【空港ラウンジ体験記】成田国際空港 第1ターミナル 肉料理 やきすき やんま プライオリティ・パスで利用可能 上質なやきすきをいただきました

はじめに

今回紹介するのは、日本の玄関口、成田国際空港の第1ターミナルにある「肉料理 やきすき やんま」です。第1ターミナルは国内線ではANAやピーチ、国際線ではスターアライアンス系が主に就航しています。

肉料理 やきすき やんまは4階の国際線チェックインカウンターがあるフロアの、中央部レストラン・ショッピング街にあるレストランです。出国前・保安検査前エリアなので、国内線・国際線ともに出発前・到着後に利用可能です。

2024年6月からプライオリティ・パス対象のメニュー(セットメニュー)が提供開始になっています。

プライオリティ・パスとは、イギリスのプライオリティ・パス社が運営する空港ラウンジ利用システムとそのカードを指します。プライオリティ・パスのカードがあれば、世界中の提携ラウンジを使用することができます。

私の国内空港・ラウンジ訪問記 一覧はこちら↓

店舗のアクセス

店舗は第1ターミナル4階にあります。

4階は国際線チェックインカウンターが並ぶフロアです。

南北ウイングの間にある中央ビルのショッピングエリア内にあります。真ん中のエスカレータの脇を奥に進みます。

ひたすら進みます。

突き当りやや左手側に店舗があります。

プライオリティ・パスのシステムのをおさらい

プライオリティ・パスを持っていると、飛行機の搭乗券がある場合に限り、空港にある提携ラウンジを使用できます。そのパスは無条件に手に入るものではありません。正式に発行する場合は、年会費が発生します。

年間優待回数 年会費 本人利用料金 同伴者料金
プレステージ会員 制限なく無料 469USドル 無料 35USドル
スタンダードプラス会員 10回まで無料 329USドル 35USドル 35USドル
スタンダード会員 なし 99USドル 35USドル 35USドル

提携ラウンジはプライオリティ・パス社が運営しているわけではありません。ラウンジによってはプライオリティ・パスがなくても有料で入場できる場合があります。

以前は利用料が27USドルだったので、スタンダード会員でもややお得でした。2018年に32USドル、2023年に35USドルされたので、プライオリティ・パスを利用しないで通常料金にした方がお得な場合が多くなっています。

ただし、プレステージ会員は本人利用料が不要なので、特に2022年以降の物価高や円安に伴い、プライオリティ・パスの有益性は上昇しています。

とはいえ、元を取ろうと思えば、海外旅行してかなりの回数ラウンジに入室しないとだめです。上のいずれの会員であっても、元をとるのは難しいかもしれません。

プライオリティ・パスで入室できるラウンジは、ほとんどがビジネスクラス用航空会社ラウンジと同等と考えられます。ファーストクラスラウンジ並みの上品さやサービスは期待できませんが、フードサービスやアルコールを含むドリンクサービス、シャワーサービス、WiFiサービスなどが期待できます(サービス内容はラウンジによります)。

プライオリティ・パスが利用できるラウンジは世界で1000カ所以上とされています。かならずしも国際線に乗る場合だけしか使えないわけではありません。国内線でも利用可能なラウンジがあります。

2024年11月現在、日本の国内でもプライオリティ・パスで利用可能なラウンジは以下の通りです。リンク先は実際に訪問した体験記になっています。

成田空港
第1ターミナル
保安検査前
一般エリア
IASS Executive Lounge1(※3)
肉料理 やきすき やんま(※1)
国際線
出国後エリア
I.A.S.S SUPERIOR LOUNGE 希和 -NOA-
Japanese Grill & Craft Beer TATSU(※1)
成田空港
第2ターミナル
保安検査前
一般エリア
IASS Executive Lounge2(※3)
ターミナル前 ナインアワーズ(※2)
国際線
出国後エリア
I.A.S.S SUPERIOR LOUNGE 虚空 -KoCoo-
鉄板焼 道頓堀 くり田(※1)
成田空港
第3ターミナル
保安検査前
一般エリア
ぼてぢゅう屋台(※1)
羽田空港
第1ターミナル
保安検査前
一般エリア
足湯カフェ&ボディケアLUCK(※2)
Power Lounge Central(※3)
国内線
保安検査後
Power Lounge South(※3)
Power Lounge North(※3)
羽田空港
第2ターミナル
保安検査前
一般エリア
Power Lounge Central(※3)
国内線
保安検査後
Airport Lounge South(※3)
Power Lounge North(※3)
羽田空港
第3ターミナル
国際線
出国後エリア
TIATラウンジ
SKY LOUNGE SOUTH<リンク先は改修前>
羽田エアポートガーデン All Day Dining Grande Aile(※1)
中部国際空港
第1ターミナル
保安検査前
一般エリア
くつろぎ処 SOLA SPA 風の湯(※2)
ぼてぢゅう(※1)
国際線
出国後エリア
UMIZEN SORAZEN(※1)
KALラウンジ
Centraiar Global Lounge
Plaza Premium Lounge
中部国際空港 FLIGHT OF DREAMS THE PIKE BREWING RESTAURANT & CRAFT BEER BAR(※1)
大阪伊丹空港 保安検査前
一般エリア
大阪エアポートワイナリー(※1)
関西国際空港
第1ターミナル


国内線
保安検査後
ぼてぢゅう1946・Japan Traveling Restaurant by BOTEJYU(※1)
国際線
出国後エリア
カードラウンジ六甲(※3)、アネックス六甲(※3)、カードラウンジ金剛(※3)
ANAラウンジ(2024年11月末まで)
関西国際空港 エアロプラザ KIXエアポート カフェラウンジ NODOKA
米子空港
(美保飛行場)
保安検査前
一般エリア
LOUNGE DAISEN
注意:海外発行のプライオリティ・パスのみ対象
福岡空港国際線
ターミナル
国際線
出国後エリア
KALラウンジ
ラウンジ福岡
佐賀空港 保安検査前
一般エリア
Premium Lounge さがのがら。
注意:海外発行のプライオリティ・パスのみ対象
鹿児島空港 保安検査前
一般エリア
ボディケアLUCK(※2)

※1:レストラン店舗 ※2:その他サービス店舗 ※3:カードラウンジ相当

レストラン店舗では3,400円分相当のセットメニューや会計割引が実施されます。サービス店舗はシャワーや入浴など、飲食以外のサービス店舗です。

ラウンジ以外のサービス店舗ではアメックス・プロパーカードによるプライオリティ・パスは原則利用できません。MUFGカードの発行分は2024年10月1日以降、JCB発行分は2024年10月31日20:00時以降、利用できなくなります。
※正確にいうと、利用できますが有料になります。

成田空港のIASS Executive Loungeなどは、本来カードラウンジです。日本国内発行の多くのゴールドカード提示でも利用できます。プライオリティ・パスの対象となることで、訪日客も利用可能になっています。

カードラウンジをプライオリティ・パスで利用する場合、契約状況によってはかなり高くつくことがあります(スタンダード会員など都度払いが必要なケースなど)。

一般エリアの場合、原則的に到着便でも利用可能です。関西空港のぼてぢゅう1946は、国内線到着便でも利用可能です。

今回、プライオリティ・パスで「肉料理 やきすき やんま」を利用してきたので報告させていただきます。

「肉料理 やきすき やんま」でプライオリティ・パスを利用してみました

肉料理 やきすき やんま
運営時間 10:00~20:00
※ただしプライオリティ・パスで利用可能なのは12:00~17:00まで

場所 成田空港第1ターミナル4階 保安検査場通過前 ショッピングエリア

成田空港第1ターミナルにある「肉料理 やきすき やんま」はプライオリティ・パスで利用可能です。和牛のやきすきをメインに提供している店舗です。

店舗はテーブルオーダー式のレストランです。私の訪問時は、ピーク時間を外していたこともあり、席数に余裕がありました。

プライオリティ・パスで利用可能メニューは1つだけです。和牛本日のお任せ肉・4種 4,000円の廉価版だと思われます。内容はかなり似ています。スープ、デザートも付いてます。飲み物は別料金です。

食べ方を見て、エプロンをつけて提供をまちます。フードの提供はかなり早いです。5分くらいだったかな。

店員さんがお肉の乗った鉄板にたれを注いでくれます。醤油の香ばしい匂いがたまりません。普段はカジュアルな食べ放題すき焼き/しゃぶしゃぶしか食べないので、こういった上質な肉を食べる機会をいただけるのはいいですね。

日本でプライオリティ・パスを利用する場合、提供されるサービスが3,400円を超えるかどうかで価値が見合っているかどうか評価できます。このセットは3,400円の価値はありそうです。有料会員(スタンダード会員)の場合は、本当にお得か考えてから利用したほうがいいです。

店舗は第1ターミナルの保安検査場通過前のエリアにあります。そのため、こちらのレストランは到着便を利用した方も入店可能です。他のターミナル発着の方も利用可能だと思われますが、移動の手間を考えると少々面倒です。

プライオリティ・パスは飛行機に乗る方用の優待カードなので、搭乗券が必要なのはあたりまえです。プライオリティ・パスは、名義の記載がある方のみを対象とするのが原則です。

当日に成田空港の出発便に搭乗予定の方あるいは到着便に搭乗した方

2024年現在、搭乗券の提示が必要です。予約券(予約確認書などの用紙)では利用できません。eチケットの場合、スマートホンでチェックイン後であることを証明する画面の提示が必要です。

あくまで想像ですが、キャンセル可能なチケットや偽造の予約確認書などによる利用を防止するためだと思われます。

第1ターミナルを発着するピーチ便は、公式には出発の90分前からチェックイン可能なので利用できそうですが、店舗と国内線エリアが離れているので少々時間がタイトです。

シェア不可(7歳未満を除く)/同伴者への提供は可能

同じ成田空港のぼてぢゅう屋台と異なり、同伴者も同じカードで申告することで提供可能です(2名まで)。もちろん利用した人数分の請求が発生します。7歳未満はシェア可能です。

専用セットメニューのみ対象

こちらの肉料理 やきすき やんまで注文可能なのは専用セットメニュー1択です。

同一名義の複数枚のプライオリティ・パスの使用不可

同じ名義のプライオリティ・パスを複数枚使用することはできません

利用後6時間以内に再利用不可

同じ店舗で6時間以内に2回利用できません。フライト乗継で利用する場合、到着便名と出発便名で2回利用することができないということです。この店舗は利用可能時間が12:00~17:00なので、2回利用することは実質不可と考えます。

スポンサーリンク


まとめ

成田空港第1ターミナルにある「肉料理 やきすき やんま」はプライオリティ・パスで利用可能です。テーブルレストランですが、注文後の提供スピードが早いので、気軽に利用可能です。

成田空港はLCC便が多く、第1ターミナルはピーチ便が発着します。出発前に利用するのは時間的になかなかハードですが(無理ではないです)、到着時に利用するなら余裕を持って利用できます。

私は関西在住なので、ピーチ便でこちらの店舗を利用する機会がありそうですが、成田ー関西路線は本数がかなり削減されていて、早朝と夜便だけになっています。利用時間が10~17時なので、ちょっと利用が難しそうです。

メニューが固定していることが欠点ですが、クレジットカード附帯のプライオリティ・パス所持者にとっては非常にお得なサービスだと思います。ケース次第では、飛行機代より浮いた食費の方が高くなりますよ。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする