【プライオリティ・パス】名古屋セントレア空港第1ターミナル SOLA SPA 風の湯 体験記 プライオリティ・パスの利用できる温浴施設

はじめに

2023年に名古屋セントレア空港を訪問しました。その際に利用させていただきました温浴施設「SOLA SPA 風の湯」を紹介させていただきます。

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温浴施設「SOLA SPA 風の湯」とは

温浴施設「SOLA SPA 風の湯」は愛知県・名古屋セントレア空港第1ターミナルビル4階ショッピングフロア(国内線側)にあります。飛行機や電車で向かえば間違えずに到着すると思います。保安検査場通過前のエリアにあるので、国内線・国際線を問わず、出発・到着時を問わず利用可能です。

電車で空港に向かうと、空港駅はアクセスプラザという施設に直結します。アクセスプラザに直結する第1ターミナルに向うと、チェックインフロア/出発フロアとなる3階に出ます。

あらかじめ書いておきますが、天然温泉ではありませんし、露天風呂もありません。

営業時間 10:00~21:00

利用料金(レンタルタオル付・税込)
大人(中学生以上) 1,500円
子供(小学生)    900円
幼児(3歳~未就学児) 600円
※タオル無しで200円引き 2歳以下無料

空港の優待カード「セントレアカード」の提示で入浴料300円割引になります。

近年、日本の空港で、温泉に入れる施設が増えてきます。羽田空港の「泉天空の湯 羽田空港」や新千歳空港の「新千歳空港温泉」などが有名です。滑走をを眺められる温浴施設はかなりレアです。

ちなみに、SOLA SPAは日本各地に温浴施設を展開するブランドで、新宿にもあるようです。

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温浴施設「SOLA SPA 風の湯」の利用方法

施設に入るとまず靴を脱ぎます。券売機で入浴チケットを購入し、シューズボックスキーとともに受付に提示して入場します。

受付でロッカーキーとレンタルタオル(フェイスタオルとバスタオルの2枚)を受け取ります。ロッカーキーは帰る際にシューズボックスキーと交換になります。プライオリティ・パス利用の場合は後で解説します。

浴室手前に脱衣場があります。当然ですが、カメラや携帯の持ち込みは禁止です。更衣室にはロッカーが用意されていて、手渡されたキーで利用します。更衣室内の設備はシンプルで、体重計、トイレ、給水機、洗面スペースは用意されていますが、洗面スペースはフェイスソープとドライヤーのみ備わっています(クシなし、カミソリなし)。

浴室はスーパー銭湯風になっていて、サウナ、電気風呂、水風呂、寝湯、シャワー、体を洗うスペースなどが設置されています。アメニティはPOLAでした。露天風呂はありませんが、国内線側駐機場を見下ろすことができる展望スペースが用意されています。

施設内にSANATIO SPAというアジアンスパやレストラン「お食事処 えびす」も用意されています。それぞれの場所で別々にお会計が必要です。

レストランは券売機で食券を購入し、食券を提示するとゲストレシーバーを渡されるので、用意できれば取りに行きます。食後に食器を返却するセルフサービスタイプになります。私は昼食時間帯に施設を訪問しましたが、空港内の多くのレストランで列ができているにも関わらず、こちらのえびすはずいぶん空きがあり、余裕を持って利用できました。

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プライオリティ・パスのシステムのをおさらい

こちらの施設はプライオリティ・パスの対象施設です。国際線・国内線に関わらず、搭乗前あるいは搭乗後に利用可能です。

プライオリティ・パスを持っていると、飛行機の搭乗券がある場合に限り、空港にある提携ラウンジを使用できます。そのパスは無条件に手に入るものではありません。正式に発行する場合は、年会費が発生します。

年間優待回数 年会費 本人利用料金 同伴者料金
プレステージ会員 制限なく無料 469USドル 無料 35USドル
スタンダードプラス会員 10回まで無料 329USドル 35USドル 35USドル
スタンダード会員 なし 99USドル 35USドル 35USドル

提携ラウンジはプライオリティ・パス社が運営しているわけではありません。ラウンジによってはプライオリティ・パスがなくても有料で入場できる場合があります。

以前は利用料が27USドルだったので、スタンダード会員でもややお得でした。2018年に32USドル、2023年に35USドルと価格改定されたので、プライオリティ・パスを利用しないで通常料金にした方がお得な場合が多くなっています。

ただし、プレステージ会員は本人利用料が不要なので、特に2022年以降の物価高や円安に伴い、プライオリティ・パスの有益性は上昇しています。

とはいえ、元を取ろうと思えば、海外旅行してかなりの回数ラウンジに入室しないとだめです。上のいずれの会員であっても、元をとるのは難しいかもしれません。

プライオリティ・パスで入室できるラウンジは、ほとんどがビジネスクラス用航空会社ラウンジと同等と考えられます。ファーストクラスラウンジ並みの上品さやサービスは期待できませんが、フードサービスやアルコールを含むドリンクサービス、シャワーサービス、WiFiサービスなどが期待できます(サービス内容はラウンジによります)。

プライオリティ・パスが利用できるラウンジは世界で1000カ所以上とされています。かならずしも国際線に乗る場合だけしか使えないわけではありません。国内線でも利用可能なラウンジがあります。

2024年11月現在、日本の国内でもプライオリティ・パスで利用可能なラウンジは以下の通りです。リンク先は実際に訪問した体験記になっています。

成田空港
第1ターミナル
保安検査前
一般エリア
IASS Executive Lounge1(※3)
肉料理 やきすき やんま(※1)
国際線
出国後エリア
I.A.S.S SUPERIOR LOUNGE 希和 -NOA-
Japanese Grill & Craft Beer TATSU(※1)
成田空港
第2ターミナル
保安検査前
一般エリア
IASS Executive Lounge2(※3)
ターミナル前 ナインアワーズ(※2)
国際線
出国後エリア
I.A.S.S SUPERIOR LOUNGE 虚空 -KoCoo-
鉄板焼 道頓堀 くり田(※1)
成田空港
第3ターミナル
保安検査前
一般エリア
ぼてぢゅう屋台(※1)
羽田空港
第1ターミナル
保安検査前
一般エリア
足湯カフェ&ボディケアLUCK(※2)
Power Lounge Central(※3)
国内線
保安検査後
Power Lounge South(※3)
Power Lounge North(※3)
羽田空港
第2ターミナル
保安検査前
一般エリア
Power Lounge Central(※3)
国内線
保安検査後
Airport Lounge South(※3)
Power Lounge North(※3)
羽田空港
第3ターミナル
国際線
出国後エリア
TIATラウンジ
SKY LOUNGE SOUTH<リンク先は改修前>
羽田エアポートガーデン All Day Dining Grande Aile(※1)
中部国際空港
第1ターミナル
保安検査前
一般エリア
くつろぎ処 SOLA SPA 風の湯(※2)
ぼてぢゅう(※1)
国際線
出国後エリア
UMIZEN SORAZEN(※1)
KALラウンジ
Centraiar Global Lounge
Plaza Premium Lounge
中部国際空港 FLIGHT OF DREAMS THE PIKE BREWING RESTAURANT & CRAFT BEER BAR(※1)
大阪伊丹空港 保安検査前
一般エリア
大阪エアポートワイナリー(※1)
関西国際空港
第1ターミナル


国内線
保安検査後
ぼてぢゅう1946・Japan Traveling Restaurant by BOTEJYU(※1)
国際線
出国後エリア
カードラウンジ六甲(※3)、アネックス六甲(※3)、カードラウンジ金剛(※3)
ANAラウンジ(2024年11月末終了)
関西国際空港 エアロプラザ KIXエアポート カフェラウンジ NODOKA
米子空港
(美保飛行場)
保安検査前
一般エリア
LOUNGE DAISEN
注意:海外発行のプライオリティ・パスのみ対象
福岡空港国際線
ターミナル
国際線
出国後エリア
KALラウンジ
ラウンジ福岡
佐賀空港 保安検査前
一般エリア
Premium Lounge さがのがら。
注意:海外発行のプライオリティ・パスのみ対象
鹿児島空港 保安検査前
一般エリア
ボディケアLUCK(※2)

※1:レストラン店舗 ※2:その他サービス店舗 ※3:カードラウンジ相当

レストラン店舗では3,400円分相当のセットメニューや会計割引が実施されます。サービス店舗はシャワーや入浴など、飲食以外のサービス店舗です。

ラウンジ以外のサービス店舗ではアメックス・プロパーカードによるプライオリティ・パスは原則利用できません。MUFGカードの発行分は2024年10月1日以降、JCB発行分は2024年10月31日20:00時以降、利用できなくなります。
※正確にいうと、利用できますが有料になります。

成田空港のIASS Executive Loungeなどは、本来カードラウンジです。日本国内発行の多くのゴールドカード提示でも利用できます。プライオリティ・パスの対象となることで、訪日客も利用可能になっています。

カードラウンジをプライオリティ・パスで利用する場合、契約状況によってはかなり高くつくことがあります(スタンダード会員など都度払いが必要なケースなど)。

一般エリアの場合、原則的に到着便でも利用可能です。関西空港のぼてぢゅう1946は、国内線到着便でも利用可能です。

SOLA SPA 風の湯でプライオリティ・パスの利用する

「SOLA SPA 風の湯」は空港ラウンジではなく温浴施設ですが、プライオリティ・パスで利用可能です。保安検査場通過前のエリアにあるので、国内線・国際線を問わず、出発・到着時を問わず利用可能です。

プライオリティ・パスは最近このようなタイプの提携を増やしてきています。ただし、2019年8月以降、アメリカン・エクスプレスのプロパー発行カードに附帯するプライオリティ・パスでは、このような施設の利用ができなくなっています。

受付時に入浴チケットではなくプライオリティ・パスを提示すると、①SPA3,400円引き、②お食事+入浴(タオルレンタル付き)を2コースから希望をするものを選びます。

ちなみに、スパの価格ですが、

アロマボディ 30分 3,900円~
もみほぐし 30分 3,900円~
リフレクソロジー 30分 3,900円~
アロマボディ 60分 6,000円~

公式サイト<http://www.sana-spa.com/store/123/>からの引用

といった感じですから、どうしても3,400円以内にはおさまりません(スパの価格としては妥当だと思います)。

私はお食事+入浴を選択しました。お食事は、食券代わりのリストバンドを手渡されます。「お食事処 えびす」で、入浴前あるいは入浴後、どちらでもいただくことができます。

食事は、名古屋名物料理(味噌煮込みうどんと味噌カツのセット)あるいは韓国料理(石焼ビビンバと冷麺のセット)のメインを選択し、飲み物(ソフトドリンク+アイスクリームかアルコール)もいただけます。

私は名古屋料理をいただきました(あとで考えると、アイスクリームを忘れられてるみたいです)。注文してから出来上がるまで10分くらい。私のほかにだれも注文していない状態でそれですから、ある程度時間に余裕をもって利用しましょう。先に食事をしてから温泉に入るほうが、搭乗時間に焦らずに済みそうです。

既に書きましたが、お食事処はそれほど混雑しません。また、利用者の8割くらいがプライオリティ・パス利用者の印象です。

お食事メニューの選択肢は少ないですが、入浴とセットなのは大変魅力的です。セントレアにはシャワーが利用できるラウンジが無いので価値が高いと思います。

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まとめ

2023年に訪問した、名古屋セントレア空港の温浴施設「SOLA SPA 風の湯」の体験記です。プライオリティ・パスで利用できるため、クレジットカードに附帯しているカードを所持している方なら、無料で入浴とお食事を楽しめます。

セントレア空港では、SOLA SPA 風の湯の近くにぼてぢゅう(2023.10.4~)と、第2ターミナルの横にある「FLIGHT OF DREAMS」という施設に、「THE PIKE BREWING RESTAURANT & CRAFT BEER BAR」というプライオリティ・パスで利用可能なレストランがあります。後者は今回紹介している施設よりお食事が充実しているのですが、第1ターミナルからかなり遠いのが難点です(徒歩10分以上)。時間と状況に応じて使い分けましょう。

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