げです。フランス・パリ・シャルル・ド・ゴール空港やドイツ・フランクフルト空港も高めですが、ヒースローがぶっちぎりです。欧州を訪問するならヒースローを避けることが節約につながります。
ということで、マイルを利用した特典航空券を軸にLCCも検討しながら、海外週末弾丸旅行をプラニングするのがよさそうです。
週末弾丸旅行でどこまで行けるか
週末弾丸旅行で、少しでも観光する時間を確保して、実際のところどこまで行くことができるのでしょうか。一部、机上の空論も混じりますが、私の体験記を交えて解説させていただきます。
東アジア
韓国や香港などの日本近辺(片道4時間くらいまで)であれば、特に問題なく1泊2日可能ですし、頑張れば2泊4日(金曜夜発、月曜朝帰国)も可能です。
実際、普通に週末観光しているかたも多く、十分市民権を得た(?)旅行で、現地観光時間が12時間を超えるから弾丸旅行とすら言えないですね。土曜日朝~日曜日夜まで十分観光可能です。
近距離なので、エコノミークラスでもあまり疲れません。エコノミークラスなら、特典航空券も確保しやすいです。直前に予約枠が解放されるのも期待できます。
香港ディスニーランド
私も何度か楽しんでいますが、おすすめは香港でしょうか。香港エクスプレスやピーチを使っても良し、キャセイパシフィック航空の特典航空券も利用しやすいです。
韓国1泊2日の旅記録(2025年)はこちら↓
香港1泊2日の旅記録(2023年)はこちら↓
香港2泊3日の旅記録(2024年)はこちら↓
東南アジア
タイやシンガポールなど、片道6~7時間前後の地域です。フライト時間が長くなってくるので、観光時間が少しタイトになります。また、便数が韓国や香港ほど多くないので、選択肢が狭くなってきます。ちなみに、リゾートで有名なインドネシア・バリは、直行便がほとんどないので無理です。
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(シンガポール)
東南アジア路線の場合、金曜夜の夜行フライトと日曜夜の夜行フライトを利用した1泊4日という方法もあります。特にシンガポール路線でおすすめです。タイの場合、フライト時間がやや短いので、機内睡眠時間が中途半端になって余計に疲れるかもしれません。
1泊4日だと観光時間は十分に取れますが、人気の集中するフライトになるので特典航空券枠はかなり少なく争奪戦になります。1年前に予約を取るつもりで頑張りましょう。
タイ・バンコク1泊3日の旅記録(2022年)はこちら↓
シンガポール0泊3日の旅記録(2022年)はこちら↓
マリアナ諸島(グアム・サイパン)、フィリピン
サイパンやフィリピン・セブは、片道4~5時間程度ですが、運航便の本数がかなり少なく、週末旅行に適していません。
グアムはユナイテッド航空が利用しやすい時間帯に運行しています。首都圏からの場合、成田発になるので金曜夜便(18時ごろ発)は使いにくいですね。土日(往路日中発、帰路夕発)を利用して1泊2日のパターンが考えられます。
リーガロイヤル・ラグーナ・グアム・リゾート
関西発グアムの場合、ユナイテッド航空便は帰路が早朝発で使いにくいですが、3連休なら選択肢に入ります。韓国LCCのティーウェイ航空なら使いやすい時間帯(往路朝発、帰路夕発)に運行しています。
グアムは近距離なので、往復ともにエコノミーでも耐えられる範囲だと思います。ただし、現地着が夕方遅く、現地発が夕というパターンで滞在時間が24時間以下のことが多く、あまり現地でゆったりできません。観光地というよりリゾートであるグアムにはそぐわない滞在パターンです。
グアム2泊3日の旅記録(2019年)はこちら↓
ハワイ
日本人が大好きハワイ・ホノルル便は、複数の航空会社が運行していますが、往路夜行便+帰路昼発便の組み合わせしかありません。金曜夜発で金曜朝に現地着で1泊、土曜の昼現地発で日曜の夕帰着のパターンになります。
ダイヤモンドヘッドから眺めるワイキキ
到着日は早朝に着くので、当日はホテルに早めに到着し、ショッピングや観光も可能です。翌日は朝食をゆっくりいただいてからチェックアウトしても十分間に合います。滞在時間が24時間を超えるので、グアムより遠いのに利用しやすいスケジュールになっています。
エコノミークラスなら直前でも特典航空券を発券可能なことが多いです。特にANAの成田便がねらい目ですね。
ハワイ1泊3日旅行記(2024年)はこちら↓
オセアニア
オセアニアは片道8~10時間のフライトです。ニュージーランド・オークランドやオーストラリア・シドニー、ブリズベン、メルボルン、ケアンズなど、直行便のある路線では夜行フライトを利用して0泊3日~1泊4日も可能です。ANAのパース便は週3日運行なので週末旅行に利用できません。フィジー路線も週2日運行なので厳しいです。
シドニー・サーキュラーキー・オペラハウス
片道8時間を超える路線だと、往復ともにエコノミークラスだとかなり体力が消耗します。ご自身の体力と相談し、できれば片道だけでもビジネスクラスを利用したいところです。予約開始直後の特典航空券を狙いましょう。
オークランド・メルボルン2泊4日の旅記録(2025年)はこちら↓
オーストラリア・シドニー0泊3日の旅記録(2018年)はこちら↓
中東
カタール航空、エミレーツ航空、エティハド航空の中東御三家が、それぞれドーハ、ドバイ、アブダビに直行便を運航しています(JALのドーハ便もあります)。
カタールは往路夜発便、復路朝発便となっているので、金曜夜発、土曜朝着で観光し1泊、日曜朝発のパターンで観光可能です(ただし日本帰着は日曜深夜なので交通手段の問題があります)。ドバイは金曜夜発、土曜朝着で観光し、同日深夜発で日本日曜夕着の便になります。
アブダビ・シェイク・ザーイド・グランド・モスク
アブダビ便は夕早い時間発で同日深夜着になるので、利用しづらいかもしれません(もともとヨーロッパ方面への乗り継ぎ利用を前提としたスケジュールになっています)。帰路は現地夜発で日本翌日昼着です。金曜夜発で深夜に着いて一泊し、現地を観光して土曜夜便で日曜昼帰着となります。
オセアニア便同様に8時間を超えるフライト時間になるので、できればビジネスクラスで行きたいところですね。頑張って1年前の予約開始直後の特典航空券を狙いましょう。かなり暑い地域なので、冬季の訪問がおすすめです。
UAE・アブダビ1泊3日の旅記録(2024年)はこちら↓
ヨーロッパ
世界情勢の影響でヨーロッパ便は片道13時間以上の長距離路線になっています。ロンドン、フランクフルト、パリ、ヘルシンキなどの直行便のある都市は便数も多いので工夫すれば0泊3日の旅行が可能です。
フランス・パリ・凱旋門
金曜日の夜に出発し土曜日の朝に到着、土曜日の夕の便に乗れば日曜日の夕には日本に戻れます。かなりタイトなスケジュールになるので、1日有休を付けたり3連休を利用する方がいいと思います。いずれにせよ、ほとんど観光時間が取れないので効率よく旅をしましょう。
幸い、現地滞在時間は日中になるので、時間は短いですが観光に充てることができます。
フランス・パリ1泊4日の旅記録(2025年)はこちら↓
ドイツ・ハイデルベルク0泊3日の旅記録(2023年)はこちら↓
ポーランド・ワルシャワ0泊3日の旅記録(2024年)はこちら↓
エストニア・タリン0泊3日の旅記録(2023年)はこちら↓
北米
北米は片道9~13時間くらいのフライトになります。ベストは金曜夜発で日曜夕には帰れる旅程です。アメリカの場合入国審査(1~2時間)や出国保安検査(30分~1時間)に時間がかかるので、時間がタイトになりがちです。
西海岸の場合、問題なく上記プランで旅することができます。金曜昼~土曜昼まで観光に充てられるので(1泊3日)。それなりに観光する時間も確保できます。バンクーバー、シアトル、サンフランシスコ、ロサンゼルスなどがおすすめです。
サンフランシスコ・フィッシャーマンズワーフ
東海岸の場合かなりタイトです。フライト時間が長いだけでなく、ある程度現地滞在時間があるのに滞在中はほとんど夜になってしまうので、意外に観光できません。
ニューヨーク(JFK)の場合、金曜夜~土曜日朝しか自由が無いので、ほぼ宿泊だけで終わってしまいます。復路で土曜の夜遅く発・月曜早朝着便もおすすめですが、首都圏の方しか使えません。
ダラス(DFW)の場合はアメリカン航空便を使えば金曜夕発で同日昼に到着するので、土曜日の昼の便で帰れば日曜日の夕には日本に戻れます。ただし、夕の便が早いので金曜午後の半休が必要です。
シカゴ(ORD)は変則的で、UAの金曜に半休をとって夕発便を使うか(1泊プラン)、土曜朝発で土曜の早朝に着くか(0泊プラン)、いずれにせよ現地土曜昼発で日曜夜着(21~22時ごろ)なので首都圏在住でないと厳しいです。
ロサンゼルス1泊3日の旅記録(2022年)はこちら↓
サンフランシスコ1泊3日の旅記録(2022年)はこちら↓
中南米・アフリカ
メキシコシティはNHが成田から直行便を運航しています。週末弾丸旅行はできなくないですが、金曜夕16:50発で同日14:05現地着、土曜日朝06:05発で日曜11:50成田着になります。金曜半休を取って日曜日午後を無駄にする形ですね。メキシコ観光はある程度時間が必要なので、無理筋だと思います。
南米やアフリカは直行便が無いので不可能です。このあたりが週末弾丸旅行の限界です。
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まとめ
週末の土日の休みだけを利用した海外弾丸旅行計画をいろいろ検討してみました。正直なところ、非常識なプランばかりですが、日本の雇用制度が非常識なのでやむをえません。
結論からすると、日本からの直行便があるなら少しぐらいは観光可能ですが、ある程度限界はあります。私の場合、現地滞在時間が3時間あれば観光してしまうのですが(実際に弾丸旅行を繰り返していますからね)、さすがに観光は日中でないと(安全面も考慮して)厳しいです。
週末弾丸旅行はコスパが悪いのは間違いありません。円安やサーチャージ悪化の影響もあるので、ある程度現実と相談しながら計画を立てましょう。
















コメント
非常に面白い企画ですね。
私は15年以上前になるのですが、韓国ソウルに日帰りで行ったことがあります。
ANA の期限切れ近いマイルがそこそこあり、宿泊を伴うとホテル代がかかるということで日帰りとしました。
当時はまだ羽田の第3ターミナルはなく、第2ターミナルの横の方にバスセンターみたいな規模の小さい国際線ターミナルだった頃です。
その頃は国際線は、韓国ソウルと中国上海くらいだったと記憶しています。
現地滞在8時間くらいでしたが、それなりに楽しめました。
YAPさん
またの訪問ありがとうございます。
もちろんまとまった休みが取れればいいのですが、長期休暇が取れないのでやむをえずといったところでしょうか。
どうしても海外に行きたくて、入国しない海外旅行という無茶もしています。お勧めするわけではありませんが。
韓国入国しない旅行 https://rtwtabizuki.com/rtw2024/28126/
台北・香港入国しない旅行 https://rtwtabizuki.com/flight-log/33575/
またの訪問をお待ちしております。