【プライオリティ・パス】2025年8月プライオリティ・パス最新情報 国内サービス店舗(レストラン・マッサージ)は到着時利用不可に

はじめに

2023~2024年にかけて、日本国内のプライオリティ・パスの対象施設が増えつづけていましたが、2024年後半から対象クレジットカードが続々と削減されました。

そして2025年8月、到着便でサービス店舗が対象外になりました。

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【速報】2025年8月1日、日本国内のプライオリティ・パス対象サービス施設(レストラン等)において、到着便での利用が不可に

2025年8月1日、日本国内のでもプライオリティ・パスで利用可能なサービス施設は以下の通りです。

成田空港
第1ターミナル
保安検査前
一般エリア
肉料理 やきすき やんま(※1)
国際線
出国後エリア
Japanese Grill & Craft Beer TATSU(※1)
成田空港
第2ターミナル
ターミナル前 ナインアワーズ(※2)
国際線
出国後エリア
鉄板焼 道頓堀 くり田(※1)
成田空港
第3ターミナル
保安検査前
一般エリア
ぼてぢゅう屋台(※1)
羽田空港
第1ターミナル
保安検査前
一般エリア
足湯カフェ&ボディケアLUCK(※2)
羽田空港
第3ターミナル
羽田エアポートガーデン All Day Dining Grande Aile (※1)
Body Care LUCK(※2)
中部国際空港
第1ターミナル
保安検査前
一般エリア
くつろぎ処 SOLA SPA 風の湯(※2)
ぼてぢゅう(※1)
国際線
出国後エリア
UMIZEN SORAZEN (※1)
中部国際空港 FLIGHT OF DREAMS THE PIKE BREWING RESTAURANT & CRAFT BEER BAR (※1)
大阪伊丹空港 保安検査前
一般エリア
大阪エアポートワイナリー(※1)
関西国際空港
第1ターミナル


国内線
保安検査後
ぼてぢゅう1946・Japan Traveling Restaurant by BOTEJYU (※1)
鹿児島空港 保安検査前
一般エリア
ボディケアLUCK(※2)

※1:レストラン店舗 ※2:その他サービス店舗

2025年6月に成田空港のサービス施設が到着時利用不可になっていました(ナインアワーズのみ適用当初から到着時利用不可)。2025年8月1日現在、国内サービス全施設において(ラウンジは除く)、プライオリティパス日本語版HPには記載されていませんが、英語版HPは次の一文が加わっています。

FROM 01AUG25, CARDHOLDERS AND GUESTS MUST PRESENT A VALID CARD AND BOARDING PASS WITHIN A 3 HOUR PERIOD PRIOR TO FLIGHT DEPARTURE BEFORE PLACING AN ORDER.
→2025年8月1日以降、注文する前にプライオリティ・パスカード所持者および同伴者は有効な会員証と3時間以内に出発となる搭乗券を提示しなければなりません。

Body Care LUCK場合はBEFORE PLACING AN ORDER(注文する前に)がBEFORE SELECTING A TREATMENT(施術を選ぶ前に)となっていますが、まあ同じことです。

私は関西在住なので、ぼてぢゅう、大阪エアポートワイナリー、All Day Dining Grande Aileはしばしば利用していましたが、利用機会が半減になりそうです。といってもカード会社側の回数制限もあって、最近は利用機会が減っていたのであまり変わらないかも。

私の海外空港・ラウンジ訪問記 一覧はこちら↓

おさらい:プライオリティ・パスのシステム

プライオリティ・パスを持っていると、飛行機の搭乗券がある場合に限り、空港にある提携ラウンジを使用できます。そのパスは無条件に手に入るものではありません。正式に発行する場合は、年会費が発生します。

年間優待回数 年会費 本人利用料金 同伴者料金
プレステージ会員 制限なく無料 469USドル 無料 35USドル
スタンダードプラス会員 10回まで無料 329USドル 35USドル 35USドル
スタンダード会員 なし 99USドル 35USドル 35USドル

提携ラウンジはプライオリティ・パス社が運営しているわけではありません。ラウンジによってはプライオリティ・パスがなくても有料で入場できる場合があります。

以前は利用料が27USドルだったので、スタンダード会員でもややお得でした。2018年に32USドル、2023年に35USドルされたので、プライオリティ・パスを利用しないで通常料金にした方がお得な場合が多くなっています。

プライオリティ・パスで入室できるラウンジは、ほとんどがビジネスクラス用航空会社ラウンジと同等と考えられます。ファーストクラスラウンジ並みの上品さやサービスは期待できませんが、フードサービスやアルコールを含むドリンクサービス、シャワーサービス、WiFiサービスなどが期待できます(サービス内容はラウンジによります)。

世界中の数多くのラウンジが加盟しており、一部の航空会社ラウンジも参加しています。本来航空会社ラウンジはその会社の顧客を囲い込むためにサービスを提供しているのですが、自社の客だけでなく広く客を迎え入れることで収益アップを図っていると思われます。これは会社としては収益が上がりますが、本来のビジネスクラスあるいは航空会社上級会員の客からすると、混雑やサービス低下により顧客満足度低下をもたらす可能性があります。

プライオリティ・パスが利用できるラウンジは世界で1,500カ所以上とされています。かならずしも国際線に乗る場合だけしか使えないわけではありません。国内線でも利用可能なラウンジがあります。

2025年8月現在、日本の国内でもプライオリティ・パスで利用可能なラウンジは以下の通りです。リンク先は実際に訪問した体験記になっています。

成田空港
第1ターミナル
保安検査前
一般エリア
IASS Executive Lounge1(※3)
肉料理 やきすき やんま(※1)
国際線
出国後エリア
I.A.S.S SUPERIOR LOUNGE 希和 -NOA-
Japanese Grill & Craft Beer TATSU(※1)
成田空港
第2ターミナル
保安検査前
一般エリア
IASS Executive Lounge2(※3)
ターミナル前 ナインアワーズ(※2)
国際線
出国後エリア
I.A.S.S SUPERIOR LOUNGE 虚空 -KoCoo-
鉄板焼 道頓堀 くり田(※1)
成田空港
第3ターミナル
保安検査前
一般エリア
ぼてぢゅう屋台(※1)
羽田空港
第1ターミナル
保安検査前
一般エリア
Power Lounge Central (※3)
注意:上記ラウンジは海外発行のプライオリティ・パスのみ対象
足湯カフェ&ボディケアLUCK(※2)

国内線
保安検査後
Power Lounge South (※3)
Power Lounge North (※3)
注意:海外発行のプライオリティ・パスのみ対象
羽田空港
第2ターミナル


保安検査前
一般エリア
Power Lounge Central (※3)
注意:海外発行のプライオリティ・パスのみ対象
国内線
保安検査後
Airport Lounge South (※3)
Power Lounge North (※3)
注意:海外発行のプライオリティ・パスのみ対象
国際線
出国後エリア
Power Lounge Premium
羽田空港
第3ターミナル
国際線
出国後エリア
TIATラウンジ
SKY LOUNGE SOUTH
羽田エアポートガーデン All Day Dining Grande Aile (※1)
Body Care LUCK(※2)
中部国際空港
第1ターミナル
保安検査前
一般エリア
くつろぎ処 SOLA SPA 風の湯(※2)
ぼてぢゅう(※1)
国際線
出国後エリア
UMIZEN SORAZEN (※1)
KALラウンジ
The Coral Finest Business Class Lounge
Plaza Premium Lounge
中部国際空港 FLIGHT OF DREAMS THE PIKE BREWING RESTAURANT & CRAFT BEER BAR (※1)
大阪伊丹空港 保安検査前
一般エリア
大阪エアポートワイナリー(※1)
関西国際空港
第1ターミナル


国内線
保安検査後
ぼてぢゅう1946・Japan Traveling Restaurant by BOTEJYU (※1)
国際線
出国後エリア
カードラウンジ六甲(※3)、アネックス六甲(※3)、カードラウンジ金剛(※3)
関西国際空港 エアロプラザ KIXエアポート カフェラウンジ NODOKA
米子空港
(美保飛行場)
保安検査前
一般エリア
LOUNGE DAISEN
注意:海外発行のプライオリティ・パスのみ対象
福岡空港国際線
ターミナル
国際線
出国後エリア
KALラウンジ
ラウンジ福岡
佐賀空港 保安検査前
一般エリア
Premium Lounge さがのがら。
注意:海外発行のプライオリティ・パスのみ対象
鹿児島空港 保安検査前
一般エリア
ボディケアLUCK(※2)

※1:レストラン店舗 ※2:その他サービス店舗 ※3:カードラウンジ相当

レストラン店舗では3,400円分相当のセットメニューや会計割引が実施されます。サービス店舗はシャワーや入浴など、飲食以外のサービス店舗です。

成田空港のIASS Executive Loungeなどは、本来カードラウンジです。日本国内発行の多くのゴールドカード提示でも利用できます。プライオリティ・パスの対象となることで、訪日客も利用可能になっています。

カードラウンジをプライオリティ・パスで利用する場合、契約状況によってはかなり高くつくことがあります(スタンダード会員など都度払いが必要なケースなど)。

クレジットカード附帯プライオリティ・パスの相次ぐ改悪

2016年ごろから、プライオリティ・パスが提携するレストランが増え、飲食店舗やサービス店舗で利用可能になってきました。上記対象店舗の赤字※1、※2が相当します。

プラチナカードなどのクレジットカード附帯のプライオリティ・パスは利用回数無制限のものが多く、サービス利用件数が増えてきています。それがクレジットカード発行会社の負担になっていたようで、2019年8月以降、アメリカン・エクスプレス(プロパー)発行のプライオリティ・パスはラウンジ以外のサービス店舗(飲食店舗やサービス店舗)で利用できなくなっていました。ダイナースも2023年4月以降、年間10回の制限を設定しています。

JCB

2024年9月2日、他社が追随しました。まずはJCBの発表です。

JCB
JCBカードのザ・クラス会員、プラチナ会員、ゴールド ザ・プレミア会員の付帯サービスである、プライオリティ・パスについて、2024年10月31日(木)よりプライオリティ・パス旅行特典のご利用に関する改定を実施いたします。
2024年10月31日(木)8:00PM以降 プライオリティ・パス社が提供する国内の「ラウンジ」施設および、日本国外のすべての提携施設が利用対象
2024年8月時点で国内の「お食事」「リフレッシュ」「休憩」等に該当する施設は利用対象となりません。
利用対象とならない施設は、プライオリティ・パス社ウェブサイトのラウンジ情報にて「お食事」「リフレッシュ」「休憩」のカテゴリに表示される施設を指します。詳細はhttps://www.prioritypass.com/ja/をご覧ください。
JCB公式サイト<https://www.jcb.co.jp/premium/pop/pp_oshirase.html>から引用

ちょっとわかりにくいので言い換えますと、JCB発行のプライオリティ・パスでは、2024年10月31日20:00時以降、国内の飲食店舗やサービス店舗でプライオリティ・パスが利用できなくなります(無料利用できなくなります)。

JCBでは海外の飲食店舗や国内の通常ラウンジは利用できるということですね。台北のillyカフェなど海外で使い倒しましょう(笑)。KIXエアポート カフェラウンジ NODOKAはラウンジかどうか微妙なところですが、利用可能なまま残りそうです。

JCBの場合、同伴者料金が2,200円に据え置かれているのがメリットです。家族旅行の場合、大きなアドバンテージになります。

それにしてもJCBは改悪が続いていますね。2023年4月1日よりJALカード、ANAカード以外のJCBカードに付与されていた海外・国内旅行傷害保険が自動付帯から利用付帯になっています。ディズニー関連以外で際立ったメリットが無くなっています。

MUFG

次にMUFG(三菱UFJニコス)の発表です。

MUFG
三菱UFJニコスおよびフランチャイジー各社のプラチナ会員さまがお持ちのプライオリティ・パスは、2024年10月1日より、無料でのサービスのご提供を空港ラウンジのみといたします。飲食店舗やリフレッシュ施設等でご利用された場合、ご利用料金を負担いただく場合がございますので、あらかじめご留意ください。
MUFG公式サイト<https://www.cr.mufg.jp/amex/platinum/lounge_ab/index.html>から引用

MUFG発行のプライオリティ・パスでは、2024年10月1日以降飲食店舗やサービス店舗でプライオリティ・パスが利用できなくなります(無料利用できなくなります)。

MUFGは完全にアメリカン・エクスプレスに合わせてきましたね。MUFGはアメリカン・エクスプレスブランドのプラチナカードも発行していますし、年会費も比較的安価ですから。JAL・アメリカン・エクスプレス・プラチナのような提携カードも対象のようです。

MUFGはJCBより早い時期から制限が開始されます。MUFGは海外の飲食店舗もダメみたいです。

正直な印象として、遅かれ早かれこの対応になることは想定されていました。国内線フライトで毎日飛び回る方は、毎日レストラン利用できますもんね。伊丹空港のレストラン提携がとどめになった印象です。

MUFGプラチナ・アメリカン・エクスプレス・カードの場合、年会費2.2万円です。1回3,000円と概算しても、8回以上利用すれば元が取れます(カード会社は赤字)。利用する方は年30回とか100回とか利用しますからね。そりゃ、カード会社もやってられんでしょう。

楽天カード

楽天カードの発表です。

楽天カード
楽天プレミアムカード会員様は2025年1月以降、プライオリティ・パスにて無料でご利用いただけるラウンジご利用回数が年間5回までに変更となります。楽天ブラックカード会員様は、引き続き回数の制限なく無料でご利用いただけます。
なお、ご利用料金はUSドルでの請求に変更となります。
・楽天プレミアムカード:6回目以降のご利用料金は1回あたりUS35$、同伴者様1名様につきUS35$
・楽天ブラックカード:1回のご利用につき同伴者様2名様まで無料、3名様以上は1名様につきUS35$
楽天カード公式サイト<https://www.rakuten-card.co.jp/info/news/20240821/>から引用

同伴者料金が、3,300円→35USドルと改悪されています。2024年11月28日には、2025年1月2日から、プライオリティ・パスの国内外のラウンジ施設のみに限定されることが発表されました。

エポスプラチナカード

エポスプラチナカードの発表です。

エポスプラチナカード
ご同伴者さまのご利用は有料となります。
●プライオリティパスがプラスチックカードの場合
2024年10月31日ご利用分まではご同伴者さまおひとりにつき、29USドル(エジプトのみ35USドル)かかります。
2024年11月以降は国ごとに料金が異なります。
●プライオリティパスがスマホアプリの場合
ご同伴者さまおひとりにつき、35USドルかかります。
※ラウンジ入口で必ずご同伴者さまの人数を求められます。同伴者数を確認のうえ、サインをお願いします。
同伴者さまの人数制限については、ご利用先によって異なります。ご利用の前にプライオリティ・パス社のホームページをご確認ください。
エポスカード公式サイト<https://faq.eposcard.co.jp/faq/show/1744?category_id=93&site_domain=default>から引用

こちらは、同伴者無料だったものが有料になります。

三井住友VISAカード

三井住友VISAカードの発表です。対象は三井住友カード プラチナ、ANA VISAプラチナプレミアムカード、三井住友ビジネスプラチナカード、三井住友ビジネスプラチナカード for Ownersです。

三井住友VISAカード
「プライオリティ・パス」の会員証は、2025年4月よりプライオリティ・パス専用カードからデジタル会員証に変更となります。
申込方法
改定前:専用申込書にてお申し込み
改定後:専用ページにてお申し込み
ご同伴者様料金
今後は以下料金に変更となります。
改定前:1名につき$29
改定後:1名につき$35
なお、ご本人のご利用につきましては今までどおり回数制限なく無料でご利用いただけます。
デジタル会員証の提示でご利用された場合は改定後の金額が適用されます。

有効なプライオリティ・パス専用カードをお持ちの場合、プライオリティ・パス専用カードでご利用された場合は改定前の金額が適用となります。
ご利用施設の変更について
ご利用いただける施設が変更となり、Priority Pass (A.P.) Limited社が提供する国内の「ラウンジ」施設と国外の「ラウンジ」・「お食事」・「リフレッシュ」施設が利用対象となります。
国内の「お食事」・「リフレッシュ」施設につきましてはご利用の対象となりませんのでご注意ください。

なお、施設詳細につきましては、Priority Pass (A.P.) Limited社のアプリまたはウェブサイトのラウンジ情報にてご確認いただけます。
改定時期
2025年4月1日(火)より(予定)

三井住友カード公式サイト<https://www.smbc-card.com/mem/cardinfo/cardinfo4010894.jsp>から引用

国内サービス店舗で利用不可になります。また、同伴者料金が、29USドル→35USドルと改悪されています。これも地味に痛いです。

UCプラチナカード

UCプラチナカードの発表です。

UCプラチナカード
平素よりUCプラチナカードをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

この度、UCプラチナカードの付帯サービスであるプライオリティ・パスについて、無料でご利用いただける施設を以下の通り変更させていただきます。
【変更内容】
日本時間2025年4月1日(火)正午より、プライオリティ・パスの無料利用可能施設を、Priority Pass (A.P.) Limited社が提供する国内の「ラウンジ」施設および、海外のすべての提携施設といたします。
国内の「お食事」「ご休憩」「リフレッシュ」施設につきましては、無料でのご利用の対象となりませんので、あらかじめご留意ください。
なお、施設の詳細につきましては、Priority Pass (A.P.) Limited社のアプリまたはウェブサイトのラウンジ情報にてご確認いただけます。
皆さまにはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。<https://www2.uccard.co.jp/important/pop/nc20250228uc_platinum_prioritypass_revision.html>UC公式サイトから引用

VISAやJCBと同じく、海外は全部OKで国内のラウンジ以外はダメという対応ですね。

ダイナースクラブ

最後に2025年1月のダイナースクラブの発表です。

ダイナースクラブ
ダイナースクラブ会員の皆様にご利用いただいている空港ラウンジサービスは、2025年4月1日(火)から国内対象施設のサービス改定を実施します。

<改定内容>
「ダイナースクラブカードの提示」または「ダイナースクラブ会員様に提供されるプライオリティ・パス」でご利用いただける施設は、2025年4月1日(火)午前2時以降、国内の「お食事」「リフレッシュ」「休憩」等に該当する施設は利用対象外となります。国内の「ラウンジ」施設および、海外のすべての提携施設は引き続きご利用いただけます。
ダイナースインターナショナル公式サイト<https://www.diners.co.jp/ja/press/inf_20250106_3.html>より引用

幸い、日本でダイナースクラブを提携運用している三井住友トラストVISAプラチナカードは変更なしのようです(三井住友VISAカードも変更されたので、変更は時間の問題でしょうが)。トラストクラブVISAプラチナカードはダイナースに準じて利用制限がかかります(同じ三井住友トラストグループ発行なのでややこしい)。

日本発行カードの制限

さらに、今後影響が出てきそうな展開があります。

2024年10月から、佐賀空港の「Premium Lounge さがのがら。」と米子空港(美保飛行場)の「LOUNGE DAISEN」がプライオリティ・パスの対象ラウンジになっていますが、日本発行のプライオリティ・パスは除外されています。

これらはクレジットカードでも利用可能なカードラウンジなので、2024年秋時点で私たちに大きな影響はありません。

「日本発行のプライオリティ・パスは対象外」ということが意味するのは以下の2つです。

①プライオリティ・パスを運営するコリンソングループの考え方として、自国の国内旅行でのプライオリティ・パス利用は積極的に推奨していない
②プライオリティ・パスの運営側がプライオリティ・パスの発行元を国内/海外と区別することが技術的に可能である。

今後、日本各地のラウンジやサービス店舗で、日本発行のプライオリティ・パスで利用できなくなる可能性があります。国内線はクレジットカードラウンジ、国際線はプライオリティ・パスラウンジと、区別されていくかもしれません。

結果的に、私たちが国内線ラウンジ(あるいはプライオリティ・パス対象店舗)で受けられるサービス享受レベルが低下する(あるいは無くなる)可能性があります。

まとめ

2025年8月1日に実施されたプライオリティ・パスの利用制限に関する速報でした。対象施設が増える一方で、利用制限も増えています。プライオリティ・パス利用時には事前に利用可能か十分確認しましょう。いざ使おうとして使えなかったら、かなりがっかりきますからね。

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