前回までの準備段階で、ようやく世界一周航空券を購入しました。あとはe-チケットをプリントアウトすれば、飛行機に搭乗可能です。
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プライオリティ・パスを手に入れる
今回の世界一周旅行、2分割することにしています。ファーストクラスで旅行していると、保安検査場や入出国審査、ラウンジなどで優遇措置を受けられますが、エコノミークラスだと受けられません。旅行を分割するにあたって、海外発券で日本に帰る飛行機はエコノミークラスで購入しています。これ以上、お金をかけるわけにはいきませんからね。それでも、できるだけ快適に旅行をしたいので、その方法を考えなくてはなりません。
保安検査場を優先的にパスする方法はありません。入出国審査は、香港やヘルシンキなど、一部では自動化ゲートが導入されていますが、この時の私でなんとかなる方法はありませんでした。でもラウンジならなんとかなります。
ラウンジのメリットは、セキュリティエリア内にあって出発直前まで飲食をしながらくつろぐことができること。一部のプレミアムエコノミー搭乗者やビジネスクラス以上に搭乗する場合には、ラウンジ入場権を付与されることがあります。
それ以外のラウンジ入場方法で、一番正攻法なのは航空会社の上級会員になること。今回私は上級会員を目指して(それだけじゃありませんが)旅行しているのですから、今回の旅行の前に上級会員を取得するなんて、本末転倒で現実的ではありません。
で、現実的で唯一の手段が「プライオリティ・パス」の発行です。プライオリティ・パスの詳しい解説は、後日解説編で書かせていただきますが、簡単にいうと、空港のラウンジに入れるカードです。プライオリティ・パスと契約しているラウンジ限定で、ほぼビジネスクラス用ラウンジに該当します。
プライオリティ・パスは直接加入することも可能ですが、年4万円相当かかりますので、私のような庶民は裏道を探さなくてはなりません。クレジットカード契約でプライオリティ・パスを発行してくれる会社がありますから、そういったカードを選ぶのが現実的です。
私の場合、JALカード加入が必要でしたから、その際にプライオリティ・パスを発行していただけるカードを選択していました。JALカードの場合、プライオリティ・パスを発行しようと思えば、プラチナカード(MUFG系AMEXかJCB)を発行する必要があります。プラチナカードは入会審査とか年会費などにハードルがあるけど、JALカードのプラチナカードは他のプラチナカードに比べていずれもハードルが低いです。
それでも年会費が高いですが、クレジットカードの場合はプライオリティ・パス単体と比較して、いろんな特典が加わります。マイル獲得に関しても優遇されるので、コストパフォーマンスを考えるとOKでしょう(航空券購入時に多少裏切られましたが)。これで、エコノミークラス搭乗時にもラウンジに入ることができます(ただし、ほぼ国際線に限ります)。
2023年11月現在、日本の国内でもプライオリティ・パスで利用可能なラウンジは以下の通りです。
成田空港第1ターミナル | IASS Executive Lounge1、I.A.S.S SUPERIOR LOUNGE 希和 -NOA- |
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成田空港第2ターミナル | IASS Executive Lounge2、鉄板焼 道頓堀 くり田、ナインアワーズ、I.A.S.S SUPERIOR LOUNGE 虚空 -KoCoo- |
成田空港第3ターミナル | ぼてぢゅう屋台 |
羽田空港第1ターミナル | Power Lounge Central、Power Lounge South、Power Lounge North |
羽田空港第2ターミナル | Power Lounge Central、Airport Lounge South、Power Lounge North |
羽田空港第3ターミナル | TIATラウンジ |
中部セントレア空港 | くつろぎ処、ぼてぢゅう、THE PIKE BREWING RESTAURANT & CRAFT BEER BAR、UMIZEN SORAZEN、KALラウンジ、Centraiar Global Lounge、Plaza Premium Lounge |
関西空港第1ターミナル | ぼてぢゅう1946、Japan Traveling Restaurant by BOTEJYU カードラウンジ六甲、アネックス六甲、カードラウンジ金剛、ANAラウンジ(国際線)、KIXエアポート カフェラウンジ NODOKA |
福岡空港 | KALラウンジ |
上記のうち、青字のラウンジは国内線保安検査通過後エリアに、赤字のラウンジは出国後エリアにあります。
成田空港のIASS Executive Loungeはカードラウンジ相当なので、同伴者ありの場合はクレジットカード(ほとんどの会社のゴールドカード以上ならOK)提示でも無料で入れます。プライオリティ・パスのスタンダード会員など入場料が発生する場合は、プライオリティ・パスを使用せずに直接入場料を払った方が安くつきます。
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