【プライオリティ・パス】新千歳空港 国際線ターミナル「Cafe Sky Library(カフェスカイライブラリー)」 プライオリティ・パスの利用できるレストラン

はじめに

今回、新千歳空港(札幌)国際線ターミナルにあるプライオリティ・パスが利用可能なレストラン「Cafe Sky Library(カフェスカイライブラリー)」を紹介させていただきます。

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レストラン「Cafe Sky Library(カフェスカイライブラリー)」 概要とアクセス

レストラン「Cafe Sky Library(カフェスカイライブラリー)」は新千歳空港の国際線ターミナル4階「ポルトムインターナショナル北海道」という宿泊施設内にあります。2025年8月からプライオリティ・パスの対象レストランになっています(国内線・国際線両方の出発時に利用可能)。国内線のフライトに搭乗予定でも利用可能なのはありがたいですね。なお、到着時は利用不可になっています。

温泉やSPAなどを備えたエアポートホテル内の施設であり、飲食施設(カフェ)なのですが、プライオリティ・パス公式サイト上ではラウンジ扱いになっています。日本のクレジットカードに付帯するプライオリティ・パスは「ラウンジ」だとほとんどの場合で利用可能ですが、「お食事」や「リフレッシュ」などのサービス施設は対象外になるケースが多いです。こちらの施設はラウンジ扱いなので、多くのプライオリティ・パスで利用可能です。楽天プレミアムカードのように年会費の安いカードに付帯するプライオリティ・パスでも利用できます。

運営時間 11:00~17:00 席44席 最終受付15:00

私の海外空港・ラウンジ訪問記 一覧はこちら↓

店舗へのアクセス

店舗のあるポルトムインターナショナル北海道は2020年2月オープンの空港内ホテルです。国際線ターミナルのチェックインカウンターや保安検査場のあるフロア(3階)からエスカレータで4階に上がればすぐにアクセスできます。

ただし、国際線ターミナル自体が国内線ターミナルやJR新千歳空港駅から10分程度歩く必要があるので、国内線利用者は時間に余裕をもって利用する必要があります。ターミナル間の渡り廊下は2階と3階がありますが、動く歩道のある2階を利用した方が楽です。

国際線ターミナル3階のチェックインフロアに入り、すぐに左に曲がります。

広いエリアをまっすぐ進みます。

正面の上方にカフェが見えます。こちらが目的とする「Cafe Sky Library」になります。右手に昇りエスカレータが見えるので、上に昇りましょう。

エスカレータを昇ると、左手が目的のCafe Sky Libraryで、右がホテルの入り口です。Cafe Sky Libraryはホテルの運営するカフェラウンジのような位置づけです。

写真は11時前に撮影したもので、カフェの入り口は閉まっています。開店11時の時点で私以外いらっしゃいませんでした。

プライオリティ・パスのシステムのをおさらい

こちらの施設はプライオリティ・パスの対象施設です。国際線・国内線に関わらず、搭乗前あるいは搭乗後に利用可能です。

プライオリティ・パスを持っていると、飛行機の搭乗券がある場合に限り、空港にある提携ラウンジを使用できます。そのパスは無条件に手に入るものではありません。正式に発行する場合は、年会費が発生します。

年間優待回数 年会費 本人利用料金 同伴者料金
プレステージ会員 制限なく無料 469USドル 無料 35USドル
スタンダードプラス会員 10回まで無料 329USドル 35USドル 35USドル
スタンダード会員 なし 99USドル 35USドル 35USドル

提携ラウンジはプライオリティ・パス社が運営しているわけではありません。ラウンジによってはプライオリティ・パスがなくても有料で入場できる場合があります。

以前は利用料が27USドルだったので、円高だったこともありスタンダード会員でもややお得でした。2018年に32USドル、2023年に35USドルと価格改定され、プライオリティ・パスを利用しないで通常料金にした方がお得な場合が多くなっています。

ただし、プレステージ会員は本人利用料が不要なので、特に2022年以降の物価高や円安に伴い、プライオリティ・パスの有益性は上昇しています。

とはいえ、元を取ろうと思えば、海外旅行してかなりの回数ラウンジに入室しないとだめです。上のいずれの会員であっても、元をとるのは難しいかもしれません。

プライオリティ・パスで入室できるラウンジは、ほとんどがビジネスクラス用航空会社ラウンジと同等と考えられます。ファーストクラスラウンジ並みの上品さやサービスは期待できませんが、フードサービスやアルコールを含むドリンクサービス、シャワーサービス、WiFiサービスなどが期待できます(サービス内容はラウンジによります)。

プライオリティ・パスが利用できるラウンジは世界で1000カ所以上とされています。かならずしも国際線に乗る場合だけしか使えないわけではありません。国内線でも利用可能なラウンジがあります。

2025年12月現在、日本の国内でもプライオリティ・パスで利用可能なラウンジは以下の通りです。リンク先は実際に訪問した体験記になっています。

新千歳空港
国際線ターミナル
保安検査前
一般エリア
Cafe Sky Library
成田空港
第1ターミナル
保安検査前
一般エリア
IASS Executive Lounge1(※3)
肉料理 やきすき やんま(※1)
国際線
出国後エリア
I.A.S.S SUPERIOR LOUNGE 希和 -NOA-
Japanese Grill & Craft Beer TATSU(※1)
成田空港
第2ターミナル
保安検査前
一般エリア
IASS Executive Lounge2(※3)
ターミナル前 ナインアワーズ(※2)
国際線
出国後エリア
I.A.S.S SUPERIOR LOUNGE 虚空 -KoCoo-
鉄板焼 道頓堀 くり田(※1)
成田空港
第3ターミナル
保安検査前
一般エリア
ぼてぢゅう屋台(※1)
羽田空港
第1ターミナル
保安検査前
一般エリア
Power Lounge Central (※3)
注意:上記ラウンジは海外発行のプライオリティ・パスのみ対象
足湯カフェ&ボディケアLUCK(※2)

国内線
保安検査後
Power Lounge South (※3)
Power Lounge North (※3)
注意:海外発行のプライオリティ・パスのみ対象
羽田空港
第2ターミナル


保安検査前
一般エリア
Power Lounge Central (※3)
注意:海外発行のプライオリティ・パスのみ対象
国内線
保安検査後
Airport Lounge South (※3)
Power Lounge North (※3)
注意:海外発行のプライオリティ・パスのみ対象
国際線
出国後エリア
Power Lounge Premium
羽田空港
第3ターミナル
国際線
出国後エリア
TIATラウンジ
SKY LOUNGE SOUTH
羽田エアポートガーデン All Day Dining Grande Aile (※1)
Body Care LUCK(※2)
中部国際空港
第1ターミナル
保安検査前
一般エリア
くつろぎ処 SOLA SPA 風の湯(※2)
ぼてぢゅう(※1)
国際線
出国後エリア
UMIZEN SORAZEN (※1)
KALラウンジ
The Coral Finest Business Class Lounge
Plaza Premium Lounge
中部国際空港 FLIGHT OF DREAMS THE PIKE BREWING RESTAURANT & CRAFT BEER BAR (※1)
大阪伊丹空港 保安検査前
一般エリア
大阪エアポートワイナリー(※1)
関西国際空港
第1ターミナル


国内線
保安検査後
ぼてぢゅう1946・Japan Traveling Restaurant by BOTEJYU (※1)
国際線
出国後エリア
カードラウンジ六甲(※3)、アネックス六甲(※3)、カードラウンジ金剛(※3)
関西国際空港 エアロプラザ KIXエアポート カフェラウンジ NODOKA
米子空港
(美保飛行場)
保安検査前
一般エリア
LOUNGE DAISEN
注意:海外発行のプライオリティ・パスのみ対象
福岡空港国際線
ターミナル
国際線
出国後エリア
KALラウンジ
ラウンジ福岡
佐賀空港 保安検査前
一般エリア
Premium Lounge さがのがら。
注意:海外発行のプライオリティ・パスのみ対象
鹿児島空港 保安検査前
一般エリア
ボディケアLUCK(※2)

※1:レストラン店舗 ※2:その他サービス店舗 ※3:カードラウンジ相当

2025年以降、国内線到着時にレストラン店舗での利用はできなくなりました。

レストラン店舗では3,400円分相当のセットメニューや会計割引が実施されます。サービス店舗はシャワーや入浴など、飲食以外のサービス店舗です。

ラウンジ以外のサービス店舗(レストラン・リフレッシュなど)ではアメックス・プロパーカード、MUFGカード、JCB、ダイナース、トラストクラブ、楽天カード、三井住友VISAカードによるプライオリティ・パスは原則利用できません。

成田空港のIASS Executive Loungeなどは、本来カードラウンジです。日本国内発行の多くのゴールドカード提示でも利用できます。プライオリティ・パスの対象となることで、訪日客も利用可能になっています。

カードラウンジをプライオリティ・パスで利用する場合、契約状況によってはかなり高くつくことがあります(スタンダード会員など都度払いが必要なケースなど)。

Cafe Sky Libraryで、プライオリティ・パスの利用方法

プライオリティ・パスと出発の確定した搭乗券が必要です。到着便では利用できませんが、国際線だけでなく国内線でも利用可能です。新千歳空港で唯一のプライオリティ・パス対象施設であり、ラウンジ扱いの施設なのでかなり有用と言えます。

「到着便で利用不可」はプライオリティ・パス公式HPでは明確に書かれていませんが、店舗内の利用規定に書かれています。

最長2時間まで滞在可能となっていますが、厳密に時間をチェックしているわけではなさそうです。カード所持者だけでなく2名まで同伴可能(もちろん同伴者料金が必要)になっています。6歳未満は無料ですが、大人とお食事をシェアする形になります。

中に入ります。チケットとプライオリティ・パスを確認して中に案内されます。

内部はプライオリティ・パス用エリアと有償利用者の一般カフェエリアに区画分けされています。

席にはUSB充電ポートとコンセントが設置されています(全席にあるわけではないのでご注意ください)。

提供されるお食事は、セットメニュー(カツサンド)とサッポロビール(350mL缶1本)、ソフトドリンクおよびワインのフリーフロー、デザートのビュッフェになります。

こちらはカツサンド(1人前)です。

ビュッフェとなるミニケーキは3種類です。

ソフトドリンクはサーバーでの提供です。エスプレッソマシンもあります。

ワイン(赤・白)はマルキ・ド・ボーラン カベルネ・ソーヴィニヨン(Marquis de Beau Rond Cabernet Sauvignon)とマルキ・ド・ボーラン シャルドネ(Marquis de Beau Rond Chardonnay)が用意されていました。ネットで購入すると、それぞれ1本1,000~1,200円くらいです。

缶ビールは1人1本提供されます。こんな感じでいただきました。

国内線ターミナルまで距離があるので、国内線利用時は出発時間に気を付けて利用する必要があります。それもあってか意外に利用者は少なく、静かでゆったりとした空間を楽しめました。これからのウインターシーズンにおすすめのスポットになります。

まとめ

2025年に訪問した、新千歳空港(札幌)国際線ターミナルにあるプライオリティ・パスが利用可能なレストラン「Cafe Sky Library(カフェスカイライブラリー)」を紹介させていただきました。

プライオリティ・パスで利用できるため、クレジットカードに附帯しているカードを所持している方なら、無料でお食事を楽しめます。ラウンジ扱いなので、日本で発行されているほとんどのプライオリティ・パスで利用可能です。

新千歳空港で唯一のプライオリティ・パス対象ラウンジなので重宝しますが、国際線エリアにあるので国内線利用時は時間に注意が必要です。保安検査場の通過などを考慮すると、繁忙期はフライト出発の1時間前には離れた方がよさそうです(繁忙期の新千歳空港保安検査場はかなり混雑します)。

国内の空港で国内線利用客がプライオリティ・パス対象施設をラウンジ扱いで利用できるのは稀有な存在です(大阪関西空港のKIXエアポート カフェラウンジ NODOKAくらいでしょうか)。時間に余裕があれば利用しないともったいないかもしれませんね。

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